郊外ジムのメンテナンスにも有効!清掃頻度が上がり利用者満足度アップ。コスト50%削減により設備投資を増やせたフィットネスジム

「店舗出店戦略に合わせてタイミーを活用でき、店舗運営コストの削減とクレームの減少につながった」と語るのは、24時間のフィットネスジム「ワールドプラスジム」を運営する株式会社ワールドプラスの代表取締役社長を務める上口さんです。タイミー導入前の課題と導入による効果について伺いました。


株式会社ワールドプラス 代表取締役社長 上口泰正さん

全国に160店舗を展開するフィットネスジム|人手不足とトレーナーの業務負担に課題を感じていた

–はじめに、事業内容をお聞かせください。

株式会社ワールドプラス 代表取締役社長 上口さん(以下、上口さん):私たちは、人々に「充実した時間」と「健康維持の目標」を得られる場を提供することをミッションとして、マシン特化型フィットネスジムを全国に約160店舗運営しています。

幅広い利用者にご満足いただけるように、当社が強いこだわりを持っている点が「通いやすさ」。ジムは24時間年中無休で営業しており、水素水やタオルの貸出、運動後のシャワーの無料サービスなどを提供しています。

このような取り組みが利用者から好評で、全国に7万人を超える会員がいます。1,000人を超える会員が所属している店舗の場合、1日の利用者は300名から400名となります。午前中は主婦(夫)の方を中心とした会員がジムを利用してくださり、19時から21時にかけてビジネスパーソンによる利用が増加する形です。

 

–タイミーを活用される前、どのような人材課題・採用課題がありましたか?

上口さん:当社の店舗は、全国に広がっています。戦略として、都心部ではなくあえて郊外に出店することが多く、店舗スタッフの採用に課題を抱えていました。一方、人手が足りなくても、利用者のために店舗の品質は必ず担保しなければなりません。そのため各店舗に所属するトレーナーの負担が大きくなっていました。

また、トレーナーのキャリアアップに関する課題もありました。自社で調査したところ、トレーナーが日々対応している業務の7割は清掃をはじめとする店舗維持のための業務であり、2割は事務作業だったのです。自らの専門知識を活かせるトレーニング指導の業務に割ける時間は、全体の1割しかありませんでした。

このような状況を改善するために、店舗維持のための業務や事務作業を担当するスタッフを採用し、トレーナーが自らのスキルや知識を活かして活躍できる環境の構築が急務だと考えていました。

アルバイトを雇用してマニュアル化した作業を任せる対策もとりましたが、アルバイトの方に店舗に定着してもらう仕組みの構築に難しさを感じました。また、店舗の清掃業務を清掃業者に依頼したこともありましたが、どうしてもコストの負担が大きくなってしまう点が悩みの種でした。

このようにタイミーを知るまでは、人手不足の解消とトレーナーの負担軽減のための対策を見つけられずにいました。 

–どのような経緯でタイミーを知りましたか?

上口さん:飲食店を経営している知人の経営者と情報交換を行った際に、タイミーに対する高い評価を耳にしました。そして、当社のジムの運営でもタイミーを活用できないかと考えるようになりました。

  

–導入にあたって不安などはありましたか?

上口さん:ワーカーさんがどこまでの業務に対応してくれるかについて不安を持っていました。無人で営業している店舗もあったため、ワーカーさんの業務をどのように管理するかという課題も感じていました。

しかし、実際に導入してみるとワーカーさんによる業務後の「報・連・相」の質の高さに安心できました。また、タイミーの管理画面で、ワーカーさんのGood率や他社からの評価を確認できる点もよかったです。仕事に丁寧に対応してくれるワーカーさんをグループ化して、そのグループのみに求人を公開する機能もあり、タイミーの活用により人手不足の課題を解決できています。

 

