ITTO個別指導学院がタイミーを導入し講師の応募単価を20分の1に削減!冬期講習期間中に13名の講師と出会えた

「これまで卒業生から講師採用をすることが多かったが、新しい採用の形を見つけられた」と語るのは、学習塾を運営する株式会社フレンティで統括マネージャーを務める竹島さんです。タイミー導入前の課題と導入による効果について伺いました。

株式会社フレンティ 統括マネージャー 竹島さん


全国に90校舎の学習塾を展開するリックグループの中で埼玉県の学習塾を管理運営|講師が慢性的に不足していた

–はじめに、事業内容をお聞かせください。

統括マネージャー 竹島さん(以下、竹島さん):当社は、株式会社リックプレイスのグループ企業です。リックグループは、教育、福祉および医療、内装、スポーツ、デザインなどのさまざまな分野で事業を営んでいます。主な事業は学習塾の運営で、自分未来きょういく株式会社が提供する「ITTO個別指導学院」のフランチャイジーとして、全国に90校舎を展開しています。

学習塾の対象となる生徒さんは、小学生・中学生・高校生です。個別指導の強みを活かして、生徒さん一人ひとりにあわせた指導を大事にしています。統括マネージャーとして埼玉県全域の教室の管理運営を担うのが、私の仕事です。

 

–タイミーを活用される前、どのような人材課題・採用課題がありましたか?

竹島さん:当時は講師が慢性的に不足していました。これは埼玉県の教室に限った話ではなく、神奈川県や千葉県の教室でも同じでした。  

昨今はさまざまな仕事の求人があり、講師を募集しても応募自体が少ない状況だったのです。求人広告を出しても応募すらないケースがあり、現場でも頭を抱えていました。

また、講師が不足すると教室長の負担が増えていきます。当社の教室長は数字全般の管理のみならず、さまざまな経営・運営業務を担っているため、講師が不足している教室では、教室長に負荷が偏ってしまうケースもありました。

このような状況を改善するために、教室経営に積極的に関与してくれる講師を探していました。モチベーションの高い講師を募集し、入社時の研修で教室経営の視点を伝え、講師不足と教室長の負担増加という2つの問題に対処しようと考えていたのです。

 

–どのような経緯でタイミーを知りましたか?

竹島さん:フランチャイズ本部から、全国1,200の教室のうち直営の教室70を含む約200の教室で講師の募集にタイミーを活用していると聞き、試してみる価値はあると思い導入を検討しました。  

 

–導入にあたって不安などはありましたか?

竹島さん:当時、私にはタイミーで講師を募集するイメージがなく、本当に人材が集まるのだろうかという不安がありました。また、1コマの授業だけに来てもらう活用しかイメージできていませんでした。

しかし、実際に募集してみると、周辺エリアだけでなく遠方から働きに来てくれるワーカーさんも多く、授業をお願いする前に実施する学力テストにもほとんどの方が合格しています。また、リピートで来てくださるワーカーさんも多く、複数の授業をお願いできるケースもあり驚きました。

 

 

冬期講習期間中の講師としてワーカーさんを募集|13名の講師と出会うことができ、6名はリピートで働いてくれた

–タイミーの実際の活用方法を教えてください。

竹島さん:現在私が管轄する埼玉エリアの1教室あたりの生徒数は平均が約30名で、エリアよっては60名の生徒が所属している教室もあります。当社の場合は、生徒の増加に柔軟に対応できるよう1つの教室に教室長のほかに6名のスタッフがいるのが理想形です。

そのような中で非常に助かったのが、冬期講習です。埼玉県内のある校舎で毎日授業を担当していた講師が体調を崩してしまい、急遽講師を見つけないといけない状況に。急いでタイミーで講師経験者に限定して募集しました。すると、募集から1日ほど経過した頃から申し込みが増え始め、募集した30日の枠が全て埋まりました。最終的に、1カ月で13名のワーカーさんが講師として働いてくださり、冬期講習を円滑に行うことができたのです。

現在は、リピートしてくれたワーカーさんをお気に入りに登録して、次のお仕事を積極的に案内できており、長期雇用として1名の採用にも成功しました。

 

–OJTはどのように対応していますか?

