集まるワーカーの78%が物流経験者。休憩時間の活用と引き抜きで、生産性と定着率がアップした沖縄の物流センター

沖縄で複数の物流センターを運営している株式会社あんしんでもタイミーは活用されています。


今回は、株式会社あんしん 事業本部第三事業部部長であり、西原FDC兼西崎センターのセンター長を務める津波さんにタイミー導入の背景と効果を伺いました。

株式会社あんしん


繁忙期や急な欠員時に、作業の遅れや社員の残業が発生していた

ータイミー導入前の課題を教えてください。

これまで繁忙期や従業員の急な休みが発生した際に、現場で迅速に対応することが難しく作業の遅れが発生していました。欠員分は社員がカバーしていたため、残業時間が増えてしまっている状況でした。さまざまな求人媒体や派遣会社さんに依頼をしていたのですが、なかなか人手が集まらず困っていたんです。


ー 導入前の懸念点はありましたか?

一般の方と接点の少ない物流会社でも人が集まるのかという点で心配がありました。また普段パソコン業務が少なく、操作に不慣れな社員が新しいサービスを使いこなせるのかどうかが不安でした。

 

ータイミー導入の決め手を教えてください。

タイミーの営業担当とお会いし、サービスの仕組みを詳しく説明いただく中で、コンプライアンス的にも問題ないこと、そして何より募集の手順が簡単でパソコンの前に座る時間が少ない現場担当者もすぐに利用できたことが導入の決め手です。求人の掲載が無料ということもあり、安心してはじめることができました。
※タイミーは、求人を無料で掲載できる完全成果報酬型サービスです

ータイミーでは、どのような職種やお仕事で募集をされていますか?

ピッキングや積み下ろし、折りたたみコンテナの洗浄などをお願いしています。各地の物流センターで、合わせて1日あたり20名ほどのワーカーさんに働きに来てもらっていますが、驚いたのは物流経験者の人数の多さです。タイミーで来てくださったワーカーさんの約78%が物流経験者でした。経験者が多く来てくださるので、教育コストもあまり掛からず、みなさんテキパキと働いてくれるので非常に助かっています。

折りたたみコンテナの洗浄業務に関しては、これまで担当者がおらず気づいた従業員が空いた時間に対応する形を取っていました。しかし、その業務をタイミーのワーカーさんにまるごと任せることによって、適切なスキルを持つ従業員に適切な場所で働いてもらう柔軟な人材配置が可能になり、社員の残業時間も削減できました。


人手不足解消で生産性向上。「リピート→スカウト→引き抜き」の好循環で、従業員定着率がアップ

株式会社あんしん津波様

ータイミーを導入して効果が出たことを教えてください。

まず募集の手間や人材確保ができるかどうか不安な時間がなくなったことが大きいです。これまでは、求人媒体にしても派遣にしても募集をしてから待つ時間が本当に不安でしたが、タイミーは募集を出してから数分で人が集まるので気持ちがラクになりました。募集案件に対して実際に働きに来てくれた方の稼働率は95%と非常に高い数値を維持できているのも嬉しいポイントです。また従業員の休憩時間にタイミーの募集を入れることで、物流センターが常に稼働している状態をつくれるようになり、全体の生産性向上にも貢献しています。
※募集に対して実際にワーカーさんが働いた割合

そして何よりタイミーは、長期採用の面で非常に効果的でした。以前は、せっかく採用した人材も数日や1週間程度で辞めてしまうことがありました。しかし、タイミーで引き抜きして採用する方は、すでに仕事環境も雰囲気も知っている方たちばかりです。長く働き続けてくれるかどうかの指標として「採用から1ヶ月」を目安としているのですが、タイミーで引き抜くほぼ全ての方が1ヶ月を無事に超えて働き続けてくれています。

そういった意味では、従業員の定着率アップにも貢献してくれているサービスと言っても過言ではありません。定着率が上がったことで、従業員が辞めた際の引き継ぎコストや採用コストも大幅に改善されました。

 

ー タイミー導入を検討している企業は、まずどのように活用するのがおすすめでしょうか?

まずは定期的にやらなければいけない業務だが担当が決まっておらず、誰かが気を利かせてやってくれているいわゆるノンコア業務。私たちでいえば、折りたたみコンテナの洗浄などをタイミーのワーカーさんにお願いしてみるのがいいと思います。そこで小さくはじめて、現場の反応を見ながら、募集職種や仕事内容を増やしていくのがおすすめです。

さらにタイミーの管理画面では、ワーカーさんを「お気に入りリスト」でまとめることもできるため、その中からリピートして働きに来られたワーカーさんをスカウト、そして引き抜きをしています。「リピート」「スカウト」「無料の引き抜き」の好循環で、すでに10名ほど当社の従業員になってもらっているので、そのような使い方も良いと思います。

 

ー今後タイミーをどのように活用したいですか?

タイミーの利用がまだ進んでいない営業所もあるため、利用を増やしていき業務拡大していきたいです。そのためにもコア業務とノンコア業務の仕分け、そしてマニュアルの整備などを推進していければと考えています。

今後はますます人材確保が難しくなっていくと予想されます。タイミーの利用を通じて、様々な働き方を提供できるようになることで、スポットワーカーのみならず、多くの社員にとって働きやすい環境を整備して、誰にとっても働きやすい職場づくりを目指していきたいです。

取材協力:株式会社あんしん 
「お役立ちの心」をモットーに、沖縄に寄り添った物流サービスを展開。