準レギュラーとして約500名の即戦力人材を確保!倉庫内業務を案内できる体制を構築!正社員に準ずる人材プールにより人手不足を解消

「スタッフを集める施策をタイミーに一本化でき、採用に関連するコストを全体的に削減できた」と語るのは、一般貨物取扱事業、貨物梱包作業、倉庫管理業、一般労働者派遣事業を展開する株式会社大光で取締役部長を務める髙城さんです。タイミー導入前の課題と導入による効果について伺いました。

株式会社大光 提供画像

千葉県で倉庫内荷役請負業を展開|年末の繁忙期を中心に人手不足に悩んでいた

–はじめに、事業内容をお聞かせください。

取締役部長 城さん(以下、城さん):当社は、千葉県浦安市で倉庫内荷役請負業を営んでいます。主な顧客は大手家電メーカーであり、取り扱う製品は主に冷蔵庫や洗濯機などの白物家電から電子レンジやドライヤーなどの中型製品、電球やボタン電池などの小物まで様々です。また、一般労働者派遣事業も展開しており、フォークリフトオペレーターや手荷役スタッフ、勤怠管理や商品管理などの事務職スタッフを物流企業に派遣しています。  

全社で従業員は約450名。50年超の経験と実績を活かし、総合荷役・商品管理のエキスパート集団としてお客様に伴走できるのが強みです。私は、人事労務担当の取締役部長として採用業務・社内教育業務を担っています。

 

–タイミーを活用される前、どのような人材課題・採用課題がありましたか?

城さん:当社の倉庫内荷役業務は年末に繁忙期となり、毎年多くのスタッフを必要とします。しかし、求人情報サイトを通じてスタッフを募集しても十分な人数を確保することができず、慢性的な人手不足に悩まされていました。  

倉庫内荷役業務は、派遣会社を活用して人材を集めていたものの年末は競合他社との人材獲得競争が激化し、当日のキャンセルなど、安定した作業体制の構築が難しい状況が続いていたのです。そのため、当日キャンセルの心配がなく、必要なタイミングでスタッフを確実に集められる方法を探していました。

 

–どのような経緯でタイミーを知りましたか?

髙城さん:知人から「大光さんの業務に合うのではないか」とタイミーの紹介を受けたのがきっかけでした。当初は、必要なタイミングで本当に人が集まるのかという不安もありましたが、実際に使ってみると、ワーカーさんと迅速にマッチングでき、懸念はすぐに払拭されました。そのため、3つの倉庫で試験的に導入し、年間を通じて人手不足が発生するタイミングでタイミーを活用していく方針を決めました。

※タイミーを通じてマッチングした働き手のこと

 

 

折りたたみコンテナへの商品収納・ピッキング・仕分けでスタッフを募集|丁寧で仕事が速いワーカーさんばかり

–タイミーの実際の活用方法を教えてください。

髙城さん:タイミーでは、倉庫内での各種作業を任せられるワーカーさんを募集しています。主な仕事は、コンベアーから流れてくる小型家電製品をオリコン(折りたたみコンテナ)に入れる作業や、LED電球などの小さな製品のピッキング・仕分けです。また、オイルヒーターや複合機の開梱・検品・積替えの作業もあります。

毎週金曜日もしくは土曜日に翌週1週間分の仕事をタイミーに掲載し、ワーカーさんを募集しています。掲載から10分以内に全ての枠が埋まることもあり、スピーディーなマッチングに助けられています。繁忙期には、1カ月から2カ月分の仕事を事前に掲載し、ワーカーさんを早期に確保できるよう工夫しています。

 

–どのようなワーカーさんがお仕事に来てくれましたか?

髙城さん:当社では2020年からタイミーを活用しています。これまで多くのワーカーさんに来ていただきましたが、全体的に丁寧で仕事が速い方が多いです。5年間継続して利用する中で、物流業務の経験を持つワーカーさんとのつながりも増え、今では即戦力としてスムーズに作業に入ってもらえるようになっています。

 

 

準レギュラーとして約500名の即戦力人材を確保|若いワーカーさんが職場の雰囲気を明るくしてくれた

–タイミーを導入してどのような変化がありましたか?

