業務を切り分け、土日ピーク時の回転率アップ。今後は、会社の価値観に合うスタッフを採用していきたい

鹿児島で有名なラーメン店の薩摩本流ラーメン「仏跳麺」を運営するさつま麺業株式会社でもタイミーは活用されています。

今回は、さつま麺業株式会社 会長の山下さんと「仏跳麺 笹貫バイパス店」の店長である谷山さんにタイミー導入の背景と効果、そしてこれからのタイミーの活用法について伺いました。


紹介でつないでいた学生アルバイトがコロナを機に減少。土日や夜の人手不足に悩んでいた。

ータイミー導入前の課題を教えてください。

山下会長:私たちさつま麺業は、昭和43年に開店して今では年間50万人のお客様がご来店されます。おかげさまで非常に繁盛しているのですが、人手を集めるのに苦労していました。

これまでは学生アルバイトを中心に同級生や後輩を紹介してもらい採用につなげていたのですが、新型コロナウイルス感染症の影響で学生アルバイト自体が減少。紹介の輪も途切れてしまったんです。それから店内ポスターや無料の求人媒体、ハローワークなどで求人を出してみたものの、土日や夜の時間帯は、集まりが悪く苦戦していました。そんな時にタイミーを紹介してもらい、掲載が無料ということもあり試してみました。

 

ー ここからは店舗でタイミーを利用している谷山店長に伺います。現在タイミーをどのように活用していますか?

谷山店長:土日のランチタイムと夜のピーク時にそれぞれ3時間ほど1〜2名の募集を出しています。仕事内容は、カウンター席・テーブル席のバッシング(食器の片付けや清掃)と洗い場での食器洗いです。みなさんテキパキ働いてくれるので、非常に助かっています。


ワーカーさんを受け入れる際に工夫していることはありますか?

谷山店長:働く前の説明や挨拶、そして業務終了後の挨拶は、必ず店長の私が対応するようにしています。ワーカーさんの中には初めてで緊張されている方もいるので、制服の受け渡しの際に軽くお話をして緊張をほぐしてあげるよう意識しています。退勤の対応は、次回もリピートして来てもらえるよう「ありがとう」と直接伝えています。

ー実際にリピーターになった方はいますか?

谷山店長:はい、まだタイミーを利用して1ヶ月ほどしか経っていないのですが、すでに50代の主婦さんや高校生がリピートして働いてくれています。

 

土日ピーク時の回転率アップに貢献。今後は引き抜きにも挑戦していきたい。

ータイミーを導入してよかったことを教えてください。

谷山店長:タイミーのワーカーさんにお願いしている業務はバッシングと洗い場なのですが、そこを専門に担当してくれる方がいるだけでお店のまわり方が驚くほどスムーズになりました。

これまでは人手不足もあり、多くのスタッフがマルチタスクで仕事をしていました。それが続くと、お待ちいただいているお客様をご案内したいが、まだバッシングが終わっていない。商品を提供したいが、必要なお皿や器が洗い場に溜まっているという状況が発生していました。

タイミーを導入してからは、スピードが必要な作業をワーカーさんにお任せすることでスムーズにお客様をご案内できるようになり、私たちも自分たちの持ち場に集中でき、土日ピーク時のお店の回転率が格段に上がり、売上にも寄与しています。


ー 今後どのようにタイミーを活用していきたいですか?

谷山店長:ゆくゆくは、リピーターで来てくれるワーカーさんの中で、会社の価値観に共感してくださる方の引き抜きに挑戦していきたいです。

私たちはお客様に喜んでもらうことを1番に考えて日々お店を営業しています。その中で会社で大事にしている価値観である「元気」「美味しい」「挑戦」「感謝」「喜ぶ喜ばせる」の頭文字をとり「GOCKY」と呼んでいます。

通常のアルバイト・パート採用でも「GOCKY」については研修で説明しているのですが、やはり合う人と合わない人がいらっしゃいます。働く側からしても、価値観を当社に合わせにいくのは大変でしょう。だとしたら、すでにワーカーさんとして働いてもらっていて会社が大切にしている価値観を共有できている方を引き抜いた方が、お互い良い結果になるのではないかと考えています。

取材協力:さつま麺業株式会社
昭和43年に「ラーメンさつま」を開店以来、麺一筋に努め、現在では南九州一円で和食レストラン「麺どころさつま」、水とお庭と石臼そば「がんこ庵」、薩摩本流ラーメン「仏跳麺」など7店舗を展開。