竹島さん:今回の冬期講習のケースでは約1時間の打ち合わせを前もって行いました。塾講師経験者を募集したため学力テストは省略し、今回お願いする授業の内容や生徒情報、授業後の報告書の記載方法など、実務的な内容を教室長の方から指導しました。

そして、授業をお願いする際は、ワーカーさんが授業を行うブースの中で、必ず同じブースで教室長も授業を行うようにしています。ワーカーさんが1回目の授業では対応しにくい事象が発生した場合、教室長が迅速に対応できるようにするためです。このようなサポート体制を敷いているので、トラブルもなく運用できています。

 

 

講師の応募単価を20分の1に削減|モチベーションの高いワーカーさんが多く、教室長の負担を軽減できた

–タイミーを導入してどのような変化がありましたか? 

竹島さん:これまでに取り組んだ求人媒体と比較して、講師1名の応募単価を20分の1にすることができました。タイミーではワーカーさんに働いてもらって初めて費用が発生するため、費用対効果の面でも満足しています。  

また、冬期講習の期間に13名の講師と出会うことができ、そのうち6名はリピートで働きにきてくれました。このような出会いもタイミー活用の大きな成果です。

講師として来てくれたワーカーさんは自分から「他に仕事ありませんか?」と積極的に質問してくれるワーカーさんが多く、追加の授業や他業務をお願いすることもありました。  

手が空いたときには、チラシ1,500部の折込にスピーディーに対応してくれたこともあり、大変助かりましたね。従来、チラシの折込に関しては教室長が対応していましたが、タイミーを活用したことで業務を切り分けるイメージが湧いたのもよかったポイントです。

さらに、講師として来てくれたワーカーさんの中から1名の採用が決まりました。遠方から来てくださったワーカーさんのため、お住まいに近い教室で講師として働いてもらっています。短期で勤務が終わるようなイメージだったのですが、このように長期的な採用に実際につながったことも驚きました。

 

 

全国100の校舎展開を目指して事業を拡大。タイミーと連携して講師のタレントプールを構築したい

–今後の展望を教えてください。

竹島さん:当社としては、まずは全国に100の校舎を展開することを目指しています。  

タイミー活用の第1弾として取り組んだ冬期講習での緊急的な講師募集は大成功でした。今後はより長期的に働いてくれる方を採用できる仕組みを整えたいです。

そのうえで、タイミー活用の第2弾として、私がワーカーさんに研修を提供し、講師のタレントプールを構築する計画があります。これを実現できると、研修を終えた複数のワーカーさんとのネットワークができるため、各教室の状況に合わせて、お仕事をワーカーさんに迅速に依頼できます。この仕組みを確立できれば全国の教室に流用することで人材課題の解決につながるはずです。

今後はワーカーさんにチラシの折り込みおよび配布のような業務にも対応していただき、教室長の負担を減らしたいです。また外部からの講師が来てくれることで、既存の講師やスタッフへの刺激になります。実際にワーカーさんが働く姿を見て、「私も改めて仕事に向き合おう」と考えるスタッフが出てきているため、今後は教室の雰囲気がより良いものになっていくと思います。

これからもさまざまな場面でタイミーを活用し、人材を積極的に見つけ、学習塾として提供するサービスの質を上げていきたいです。

取材協力:株式会社フレンティ

株式会社リックプレイスのグループ企業として、「教育感動事業」「外食感動事業」「美容感動事業」をはじめとするさまざまな事業を展開。グループ内で、埼玉県における学習塾「ITTO個別指導学院」FC校舎の運営を統括しており、個別指導の強みを活かして、生徒一人ひとりにあわせた指導を実施。