髙城さん:タイミーを活用するようになり、安定して人手を確保できるようになりました。定量的な成果として、浦安センターでは累計1,600名、舞浜センターでは累計800名のワーカーさんに働いていただきました。

そのうち浦安センターでは約300名、舞浜センターでは約200名の計500名を「お気に入り登録」しており、準レギュラーのような形で継続的にリピートしていただける体制が整っています。また、タイミー経由でフォークリフトスタッフやピッキングスタッフなど計5名を長期雇用できました。

急なニーズにも迅速に対応できております。例えば、新製品の発売時のように想定外の物量増加があった際は、17時から18時に6名から7名の募集を行います。このような急な募集でも全ての仕事でワーカーさんとマッチングし、20時から翌朝5時まで稼働してもらうことができています。

その他成果の面では、タイミーの導入により派遣会社を活用することがなくなり、採用に関連するコストの無駄がなくなったと感じています。以前は、スタッフを集めるために複数の派遣会社とやり取りをしていましたが、現在はタイミーに一本化できており、請求業務などの管理負担が大きく軽減されました。また、リピートで来てくれるワーカーさんに積極的に仕事を案内しているため、作業に関する教育コストも削減できました。

タイミーではアプリを通じて、作業に関する初歩的なレクチャーを事前に行うことができ、ワーカーさんも主体的に情報を確認してから作業に入ってくれるため、業務の立ち上がりがスムーズです。実際に、タイミーを導入した倉庫ではワーカーさんに対する現場の評判が非常に良くなっています。

 

–予想していなかった副次的効果はありましたか?

城さん:驚いたのは、リピートして来てくれるワーカーさんが、新しく来たワーカーさんに業務を教える体制が自然に生まれ、教育コストが想定以上に削減できたことです。これは当社から指示したわけではなく、ワーカーさん同士が自主的にサポートし合ってくれた結果であり、倉庫運営の面で非常に助かっています。  

また、当社スタッフの平均年齢は50代ですが、そこにタイミーから20代・30代の若いワーカーさんが来てくれることで新しい活気が生まれました。ワーカーさんが笑顔で挨拶してくれるため、現場の雰囲気が良くなり、スタッフの間に世代を超えた交流が生まれるようになったのです。既存スタッフから「ぜひこれからもタイミーを活用してほしい」という声があがっており、ポジティブな変化を感じています。

 

 

本質的な採用活動を実現できるタイミー。人手不足の企業にぜひ試してほしい

–今後の展望を教えてください。

髙城さん:今後の展望として、現在は大きく2つの取り組みを進めていきたいと考えています。1つ目は、フォークリフト業務を担うスタッフの採用強化です。免許が必要なポジションであるため、タイミーを活用してまずは免許保有者に短期的に仕事に来てもらい、現場で実際のスキルや適性を確認したうえで、長期採用につなげていきたいと考えています。

2つ目は、タイミーを就業体験のような形で活用し、将来的な新卒採用につなげる取り組みです。実際に業務を体験してもらったうえで、当社の仕事や雰囲気に魅力を感じてもらい、若手人材の採用を強化していきたいと考えています。このようにタイミーを通じて、新たな人材戦略を実現していきたいです。

 

–タイミーの導入を検討している企業へのメッセージをお願いします。

髙城さん:求人媒体で採用を目指す場合、いかに時給を高く設定できるかという条件面での競争になりがちです。しかし、タイミーの導入により、時給競争に巻き込まれることなく、「良い人材と出会い、育成し、戦力化する」という本質的な採用活動を実現できます。人手が必要なときに、まずは短期で仕事を体験してもらい、そのうえでマッチするワーカーさんに長期雇用を提案できるためです。

また、当社の舞浜センターや浦安センターのように、数百名のワーカーさんをお気に入り登録できると、正社員に準ずる安定したリソースとして活用できるようになります。このように、これまで難しかった人材戦略の実現につながると思います。

取材協力:株式会社大光

1973年創業。大手家電メーカーを顧客とする倉庫内荷役請負業を展開。物流事業を営む企業への人材派遣にも注力しており、総合荷役・商品管理のエキスパート集団として幅広いソリューションを提供している。