スーパー「バロー」旗艦店がタイミー導入で売上115%アップ。労務コスト減少と人材確保で従業員もお客さまもWin-Winに

「忙しいから人手を増やしたいのに、入社手続きが大変で余計に忙しくなってしまう......。」そんなお悩みを抱えている企業様は多いのではないでしょうか。

今回は、東海地方を拠点にスーパーマーケットを展開する株式会社バローの人事採用部 課長 森さんとバロー内で売上1位を誇る高辻店の管理監督店長 須貝さんにタイミー導入前の課題と導入による効果、売上アップにつながったタイミー活用法について伺いました。

(左)人事採用部 課長 森さん
(右)バロー高辻店 管理監督店長 須貝さん

繁忙期だから人が欲しいのに、入社手続きの事務作業で多忙に。発注や分析の時間が十分に取れず機会損失が発生していた

ー タイミー導入前の課題を教えてください

人事採用部 課長 森さん(以下森さん):バローでは、店舗数の拡大や既存店舗の改装にともない、既存の従業員だけでは人手が足りない状況が続いていました。特に、年末年始やお盆などの繁忙期には、深夜に納品される商品を早朝に品出しする必要があったため、これまでは求人媒体や派遣を活用して多くの短期スタッフに働いてもらっていました。

 

バロー高辻店 管理監督店長 須貝さん(以下須貝さん):店舗側の視点として、売上が高い店舗ほど人手が足りなくなる傾向にあります。ですから、繁忙期に短期スタッフをたくさん店舗に入れてくれることは、もちろん感謝していました。しかし当時は、何十名と入社されるスタッフの入社手続きやそれにまつわる書類作業など管理業務で手一杯になってしまっていたんです。

忙しいから人材を集めているはずなのに、余計に忙しくなっていて......。本来は発注や分析など売上につながる業務に時間を充てたいのですが、この工数は我慢するしかないものだと半ば諦めていました。

人事採用部 課長 森さん

ータイミー導入の決め手を教えてください

森さん:タイミーの「必要な時にだけピンポイントで人材を集められる」メリットが、私たちの需要にぴったりハマったからです。

年末年始などの繁忙期は、深夜に大量に納品された商品を品出しするため社員の残業時間が増えていました。開店時間までに商品の陳列が間に合うかどうかは、売り場の完成度につながり売上を左右するため非常に重要なのです。

しかし、既存のアルバイトさんやパートさんは深夜や早朝シフトに入ってもらえない状況でしたし、短期スタッフは須貝が話していた労務管理に関する課題があり、どうしたものかと困っていました。

これらの問題が解決できる手段があるなら試してみようと、掲載が無料ということも後押しになってタイミーを導入してみました。
※タイミーは、求人を無料で掲載できる完全成果報酬型サービスです

 

ー実際に使ってみていかがでしたか?

森さん:いざ導入をしてみると、私たちが勧めるよりも現場から「うちの店舗でもタイミーを使いたい」という声の方が圧倒的に多かったんです。管理画面の操作も簡単で、ピンポイントの募集がすぐに埋まると評判になり、すんなりと各店舗に浸透していきました。

現場に求められているサービスということが分かり、今では50店舗以上でタイミーを活用しています。


須貝さん:タイミーを利用することで労務管理に関する手間から解放されました。これまでは、たとえ1ヶ月の短期スタッフであっても入社書類一式を揃えて期日までに本部に提出するなどの工程を10〜20名分対応していたのですが、そこがまるっと無くなったことで管理面では非常にラクになりましたね。負担が減ったことで、分析業務など売上につながる仕事に集中することができています。

必要なタイミングだけ働いてもらうことで、ムリ・ムラ・ムダのない稼働計画を組むことができ、人時生産性が向上した

バロー高辻店 管理監督店長 須貝さん

ータイミーでは、どのような職種やお仕事で募集をされていますか?

