豊洲市場で深夜3時の仕事も即マッチング。タイミー経由で毎月20名以上の出会いが生まれ、正社員3名アルバイト2名を採用!

「タイミーの活用で、月20名ほどの人材との出会いが生まれている」と話すのは、東京都中央卸売市場を中心に鮮魚や貝類を中心とした水産物の仲卸業を営む華コーポレーション株式会社の採用担当者。タイミー導入前の課題と導入後の効果を伺いました。

慢性的な人手不足で毎月数十万円かけて求人を掲載しても応募ゼロ。今までのやり方を変えないといけないタイミングだった

―まず華コーポレーションの特長を教えてください。

採用担当者華コーポレーションは、豊洲市場を中心に活魚、鮮魚、まぐろ、冷凍品、珍味などを取り扱っており、関東をはじめ日本全国への発送をしています。近年では、アメリカ、タイ、香港、シンガポール、インド、ドバイなど海外輸出や国際貿易にも着手し、日本の食文化を国内だけに留まらず世界へ推進する商社的な企業を目指しています。

 

―タイミー導入前の課題を教えてください。

採用担当者水産業界は慢性的な人手不足で、私たちの会社も同じでした。求人媒体に数十万円かけて掲載をしても応募がゼロという月もあり、無駄な掲載費用だけがかさんでいることから社内会議でもよく課題に上がっていたんです。この先、新しい事業への準備や新規案件を獲得した際に「人がいない」という理由で断ることが出てくるかもしれない。そういった思いから、今までの採用方法を変えなければいけないと考えていたタイミングでした。

そんな時に、社員の家族からタイミーを勧められたんです。当初、社内では「誰が仕事を教えるんだ」と利用したことのないサービスに対して抵抗感のある者もいました。でも、「何もしないよりやってみるだけやろう、やらないと何も変わらないよ」と掲載費用が掛からないことなどメリットを説明して、お試しでタイミーをスタートしたんです。

 

―導入に対して懸念はありましたか?

採用担当者:市場の仕事なので深夜3時や早朝の業務になるのですが、こんな時間に募集して本当に人が来るのだろうかと半信半疑ではありましたね。ところが、いざ募集をしてみるとすぐにマッチングしました。豊洲市場自体に興味のある方が多く、想像以上にたくさんの人と出会えています。タイミーを導入して1~2週間すると、社内の抵抗していた者も「明日は何人来るんですか?」「忙しそうなので3人くらい呼べないですかね?」と態度が一変。すぐになくてはならないサービスになりました。

 

月20名ほどの出会いの場を創出。正社員3名・アルバイト2名の採用に成功した

―タイミーではどのような職種を募集していますか?

採用担当者:商品の引き取り、鮮魚・冷凍品の仕分け、氷詰め、梱包などをお願いしています。他には会社が運営している豊洲市場内の喫茶店でホール、調理補助、片付け、掃除なども募集しています。

 

―当初、社内で挙がっていたワーカーさんへの教育に関してはどのように工夫していたのでしょうか?

採用担当者:それなりに準備はしましたよ。業務を切り分けて、誰にでもできる仕事を用意しました。例を挙げると、「商品に氷を詰めて梱包をして指定の場所まで運ぶ」という一連の動作を「氷詰め」「梱包」「運搬」の3つに分解して、それぞれでレクチャーをしていました。最初は商品の置き場所に番号を振ったりなど手間もありましたが、同じ作業を繰り返すためワーカーさんの覚えが良く、一連の作業を社員一人が対応するよりも効率が良くなりましたね。

 

―タイミー導入による成果を教えてください。

採用担当者:まず第一にたくさんの人材と出会えることが一番のメリットです。これまでは求人媒体に十数万円支払っても面接すら誰も来なかった。ところが、タイミーだと同じだけの金額を払うと月に20名ほどと出会えるし、実際に働く姿をみることができる。そう考えると費用対効果は非常に高いですね。もちろん時期によっては、募集をかけてもマッチングしないこともありますが、稼働がなければタイミーは費用も掛からないので安心して利用できています。

おかげさまで、タイミー経由で正社員3名、アルバイト2名を採用することができました。現在、固定で入ってくれているアルバイトさんはもう社員と同じスキルなんですよ。ターレーも乗れるし、市場内での商品の移動もお手の物。戦力として活躍してくれています。

短期的なスポット活用だけでなく、長期的な人材確保ツールとしてもタイミーは優秀だと思います。

 

ワーカーとの付き合い方は、仕入れ先との対応と同じ。既存社員のスキルアップにもつながった

―その他、想定していなかった効果はありましたか?

