もうシフトの穴埋めに困らない。コンビニ店長が安心して休めて売上を伸ばせる体制を40店舗以上で実現

鹿児島県や宮崎県を中心にコンビニエンスストア「ファミリーマート」を運営する株式会社南九州ファミリーマートでもタイミーは活用されています。今回は、株式会社南九州ファミリーマート 運営部 店舗オペレーショングループ マネージャーの横田さんにタイミー導入の背景と効果を伺いました。

卒業シーズンで学生が大量離職。埋まらないシフトは、店長が代わりに入りお店をまわしていた

ータイミー導入前の課題を教えてください。

コンビニは、もともと学生が多いアルバイト先です。そのため学生たちが入れ替わる卒業シーズンに毎年多くのアルバイトが離職していました。また学校行事や試験の時期になると、アルバイトの在籍人数は足りているのに、シフトが埋まらないという状況がよく起きていたんです。当時は月8日程シフトが埋まらず、店長が自らシフトに入ってお店をまわしていました。

そうなると新規のアルバイトを採用しても、育成する時間が取れずスタッフも育たない。店長として本来やりたい業務ができず、売上も伸び悩んでしまう悪循環が各店舗で生まれていました。

 

ー 導入前の懸念点はありましたか?

当時、鹿児島ではタイミーのサービスはあまり知られていませんでした。だからこそ、本当にこれで人が集まるのか、どんな方が働きに来るのかとドキドキしていました。


ー実際にタイミーを利用されてみて、いかがでしたか?

タイミーでは主に「レジ(経験者)」「品出し」「清掃」の職種で募集を出しているのですが、マッチングのスピードがとても早くて、すぐにシフトを埋めることができ驚きました。

おもしろいと感じたのは、タイミーで募集をすると求人広告とは異なる属性のワーカーさんが来てくれることです。50~60代の主婦(夫)さんを中心に、会社員の副業や自営業の方など様々なタイプの方とマッチングすることができました。みなさんテキパキと働いてくれて、全く心配する必要はなかったです。

自営業の方の中には、タイミーのワーカーさんとして働いた後に、ファミリーマートの経営に興味を持ってくれたりと、思いがけないメリットもありました。


店長の時間を確保でき、売上も伸ばせるように。毎月シフトが埋まる再現性のある仕組みをつくれた

ータイミーを導入して効果が出たことを教えてください。

タイミー導入をきっかけにシフトが埋まり「家族との時間が増えた」「久しぶりに家族と一緒にご飯を食べられた」「子どもと出掛けられるようになった」と店長から嬉しい言葉をもらっています。

それだけではなく、店長が本来の業務である「人・モノ・金」の管理に集中できるようになり、店舗の売上も安定して伸ばせるようになったんです。実は、この動きは社内でも非常に評価されていて、直営店で実験的に人件費の多くをタイミーの利用に充てた店舗があるのですが、業務の見直しや管理の効率化につながるという結果を得ることが出来ました。

引き抜きも5名ほど成功しており、特に夜勤の方を長期採用できたことで店長や社員が非常に助かっている店舗もあります。


ー タイミーの使い方で工夫されていることはありますか?

シフト作成のフローにタイミーを組み込むことで、シフトが埋まらない状況を解消できています。

具体的には、2週間ごとにシフト提出の店舗がある場合、まずは通常通りアルバイトやパートさんに希望シフトを提出してもらいます。希望シフトを回収後、埋まらなかったシフトの時間帯だけタイミーで募集を出すと、数時間後にはほぼ全てのシフトが埋まっているんです。

このフローを固定化することで、埋まらないシフトに悩んでいた時間やシフト交渉などがなくなり、スムーズに店舗運営ができるようになりました。これはコンビニに限らず、小売店ではどこでも使える方法だと思うので、ぜひ参考にしてもらえればと思います。


ー今後タイミーをどのように活用したいですか?

継続して募集を出すことで、リピーターの獲得や引き抜きに効果があることも分かりました。今後はリピーターや引き抜きをさらに増やすために、「月にいくらはタイミーを使いましょう」と加盟店さんにも声を掛けていきたいです。

タイミーの導入を躊躇している店長がいた時は、すでにタイミーを使っている店舗に見学に行ってもらう試みも検討しています。百聞は一見にしかずとは、まさにタイミーのサービスのことだと思います。まずは一度使ってみようと思ってくれる店長を増やしていきたいです。

取材協力:株式会社南九州ファミリーマート 
1993年4月に設立。地域密着「地域いちばんファミリーマート」を理念に、コンビニエンスストア「ファミリーマート」を運営。