有名フレンチレストランにおいても、タイミーは活用されています。今回は、上野駅の旧貴賓室を利用した内装でも広く知られている「ブラッスリーレカン」の現場支配人である川本さんにタイミー導入前の課題と導入による効果について伺いました。
ー タイミー導入前の課題を教えてください。
「ブラッスリーレカン」現場支配人 川本さん(以下:川本さん):固定で働いてくださる方を採用しようと求人媒体を利用していました。応募自体はあったのですが、当店の求める人物像とミスマッチが多い印象がありました。
支配人に就任してから採用面接をする機会が増えましたが、我々は飲食のプロではあるものの採用のプロではないため、当店に合う人材を面接で見極めるのは非常に難しいと感じていました。
それからしばらく経ち、学生アルバイトが卒業するタイミングで人員の補充を検討していた時に、タイミーの導入を考えはじめました。
ー導入にあたって懸念はありましたか?
川本さん:どのような場面でタイミーを活用できるのか、どこまで任せていいものか悩むこともありました。実は、私も数年前に働く側としてタイミーを利用したことがあったため、ワーカーさんがどれくらい活躍できるかは、お店側の受け入れ体制によると感じていました。だからこそ、どなたが働きに来てもいいようにマニュアル整備など準備を進めていきました。
ータイミーでは、どのような職種やお仕事を募集していますか?
川本さん:レストランサービス経験者限定で「ランナー(料理運搬)」、キッチン経験者限定で「調理補助」、そして「洗い場」のお仕事をお任せしています。想像していたよりも、積極的に動いてくださるワーカーさんが多く、スムーズにお店がまわりました。
特に、ゴールデンウィークなどの即戦力が欲しい時期には、お気に入り機能を使っています。特定のワーカーさんだけにお仕事をお願いできるので、忙しいタイミングにも重宝しています。ー実際にタイミーを利用してよかったことを教えてください。
川本さん:一番効果を感じているのは、安定した人材確保が実現したことでお店の予約席を最大限開放でき、売上がアップしたことです。
ブラッスリーレカンは、予約がメインのレストランです。そのため従業員が不足していると、対応できるお客様数も限られるため予約を絞って対応せざるを得ませんでした。しかし、タイミーを導入してからは予約を絞ることがなくなり、来客数は1.5倍に増えました。また業務の切り分けを明確にしたことで、既存スタッフのお客様と接する時間が増えて接客の質が上がり、お客様の満足度も高まっています。
レストランなどの飲食店は、手をかければかけるほどお客様に満足いただけると考えているため、業務の切り分けをして既存スタッフが注力すべき仕事に集中できる環境をつくれたのは、非常によかったです。ー当初課題に感じられていた採用面での変化はありましたか?
川本さん:働きぶりの良いワーカーさんが多かったため「求人媒体での掲載を辞めて、タイミー経由で人材をスカウトしよう」という方針に変えていきました。
実際に働きぶりを見ながら3名の方をタイミー経由で採用でき、一番求めていたランチの時間帯に入れる主婦・主夫層の方も採用することができました。店舗のスタッフからも「あの人をスカウトしてほしい」という申し出も多く、良い人材を確保できているため、採用に関わる広告宣伝費を半分に減らすことにも成功しました。
また、タイミーのワーカーさんを受け入れる際に業務の切り分けを明確にしたことで、新人スタッフが入った時のOJTマニュアルや店舗のオペレーションマニュアルをつくることができました。
ー今後のタイミーをどのように活用していきたいですか?
川本さん:タイミーから働きに来られる方は思っていた以上に豊富な経験をされている方が多い印象です。だからこそ、お任せできる仕事の幅ももっと広げられるのではないかと考えています。
ブラッスリーレカンの店舗に併設しているワインショップがあるのですが、ワインに詳しい方限定でショップ店員をお願いしても良さそうです。タイミーでは、これまでの求人媒体では見つからなかった知識や経験を持つ方との出会いがあるため、私たちも「今日はどんな方に出会えるのだろう」と楽しみにしています。取材協力:株式会社セーキ
フレンチレストラン『銀座レカン』や『ブラッスリー・レカン』をはじめとする飲食事業や、民間企業への給食事業など、多角的な事業を展開している。
© Timee Inc. All Rights Reserved.