採用担当者:タイミー導入後、社員の業務スキルやタスク管理能力も向上しました。「ワーカーに手持ち無沙汰な時間を与えないこと」を目標に、事前準備を徹底。これにより、社員がより計画的に動けるようになり、全体の生産性も向上しました。

また、タイミーを導入して1ヶ月ほど経った頃に、タイミーで働きに来たリピートワーカーさんが初めて来たワーカーさんを教えるという現象が自然と起きたんです。どこから来たとか所属は関係なく、困っている人がいたら助けるという当たり前だけど意識しないとできない行動を自発的に行ってくれるワーカーさんもいて助かっていますね。




―タイミーワーカーの受け入れ等で工夫していることはありますか?

※タイミーワーカー=タイミーを通じてマッチングした働き手のこと 

採用担当者:ワーカーさんへの付き合い方は、仕入れ先との対応と同じだと思っているんです。仕入れ先に対しても「買ってあげてるではなく、売っていただいている」と思って常に接しています。ワーカーさんに対しても同様で「雇用しているのではなく、うちを助けにきてくれている方々」なので、そこの認識は間違ってはいけないと社員には伝えています。

具体的な工夫としては、マッチング後のメッセージのやりとりを結構細かくやっています。「遅い時間なので気をつけて来てくださいね」とか「社員一同心よりお待ちしてます」など一言でも良いからメッセージを送るんです。社内にも「明日●●君が何時から来ます」といった情報を前日みんなに共有して、受け入れやすい環境をつくっています。

そういった工夫もあり、ワーカーさんから「今までいろんなところで働いたけど、こんな居心地いいところは初めてです」と言ってくれたこともあります。その声を聞いて我々も自信を持てますし、もっと良い職場にしようと改善を重ねられています。

 

正社員として働く元ワーカーの野角さん。飲食店の数社の担当や海外輸出業務で活躍中!

タイミー経由で正社員として採用された野角さんにもお話を伺いました。

―どのような経緯で、華コーポレーションに就職を決めたのでしょうか?

野角さん:私はもともと鹿児島で畜産業の仕事をしていました。東京に上京してきて、営業の仕事を探していたんです。そんな時にタイミーで見つけたのが、華コーポレーションの仕事でした。短時間の仕事を通して市場内や会社の雰囲気を知れそうだと思い、申し込みをしました。社員さんや今の上司にあたる方たちと話をして、ここでなら希望通りの営業の仕事ができると感じ、入社を決めました。

 

―他にどのような企業を受けていましたか?

野角さん:製菓や不動産の営業など、営業職ができそうなところは同時並行で受けていました。華コーポレーションに決めたのは、条件面が良かったのと実際に仕事風景を見ることができたことで入社後のギャップが少なそうだと思えたからです。


―実際に正社員として働いてみていかがですか?

野角さん:当然アルバイトとは仕事内容は違いますが、思っていた以上にのびのびと仕事をさせてもらっています。今は担当の飲食店向けに商品の企画、値段、ロットなどを提案する業務をメインに仕事をしているのですが、ある程度の裁量権をいただけているのでやりがいも大きいです。特に、自分が提案したものが飲食店のメニューに採用された時は、感動しましたね。

 

―今後の目標はありますか?

野角さん:今は新規営業をしながら、豊洲市場の商品を海外輸出をしている仲介業者とのやりとりも担当させてもらっています。タイやシンガポールなどに輸出が始まっていて、規模の大きさにワクワクしています。目の前の仕事に集中することを大切にしながらも将来的にはもっと海外輸出の仕事を任せてもらえるよう結果を出していきたいです。

取材協力:華コーポレーション株式会社
1982年設立の鮮魚、水産を中心とした業務用食材卸の専門商社。豊洲市場を中心に活魚、鮮魚、まぐろ、冷凍品、珍味他、お客様よりご注文頂いた商品を、関東地域を中心に日本全国へ届けている。