明海ゼミナールが講師10名の採用に成功!講師が他校舎のヘルプに行く体制も整い、エリア全体で講師不足を解消できた

「タイミーのワーカーさんには本当に助けられている。有名国立大学に通うワーカーさんが講師として来てくれることもあり、心強い」と語るのは、学習塾を運営する株式会社i-studioで教室責任者を務める安藤さんです。タイミー導入前の課題と導入による効果について伺いました。

明海ゼミナール大垣東校|立地の問題もあり慢性的な講師不足に悩んでいた

–はじめに、事業内容をお聞かせください。

教室責任者 安藤さん(以下、安藤さん):当社は、「明海ゼミナール」のフランチャイジーとして複数の校舎を運営しています。明海ゼミナールは、小中高校生を対象とした個別指導塾です。

この度タイミーを活用させていただいた大垣東校には、現在約80名の生徒がいます。講師の数は時期により変動しますが、10名から20名で全体の授業を行っていることが多いです。  

 

–タイミーを活用される前、どのような人材課題・採用課題がありましたか?

安藤さん:当校では、これまで塾講師専門の求人サイトを利用して講師の採用を行っていました。しかし、駅から離れた立地ということもあり、応募が思うように集まらず、講師が慢性的に不足している状況でした。

私としては、長期で働くという点も採用のハードルとなっていたように思います。応募が来るのは四半期に一度のペースであり、必要なタイミングで講師を柔軟に確保するのが難しかったですね。

そこで、まずは短期で稼働してもらえる講師を柔軟に探せる方法はないかと検討し、タイミーの活用を決めました。

 

–どのような経緯でタイミーを知りましたか?

安藤さん:実は私自身、副業としてタイミーを利用した経験がありました。そのとき、ワーカーの視点からタイミーの仕組みや便利さを実感していました。

ただ、講師を募集する立場として活用するとなると、「本当に当校に合ったワーカーさんが来てくれるのだろうか」という不安を感じました。講師という職種には、専門性やコミュニケーション能力が求められるためです。

そうした中で、タイミーの担当者から、募集文の書き方について細かくアドバイスをいただきました。求める人材を丁寧に記載することで、当校に合ったワーカーさんとマッチングできるようになり、当初の不安は解消されています。

 

 

講師として長く働いてくれるワーカーさんを募集|学力面で不安を感じることがなく、安心して授業を任せられる

教室責任者 安藤さん

–タイミーの実際の活用方法を教えてください

安藤さん:当校では2023年12月からタイミーを活用しています。当初は稼働してくれる期間を問わずに講師を募集していましたが、最近では「職場体験」という切り口での募集も試みています。特にこの春は、新大学1年生をターゲットにした募集を積極的に行いました。

当校の講師は大学生が中心で、最終的には大学を卒業して当校から離れてしまいます。今年も8名の講師が卒業しました。そのため、なるべく長く働いてもらえるように、新大学1年生の募集に力を入れています。

 

–どのようなワーカーさんがお仕事に来てくれましたか?

安藤さん:タイミーのワーカーさんには本当に助けられています。講師という仕事柄、一定の学力が求められますが、これまでに学力面で不安を感じるワーカーさんはいませんでした。

どのワーカーさんもコミュニケーション能力が高く、生徒との関わり方が自然で、安心して授業を任せられました。中には、有名国立大学に通っている方もいて、教室として非常に心強かったですね。

 

–OJTはどのように対応しましたか?

安藤さん:タイミーのワーカーさんの中には単発で働きに来られる方もいらっしゃるため、最初はサポート業務を任せています。具体的には、私自身が講師として授業を担当し、その間にワーカーさんにテストの採点をお願いしています。

ワーカーさんに授業を任せた際は、その日の対応の中で良かった点をしっかりフィードバックし、長期で働く意思があるかどうかを確認しています。長期で働いてくれる場合は正式に雇用し、他の講師と同様に当校のティーチングスタイルに慣れていってもらっています。  

出身大学などを確認した上で、十分な学力や適性があると判断した場合は、通常行っている講師向けの学力テストを省略することもあります。そのくらい信頼できるワーカーさんが多いと感じます。

 

–タイミーを活用して、これは便利だ!などと思ったポイントを教えてください。

安藤さん:タイミーを活用していて特に便利だと感じたのは、人材の流動性の高さです。当校のみならず、近隣の校舎にも講師不足に悩んでいるところがあります。

そのため、長期採用に応じてくれたワーカーさんの中に他の校舎の方が近い方がいた場合は、そちらの校舎での勤務を案内しています。このように、1つの校舎にとどまらず、複数の拠点での人材を柔軟に調整できる点が便利です。結果として、エリア全体での講師不足の解消にもつながっていると実感しています。

 

 

講師10名の採用に成功|当校がハブとなってエリア全体の講師不足を解消

–タイミーを導入してどのような変化がありましたか?

安藤さん:タイミーを通じて、これまでに10名の講師採用に成功し、長らく課題だった講師不足を解消することができました。

また、当校で採用した講師が他校舎のヘルプに行く体制も整っており、エリア全体で人材を柔軟に調整できるようになりました。その分、当校で一時的に空いたシフトには、タイミーのワーカーさんに入ってもらっています。こうした人的リソースの流動性の高さは、運営面における大きな強みです。

タイミーで採用した講師の中には、当校での仕事を2年近く続けてくれている方がいます。当校では通常、講師として独り立ちするまでに、「研修期間」として定めた10回の授業を乗り越えなければなりません。その研修を終え、今ではすっかり主力メンバーとして活躍してくれているので、非常に頼もしい存在です。

 

–予想していなかった副次的効果はありましたか?

安藤さん:これまでは、当校で学んでいた生徒がそのまま講師になるケースが多かったのですが、タイミーを利用するようになり、当校と接点のなかったワーカーさんが講師として来てくれるようになりました。  

これは教室にとって大きな刺激になっています。外部から新しい人材が加わることで、既存の講師陣が「自分たちももっと頑張ろう」と考えるようになり、全体のモチベーションアップにつながっているのです。教室全体の雰囲気がより前向きになってきているのを実感しています。

 

 

長期採用できる講師を探し続け、教室運営をより円滑にできる体制を整えたい

–今後の展望を教えてください。

安藤さん:これからもタイミーを通じて、長期的に働いてくれる講師との出会いを積極的に求めていきたいと思っています。長期採用に応じてくれた講師が当校の指導方法にスムーズに慣れることができるように、フォローの体制をさらに整えていくつもりです。

また、今後はチラシの折込作業や事務作業などもワーカーさんに任せていきたいと考えています。講師業務に限らず、塾運営に必要な業務全体で人手を柔軟に確保できるようになると、教室運営がより円滑になるはずです。

取材協力:株式会社i-studio

「明海ゼミナール」のフランチャイジーとして複数の校舎を運営。小学生・中学生・高校生を対象に、学校の授業のフォローから受験指導まで幅広く対応。