須貝さん:バローでは、「水産・鮮魚部門での寿司づくり」「ベーカリー部門でのパンの加工や袋詰め」「農産部門での野菜や果物のカットや袋詰め」「セミセルフレジ業務(レジ経験者)」「商品の品出し」「棚卸し」「試食販売」「名古屋地域振興券(金シャチマネー)の店舗印鑑押し」「カート回収や資源ごみ回収」など、さまざまな部門でお仕事をお願いしています。

固定募集をしている農産部門では、平日は2名、週末は6名のワーカーさんに稼働してもらっているのですが、お気にいり登録している経験者のみを募集できるのも嬉しいポイントです。段取りをすでに理解していて、作業スピードも速い。必要なスキルをもったワーカーさんが必要なタイミングで来てくれるので、本当に助かっています。

既存のパートさんは16時には帰ってしまうため、それ以降は社員が加工や袋詰めを夜20時くらいまで作業していることもありましたが、今はタイミーのワーカーさんにお願いしています。そうすることで社員の残業時間を2/3ほどに抑えることができました。深夜や早朝の時間帯に募集しても、すぐにマッチングして働いてもらえるので、既存従業員の負担もかなり軽減されたと思います。

 

ータイミーを導入してよかったことを教えてください

須貝さん:スーパーマーケットでは、人時(MH)生産性を重要視しています。だからこそ、できるだけピンポイントで働いてほしいのが本音です。しかし、これまではその解決策がなく、本当は年末年始の3日間だけ稼働してもらいたいところを、やむを得ず1ヶ月の短期アルバイトを雇っていたため人件費が高騰していたのです。

今では、タイミーのワーカーさんに「この日の数時間だけ」など必要なタイミングだけ働いてもらうことが可能になったおかげで、ムリ・ムラ・ムダのない稼働計画を組むことができ、人時生産性の向上につながりました。

また従業員の有給など誰が何日に休むのかが分かった時点で足りない分を募集を出して穴埋めをできるようになったことも大きな変化です。事前に従業員の勤怠が分かっていれば1ヶ月先までタイミーで募集を出すこともあるのですが、3日くらいでほとんどの募集が埋まるんです。こういう体験は、今までになかったので画期的でしたね。

タイミーがなかったら実現できなかった、サプライズ価格での商品訴求。今後は、即戦力の人材プールとして活用したい

ータイミーを活用して生まれた副次的な効果を教えてください

須貝さん:実は、タイミーを導入したことで店舗の売上が115%もアップしたのです。

農産部門では、これまで問屋さんから袋詰めされた状態で野菜や果物を納品してもらい、お店に並べていました。ただそうなると、問屋さん側での加工を挟んだタイムラグに加え、納品価格が高くなってしまう問題があったのですが、当時は人手が足りないのでそうせざるを得ない状況だったのです。

しかし、タイミーを利用してからは人手に困ることがなくなり、新鮮な野菜や果物を箱のまま安く仕入れ、加工は店内でワーカーさんにお願いするようにしたんです。すると、仕入れ値が安くなったため、その分お客様にもサプライズ価格で提供でき、来店者数が伸びる好循環を生み出すことができました。

人手が増えて、鮮度の良い野菜を低価格でお客様に提供でき、お店の売上も上がる。まさに一石三鳥の良いことづくしな結果となりました。
 

ー 今後タイミーをどのように活用したいですか?

須貝さん:これまでたくさんのワーカーさんにリピートして働いてもらったおかげで、即戦力となる経験者を多く輩出できています。タイミーの管理画面で見ることができる経験者のグループは、即戦力の人材プールとも言えるでしょう。

お盆やゴールデンウィーク、年末などの繁忙期に即戦力として活躍してもらえるワーカーさんがこれだけの人数がいることは、店舗責任者としての安心感にもつながっています。

他店舗を経験しているワーカーさんもいるので、ある意味で店舗間で人材のシェアをしているような形にもなっています。既存スタッフですと、なかなかヘルプなど店舗移動は難しいのですが、タイミーならそれがすぐにできる。今後も困った時にすぐに駆けつけてくれる即戦力の助っ人として、私たちをサポートしてもらいたいです。

取材協力:株式会社バロー
1958年の創業以来、東海地方を拠点に北陸・関西・甲信エリアにスーパーマーケット事業を展開