清掃スタッフと軽作業スタッフを募集|1日で複数回ワーカーさんを募集し、清掃の頻度を上げられた

–タイミーの実際の活用方法を教えてください。

上口さん:タイミーでは、ワールドプラスジムの清掃スタッフを募集しています。

清掃スタッフには、貸出タオルの洗濯および乾燥、タオル畳み、補充、シャワールームやマシン、フロア、更衣室の清掃を中心とした業務を任せています。

現在、全国の店舗でタイミーを活用しており、ワーカーさんを毎日募集する店舗もあります。また、1日あたり2つの時間帯でワーカーさんを募集し、主婦(夫)の利用者が多い午前中の時間帯と、夕方からの利用者が増える前の時間帯の2つの時間帯で清掃を分けて実施できるようになりました。

 

 

–タイミーを活用して、これは便利だ!などと思ったポイントを教えてください。

上口さん:柔軟かつ即時に人手を確保できる点が非常に便利です。必要なときに必要なだけワーカーさんに来てもらえるため、店舗の人手不足の解消につながりました。

 

 

店舗運営コスト50%削減、クレーム40%減少に成功|正社員としての長期採用にも成功

–タイミーを導入してどのような変化がありましたか?

上口さん:タイミー導入による変化は2つあります。1つ目は、店舗運営のコストを削減できたことです。清掃業者に清掃を依頼していた時期と比較すると、店舗運営のコストが約50%に削減されました。また、これまでは地方で採用した従業員に対しては、本社のある大阪府まで来てもらったうえで教育を実施していましたが、それらの対応が不要になり、採用費および教育コストの削減にも成功しました。その分、資金を設備投資に活用できるようになり、利用者の満足度向上や競合他社との差別化につながっていると感じます。

2つ目の変化は、店舗の清潔さに関する利用者からのクレームが40%減少したことです。これにはとても驚きました。もともとそこまで件数が多くなかったもののクレームが減少した理由は、タイミーの導入により、店舗をタイムリーに清掃できるようになったためだと考えています。タイミーの場合、前日の利用者数をふまえて、当日の清掃スタッフの人数を柔軟に調整することが可能です。また、清掃に専念してくださるワーカーさんを募集することもできます。

他の成果として、タイミーでお仕事に来てくれたワーカーさんを正社員として採用できました。このワーカーさんは、当社のジムで行っているモニター越しの指導などに興味を持ってくれた方です。店舗を実際に見ていただき、業務を体験してもらったうえで採用できる点はタイミーならではの特長だと思います。

 

 

ワーカーさんに依頼する業務の幅を広げ、より通いやすいジムへ|2026年までに300店舗への拡大を目指す

–今後の展望を教えてください。

上口さん:ワーカーさんにお仕事に来てもらうようになり、ワーカーさん側から見た業務上の疑問点が明らかになりました。これを機にマニュアルを再度整備し、ワーカーさんが働きやすい環境を構築することができています。

また、ワーカーさんからの報告で店舗の状態を正確に把握できるようになりました。ワーカーさんを通して見えてきた店舗の課題にも対応していきたいと思っています。

このように既存の店舗が利用者にとって、より通いやすいジムになるように改善しつつ、2026年までに300店舗を目指していきます。一部の店舗では、オープン時のチラシ配布をはじめとする集客業務やお客様対応もすでにワーカーさんに依頼しています。ワーカーさんの助けを借りながら、店舗数の拡大に積極的に取り組んでいきたいです。

今後は、マシンの操作方法や退会方法を利用者に伝える一般的な接客業務もワーカーさんに依頼していきたいと考えています。このようにさまざまな場面でジムの運営を助けてくれるタイミーは、当社の長年の悩みや懸念を解決してくれる頼れるパートナーです。

 

取材協力:株式会社ワールドプラス

通いやすさにこだわった24時間年中無休のマシン特化型フィットネスジムを全国に約160店舗運営。負荷の高い筋肉トレーニングから軽い運動まで、さまざまなトレーニングに必要なサービスを幅広く提供している。