合宿・宿泊施設やスポーツ施設、キャンプ場の運営など、様々なアウトドア事業を展開する株式会社R.projectにて、各施設の運営マネジメントを担当されている吉井さんにお話を伺いました。タイミーの活用によって地方の人材課題を解決された事例・ノウハウが詰まっていますので、ぜひご一読ください。
-タイミー利用開始以前の人材採用に関する課題を教えてください
当社は関東圏を中心に約11箇所の合宿用宿泊施設を運営していますが、これらの施設の多くは人口が少ない地域に立地しています。そのため大手求人メディアや地元の新聞などで募集をかけても人が集まりにくく、とくに繁忙期である春夏の時期は既存従業員に負荷が集中してしまう状況でした。ここ数年は学生のリゾートバイトや外国人の方の住み込みアルバイトで急場を凌いでいたものの、人手不足の根本的な解決には至っていませんでした。
-タイミー導入にあたり懸念点はありましたか?
BBQ場の運営を営むグループ会社から「タイミーを使ってみたい」と相談され、その時点では当社施設の人材募集には向かないだろうと思っていました。そもそもの人口が少ない地域なので、タイミーに登録している人自体も少ないだろうと考えていたのです。しかし、一定の登録者がいることを知り、「試してみる価値がある」と思い、タイミーの導入を決めました。
-実際にタイミーを使ってみていかがでしたか?
いくつかの施設で募集を始めたところ、あっという間にワーカーさんが集まりました。実際にタイミーを活用した各施設のマネージャーからは「こんなに簡単に人が来てくれるの?」と言う驚きの声が続々と挙がってきたんです。しかもその効果は一時的なものではなく、「募集を出せば必ず集まる」という嬉しい状態が現在まで継続しています。
当社の事業は季節による繁閑の差が生まれやすく、直接雇用の人材を抱えにくい業態ですが、タイミーを使えば繁閑に合わせてピンポイントで人材を確保できます。当社のような業態とは非常に相性が良いサービスであると考えています。
-タイミーの導入に関する従業員の方々の反応はいかがでしたか?
各施設のマネージャー陣はともかく、現場従業員やアルバイトの人たちの中には「タイミーって大丈夫なの?」「ちゃんと仕事してくれるの?」と不安を感じていた人もいました。そんな人たちもタイミー導入後、実際にワーカーさんたちと一緒に仕事を始めたことにより、「タイミーっていいね」「次はいつ来てくれるの?」と言い出すようになるなど、ワーカーさんたちと働くことを楽しむようになりました。仕事の負担が減ったことで現場従業員たちの心にも余裕が生まれていますし、現場側の意識も大きく変わり始めていると感じています。
-タイミーワーカーの受け入れに際して意識していることはありますか?
施設のマネージャー陣とは「来てくれたワーカーさんを大切にしよう」と話し合っています。ワーカーさんにリピーターになっていただければ、受け入れ側としても仕事がスムーズに回っていきますし、毎年施設を利用されるようなお客様とワーカーさんとの間の交流も深まっていくはずです。
最近では各施設の現場従業員たちがGood率(※)を意識するようになりました。現場従業員たちの間に「来ていただいたワーカーさんに気持ちよく仕事をしてもらおう」という気持ちが芽生えることで、ワーカーさんのリピート率が50%を超えるようになったんです。その結果、従業員自身の仕事も楽になる。そんな素晴らしいサイクルが生まれることを期待しています。
(※)ワーカーから企業に対する評価数値のこと
-ワーカーさんの長期採用にも成功されたと伺っています
タイミーを導入してから3か月も経っていませんが、すでに3名の方を長期アルバイトとして採用させていただきました。ご本人の希望次第ではありますが、今後はアルバイトから正社員への切り替えなども検討しており、タイミーの導入によって各施設における採用手法そのものが変わりつつあります。
-タイミー担当者の対応や提案で印象に残っていることはありますか?
タイミー導入の際に各施設のマネージャーが集まるミーティングに参加してもらい、タイミーの活用を通じた採用活動スローガンまで一緒に作っていただきました。様々な側面からサポートいただけるだけでなく、当社の伴走者として「一緒に走ってくれている」と感じますね。
-今後タイミーをどのように活用していきたいですか?
タイミーは現地に住んでいる人材を探すための「最強のツール」であると考えています。今後は短期のアルバイトに加え、長期のアルバイト採用や正社員採用にも活用していくつもりです。
タイミーの導入を検討されている企業さんも多いと思いますが、私たちとしては「あまり使ってほしくない……」というのが正直なところです。競合が増えすぎてワーカーさんが集まらなくなったら困りますからね(笑)。
株式会社R.project(アールプロジェクト)
2006年設立。地方の未活用不動産を活かした宿泊施設やスポーツ施設の運営事業、アウトドア事業(キャンプ場予約サイト「なっぷ」等)、イベントの運営事業などを展開しています。
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