接客経験豊富な試食販売スタッフとスムーズにマッチング!12名の採用と売上30%増を実現!

「魅力的な店づくりをしたいのにリソースが足りない」そんなお悩みを抱えている小売店様も多いのではないでしょうか。特に、試食販売スタッフなど専門性が高い職種の採用に課題を抱えるケースは少なくありません。

今回は、北海道・苫小牧市と千歳市で食料品店「MOCO green grocery」や「MOCO+」を展開する桜梅観光株式会社の採用担当者さんに、タイミー導入前の課題や導入後の効果、売上アップを実現した活用法についてお話を伺いました。


1店舗あたり5〜6名が不足。売り場づくりができず売上の機会を失っていた

―桜梅観光株式会社の事業内容と採用担当者さんの役割をお聞かせください。

採用担当者:当社は食料品店を2店舗運営しています。苫小牧市の「MOCO green grocery」は主に果物を、千歳市の「MOCO+」は果物や鮮魚を取り扱っています。果物の詰め合わせやお刺身の盛り合わせをつくるなど、小売店ならではのきめ細やかなサービスが特徴です。

この2店舗と早来支所野菜集出荷場の3拠点で、タイミーを利用しています。私は、スーパーバイザーとして、3拠点の採用を担当しています。

 


―タイミー導入前の課題は何でしたか?

採用担当者:慢性的な人手不足で、常に1店舗あたり5~6名の人員が足りませんでした。「MOCO+」では鮮魚も取り扱っているため、10時のオープンから11時までが一番お客様が多い時間帯です。しかし人手不足が原因で、朝の8時半から準備しても、オープンまでに売り場づくりが間に合わず、売上のチャンスを逃している状態でした。SNSで特売をお知らせしていたのに、商品を並べることができず、お客様にご迷惑をかけてしまうこともあったほどです。さらに、7月中旬にMOCO+の周年イベントを予定していたものの、人手不足のため準備が難しく、頭を悩ませていました。

人手不足の原因としては、店舗ごとに採用担当者がいたため、社内で方針や情報管理が統一されておらず、効果的な取り組みができていなかった点があります。
 

 

―タイミーを導入したきっかけをお聞かせください

採用担当者私が全拠点の採用担当になり、なるべく早く人を集める方法を検討した結果、導入を決めました。アルバイト情報誌などの従来の方法では、なかなか人が集まりませんでしたが、タイミーは空いた時間に単発で働けるシステムなので、「短期的に働いてくれる人を集められるかもしれない」と考えたのです。

 

 

試食販売担当をはじめ即戦力のワーカーとマッチング。2ヶ月で12名を引き抜き採用

「販売王」と呼ばれている元タイミーワーカーさん(提供写真)

―タイミーではどのような職種を募集していますか?

採用担当者:主に、試食販売スタッフと青果部門スタッフです。青果部門スタッフは品出し・接客・品質チェック・配達など幅広い業務をお任せしています。

 

 

―タイミー導入による成果を教えてください。

採用担当者:最初の求人掲載から、1~2日くらいで申し込みがありました。早い時は、掲載から30分弱分で申し込みがあり驚きましたね。これまで別媒体の求人ではかなり苦戦していたので、必要な時に必要な人数を集められるようになり、とても助かっています。

試食販売スタッフなど、高いスキルを持つ即戦力のワーカーさんとの出会いが多いのも、タイミーの特徴だと感じています。試食販売スタッフは専門性の高い仕事なので、マネキン販売の派遣会社を利用しないと、人員の確保は厳しいと思っていましたがいざ求人を掲載すると、スムーズにマッチングして非常に驚きました。

今では接客販売の経験がある試食販売スタッフを長期雇用として採用でき、高い売上実績を上げています。ものすごく売り込みが上手で店舗内で「販売王」と呼ばれているほどです。他にも長期雇用で採用したいワーカーさんとの出会いがたくさんあり、約2ヶ月で12名を引き抜き採用しました。

従来のアルバイト募集のように人材を集めて育てるよりも、実際にワーカーさんに働いてもらい、適性のある人に長期雇用の声掛けをするほうがスムーズですし、育成の負担も少ないです。

 

 

ワーカーの活躍で売上30%アップを達成。信頼関係づくりが成功のカギ

引き抜き採用したワーカーさん(提供写真)

―タイミーワーカーさんの受け入れで工夫していることはありますか?

