お店を長く続けるためにタイミーを導入。街のお肉屋さんで精肉加工職人を採用でき、店主の負担軽減につながった

「お店を長く続けるためにも負担を減らすことは大事です」と語るのは、静岡県富士市で「ヤスヒロ精肉店」を営む山口さん。タイミー導入前の課題と導入後の効果について伺いました。

ーまず初めに貴社の事業内容を教えてください。

代表取締役社長 山口さん（以下：山口さん）：ヤスヒロ精肉店は、1976年に私の父親が静岡県富士市で創業しました。街の精肉店として、地元のお客様に喜んでもらおうと国産のお肉を提供しています。当店の特徴としては、ハムやソーセージなどは全て手造りで、お惣菜や揚げ物に関してもお客様にご注文いただいてから揚げたてを提供しています。その分手間は掛かってしまいますが、社員1名と数名のパートさんでこだわりを持って営業をしています。

 

ータイミー導入前の課題を教えてください。

山口さん：実は、長年勤めてくれた精肉加工の職人が高齢になり引退することになったんです。精肉の職人は、牛肉や鶏肉、豚肉、馬肉など様々な肉をトリミングするため、非常に高いスキルを必要とします。これまでは知り合い経由で精肉加工の職人を紹介してもらっていたのですが、今回はあまり反応が良くありませんでした。

販売スタッフのアルバイトに関しても、これまでは求人媒体に掲載していたのですが3年ほど前から募集を掛けても応募が来ないという状況で、掲載費用ばかり掛かっていたんです。

何か別の採用方法を考えなければと思っていたタイミングで、テレビのニュース番組でタイミーが紹介されていて「もしかすると、うちでも活用できるかも」と導入を決めました。

 

ータイミーでは、どのような職種やお仕事を募集していますか？

山口さん：精肉店やスーパーの精肉コーナーで食肉処理の経験がある方限定で、精肉加工職人を募集しています。また販売スタッフとして接客、レジ、惣菜の調理補助、洗い場、店内清掃などの業務をお任せしています。

 

ー実際にタイミーを利用してよかったことを教えてください。

山口さん：ダメもとで募集した精肉加工の職人と何名もマッチングして驚きました。焼肉用、しゃぶしゃぶ用、すき焼き用など用途に分けて肉塊をスライスするのですが、経験者の方に来てもらうことでスムーズに業務を進めることができました。

特に牛肉を包丁でトリミングするのは難しく、高いスキルが求められるのですが、その作業に関しても問題なくやっていただけたことに驚きました。数回リピートして働きに来てもらい、「この人に長期で働いてほしい」と思える方をスカウトして採用※することができました。
※：タイミーは、ワーカーの引き抜き採用が無料です

ー高いスキルを持つワーカーさんに出会えたのですね。他の職種に関してはいかがでしょうか？

山口さん：販売スタッフに関しては、お店の混み具合によって募集を調整できるのがいいですね。大体朝10時〜11時と夕方にお客様が多くご来店されるのですが、最近では夏の暑さが厳しく時間をずらして来店されるお客様もいらっしゃいます。そういった意味ではお店の繁盛具合に合わせて募集を増やしたり減らしたりできるのは重宝しています。

タイミーを利用して助かったなと思えたのは、クリスマスなど催事で必要な仕込みです。12月に期間限定でローストチキンを販売するのですが、この仕込みが大変なんです。これまでは、もも焼き400本を私一人で、丸焼き10羽を母とスタッフと一緒に仕込みをしていたため、かなりの負担が掛かっていました。とはいえ、この期間だけアルバイトを募集することは難しく、多少無理をしながら仕込みをしていました。しかし、タイミーを導入してからは数名の方に短時間だけ働きに来てもらうことで、これまで丸1日掛かっていた仕込みが、3時間ほどで終了したのです。これは本当に助かりましたね。

 

ー今後のタイミーをどのように活用していきたいですか？

山口さん：採用した精肉加工の職人さんに長く働き続けてもらえるよう、引き続き精肉加工職人を募集していきたいと思います。またプライスカードの作り直しやラミネート加工など「やりたかったけど忙しくてできなかった仕事」をタイミーのワーカーさんに任せていきたいです。 

多くの個人店の店主は「自分で全部やってしまおう」と無理をしてしまうことが多いと思うのですが、お店を長く続けるためにも「負担の分散を考えてタイミーを活用する」という選択肢があってもいいと思います。

取材協力：ヤスヒロ精肉店
1976年創業。静岡県富士市石坂にて「ヤスヒロ精肉店」を運営。お肉は国産にこだわり、ハム・ソーセージを全て手造りで提供。お客様にご注文を頂いてから調理する揚げ物も人気。