今回は、間口ロジ関東株式会社の事業所「川崎夜光要冷センター」にて、所長(取材当時)の濵田さんにお話を伺いました。
ータイミー導入の背景を教えてください
食品を取り扱う弊社事業所においては、コロナ禍の巣篭もり需要で物量が急激に増加しました。この急激な変化に当時の人手では対応しきれず、求人広告や派遣サービスでの採用を加速していましたが、人の集まりも悪ければ当日の欠勤率も高く…。欠勤されてしまった分の穴を埋めるため、社員に残業してもらって対応することもありました。そんなタイミングで、親会社にあたるマグチグループ株式会社の人財戦略室からタイミーを紹介していただきました。
ータイミーの第一印象はいかがでしたか?
企業は管理画面を通してタイミーを利用しますが、働き手側の感触を理解するために、アプリをダウンロードしてみました。勤務後に企業とワーカーさんが評価し合う「相互評価機能」について、双方が緊張感を持って働くための良い仕組みだと感じました。
ー実際に使ってみていかがでしたか?
人手は順調に確保でき、募集から数十秒でマッチングする体験がとても新鮮でした。
ただ、ワーカーさんから企業への評価の平均値である「GOOD率」が72%と、他社に比べて低くなっていました。他のワーカーさんがこの評価を見たら「間口で働きたい」と思ってもらえないのではないか?と焦りを感じたと同時に、率直に悔しかったですね。以降、評価コメントを参考に、受け入れ体制の見直しを行いました。
ーどのような見直しをされたのですか?
まずは「最寄駅から現場までのアクセスが分かりにくい」というワーカーさんのコメントをもとに、アクセスの方法や待機場所、業務内容が一目で分かる資料を作成し、勤務前に見ていただけるよう整備しました。結果、ワーカーさんの遅刻が減り、スムーズに業務に入っていただけるようになりました。また、仲間意識を持って接するなど、ワーカーさんへの向き合い方も意識的に変えていきました。これらの取り組みで、GOOD率は当初の72%から97%まで順調に改善していきました。
ーGOOD率の改善により、どのような成果がありましたか?
安定的に勤務いただけるリピーターが増え、さらにタイミーに関わる社員の全員がGOOD率の改善を意識することで、現場の人材管理レベルや職場環境が向上したと思います。ただ同業他社と比較すると、まだ数パーセント改善の余地があると感じました。改めて「GOOD率99%」を目標に設定し、現在も新たな取り組みを続けています。
ーさらに、どのような取り組みをされているのですか?
ワーカーさんの視点から現場のお困りごとを見つけ、改善に繋げる人材の発掘を目的に、複数回リピートいただいたワーカーさんの長期雇用を行いました。その方に、ワーカーさんとのメッセージのやり取りや現場での教育、リピーターに対して「次はいつ入れそうか」などシフトの聞き取りをお任せしています。元ワーカーさんだからこそ、初めて働きに来てくれた方が躓きそうなポイントを考慮し、どのようなコミュニケーションを取ればスムーズに勤務していただけるのかが的確に判断でき、ワーカーさんからの高評価に還元されるという好循環が生まれています。
ー導入してから約1年経ちますが、いかがでしょうか?
質の高いワーカーさんに安定的に来ていただけるようになり、社員の残業時間は以前より大幅に削減されました。社員が公私のバランスを取れる、良い職場環境を実現出来ています。タイミーは今後も当社のパートナーとして末長くお付き合いしていただくつもりです。
間口ロジ関東株式会社
1901年創業のマグチグループの1社です。「お客様の事業に寄り添い、物流の未来を共に創る」を使命に、マグチグループの中核事業である物流センター運営や、構内オペレーションに関して、豊富な知見やノウハウを有しております。
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