採用担当者:ワーカーさんの不安を解消して、出勤までにいかに信頼関係をつくるかです。ワーカーさんは、初めての職場で、慣れない仕事をするので不安が大きいはずです。

そこで、申し込み後にメッセージ機能を活用してファーストコンタクトを丁寧にするなど、やり取りには非常に気を使っています。当日の集合場所や駐車場の位置、出勤時の流れなど丁寧に説明するようにしています。

 

 

―その他に意識していることはありますか。

採用担当者:ワーカーさんが気持ち良く働ける環境づくりです。人との出会いを大切にする社風なので、ワーカーさんに長く働いてもらいたいと考えています。

具体的には、最初に指示を出す担当者を決めてフォローしています。ワーカーさんには「今の作業内容」と「次にお願いしたい作業内容」を伝えるようにして、手持ちぶさたにならないようにすることがコツです。

また、初めて仕事をする人でもわかりやすい伝え方を意識しています。野菜の品質チェックは、単に「傷んだ野菜を選別してね」とお願いしても、初めてその作業をするワーカーさんは選別の基準がわかりません。「自分が買いたくない野菜はよけておいて下さい」と伝え、最後に既存スタッフがチェックすることで、スムーズに業務を進められています。休み時間には、既存のスタッフから話しかけるなどコミュニケーションを積極的にとることも大事ですね。

さらにスキルが高く店舗にマッチする人材を見極め、連絡先を交換するなどの働きかけをして、長期雇用につなげられるようできることはなんでもやっています。
 
 

 

―タイミーを利用してよかったことを教えてください。

採用担当者:MOCO+でのお盆期間の売上が、例年と比べて30%もアップしました。背景には、売り場の準備や品出しが開店に間に合うようになったことと、試食販売スタッフによるPR効果があります。当店は毎日売場のレイアウトを変えており、売場の充実による集客効果は大きいです。

人手不足が解消され、新しい取り組みができるようになったことも、売上アップにつながっています。マグロの解体ショーなどのイベントや、試食販売時に生産者の思いを伝えるなどいろいろな施策をしています。その結果、8月のレジの会計数が6~7月と比べて2倍近くまで伸びており、新規のお客様が増えているのを実感しています。

人手にゆとりがある分、お客様のオーダーで果物の詰め合わせをつくるなどの個別対応もこれまで以上に手厚くできるようになっていますね。
 
 

 

ータイミーのサポートで印象に残っている点があればお聞かせください。

採用担当者:求人の文章に対するアドバイスです。的確なアドバイスのおかげで、スムーズにマッチングできていますね。時給の設定についても相場などに基づいて、的確な提案をいただいています。システムもわかりやすく、スムーズに利用できています。

 

 

イベントなど魅力的な店づくりと新事業。タイミーの活用で可能性が大きく広がっている

店舗でのイベントの様子(提供写真)

―今後タイミーをどのように活用していきたいですか?

採用担当者:イベントや試食販売の内容の工夫など、新しい取り組みを拡大して、より魅力的な店舗づくりをしていきたいと考えています。売上も新規顧客数も順調に伸びていますが、さらなる成果を期待しています。

また、新事業の拡大も大きな目標です。お付き合いのある業者や生産者の多くは、慢性的な人手不足に悩んでいます。青果などの入出荷業務を請け負うことで、お役に立ちたいです。すでに、早来支所野菜集出荷場で野菜の管理を請け負っており、ワーカーさんに働いてもらっています。



―最後に、どのような企業様にタイミーがおすすめか教えてください。

採用担当者:人手不足に悩んでいる企業であれば、業種・職種を問わず効果的なサービスだと思います。新しい取り組みにチャレンジしたいけれども、人手が足りない企業にもぴったりではないでしょうか。細かい相談にも丁寧に対応してくれるので、まずは試しに使ってみることをおすすめしますね。

タイミーのシステムを理解して、戦略的に活用できれば、短期的な人手不足の解消はもちろん、新たな事業の立ち上げなど、大きな成果が期待できるはずです。

 

取材協力:桜梅観光株式会社

北海道・苫小牧市と千歳市で食料品店「MOCO green grocery」や「MOCO+」を展開。