タイミーの活用は介護業界でも進み、資格・スキルを持つワーカーさんが活躍しています。
今回は、社会福祉法人モニカが運営するケアハウス桜 施設長の上瀬戸さんと小規模多機能型居宅介護 さくら管理者の野田さんにタイミー導入前の課題と導入による効果について伺いました。
ー タイミー導入前の課題を教えてください。
ケアハウス桜 施設長 上瀬戸さん(以下:上瀬戸さん):利用者様や入居者様へのサービス向上を図るための人員が不足しており、職員の増員募集を派遣会社などを活用して行っておりましたが、なかなか当施設が求める人材と合わずに困っていました。そこで別の求人募集の方法を探していた時に、上司からの紹介でタイミーを知りました。
上瀬戸さん:ケアハウス桜では、調理場の仕事(調理補助、盛り付け、洗い場、配膳・下膳、厨房の清掃)と施設内清掃など業務内容を細かく分けて募集を行っています。
小規模多機能型居宅介護 さくら 管理者 野田さん(以下:野田さん):小規模多機能型居宅介護 さくらでは、初任者研修以上の資格者を条件として募集を出しています。具体的には介護業務全般、レクリエーション、夜勤巡回、洗濯、介護記録の仕事をお願いしています。
はじめは本当に資格を持ったスポットワーカーさんがいるのかと不安でしたが、掲載してすぐにマッチングしたのが印象的でしたね。グループホームやサ高住(サービス付き高齢者向け住宅)で働いている方がスキマ時間で働きに来てくれていますよ。管理画面の操作も特に難しくなく、触っているうちに覚えられるのもよかったです。ー実際にタイミーを利用してよかったことを教えてください。
上瀬戸さん:時間的に手が回らずに細かい部分まで行き届いていなかった業務をお願いできたので、気持ち的にも余裕ができたように思います。例えば、食堂の細かなところの掃除や床掃除などまとまった時間がないとできないことは、タイミーのワーカーさんにお願いするようにしています。
介護施設の仕事の中には、誰か気付いた職員が対応する「宙に浮いている仕事」がとても多いように感じます。そういった業務を切り分けて、ワーカーさんにお願いすると職員の負担も減っていくのかなと。
野田さん:タイミーのワーカーさんが働きに来られるのは、施設の利用者様にとっても良い面があるなと感じています。お声掛けがとても上手なワーカーさんがいた時なんて、利用者様が「もっとおしゃべりしましょう」「ここに座っていなさいよ」ってもう大人気で(笑)。普段とは違ったスタッフがいるということも、毎日の生活の中でちょっとした刺激になるんだなと思えるシーンでしたね。
ータイミーを利用する上でのコツはありますか?
野田さん:資格者や実務経験があるワーカーさんでも、やはり最初はうちの施設の方針などに慣れる必要があります。利用者様への対応に関しても、一人ひとり異なるので、そこを教える手間はあるかなと。だからこそ、今後は何回も働きに来てくださるリピートワーカーさんを増やしていきたいと思います。
ー今後のタイミーをどのように活用していきたいですか?
野田さん:実は最近、スカウトしたいワーカーさんがいるんです。介護福祉士の資格を持つ方で、引越しの関係で札幌市内で仕事を探していると聞いています。自分から動いてくれて、職員や利用者様との相性も良いので、本人さえよければぜひ長期就労してもらいたいです。
タイミーの場合は、一緒に働いてみて働きぶりやお互いの相性を確認できるのも良いポイントかなと。特に介護のような人と接する仕事は、面接だけで分からないことの方が多いと感じます。「どんな接し方をするのか、声掛けをするのか」などを見て、施設の方針に合いそうな人を採用していきたいです。取材協力:社会福祉法人モニカ
北海道札幌市を拠点に「ケアハウス桜」「地域密着型特別養護老人ホーム マリア園」等2施設4事業所を運営。基本理念は「一人一人の目線」でやさしい福祉を。
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