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忌引とは?意味や期間、手続きについて徹底解説

突然の訃報を受け、深い悲しみの中、葬儀の準備や手続きに追われることになります。このような時、会社や学校を休む制度が「忌引き」です。この記事では、忌引きの意味や取得できる期間、必要な手続きについて詳しく解説します。大切な人を亡くした悲しみを乗り越え、故人を偲ぶための時間を過ごせるよう、忌引き制度を正しく理解し、適切に活用しましょう。

忌引きとは?

忌引きとは、身内の方が亡くなられた際に、哀悼の意を表し、一定期間仕事や学業を休むことを意味します。古くは、親族が亡くなった際に自宅で喪に服す習慣があり、その流れを汲み、現代では葬儀の前後の準備や諸手続きを行うための「忌引き休暇」という制度が設けられています。忌引き期間中は、亡くなられた方を偲び、冥福を祈ることが大切です。

忌引き休暇の日数と数え方

忌引き休暇の日数は、亡くなられた方との続柄によって異なり、勤務先や学校ごとに規定が設けられています。休暇を取得する前に、就業規則や校則などを確認することが重要です。一般的な目安としては、配偶者の場合は10日程度、実父母の場合は喪主を務める場合は10日、喪主でない場合は1週間程度、お子様の場合は5日程度、祖父母や兄弟姉妹の場合は1日から3日程度となることが多いです。

ただし、これらの日数はあくまでも目安であり、最終的には会社や学校の規定が適用されます。

忌引き休暇の数え方

忌引き休暇の起算日は、通夜の日からとする場合と、葬儀の日からとする場合があります。休暇期間に土曜日、日曜日、祝日が含まれていても、連続した日数としてカウントする運用が一般的です。例えば、3日間の忌引き休暇を取得し、通夜が金曜日に行われる場合、「金・土・日」の3日間が休暇となります。ただし、忌引き休暇は法律で定められたものではないため、勤務先や学校に確認することが不可欠です。

忌引き休暇は有給?無給?

忌引き休暇が有給扱いになるか無給扱いになるかは、会社の制度によって異なります。具体的には、就業規則に「有給」の特別休暇として定められているか、単なる欠勤扱いかによって賃金の支払い有無が変わります。忌引き休暇は、法律で定められたものではなく、企業が福利厚生の一環として独自に定めている場合が多いです。ただし、慶弔休暇という制度の一部として、忌引き休暇が設けられている場合もあります。そのため、有給となる場合、無給となる場合、あるいは慶弔休暇として有給扱いとなる場合など、様々なパターンが存在します。

会社への忌引き休暇の届け出方法

勤務先に忌引き休暇を届け出る場合、まずは直属の上司に口頭で連絡するのが一般的です。対面が難しい状況であれば、電話で連絡しましょう。もし深夜や休日などに不幸の知らせを受けた際は、取り急ぎメールで連絡し、改めて電話で詳細を伝えるのが適切です。メールには、亡くなられた方との関係性、葬儀の日程、希望する休暇日数、そして連絡先を明記します。会社によっては、香典や供花に関する規定が存在する場合もあるため、人事部への確認も重要となります。

学校への忌引き申請

学校に忌引きの申請をする際は、高校生以下の生徒の場合、原則として保護者から学校へ連絡します。学校によっては、指定された申請書への記入や、連絡帳への記載が必要となる場合があります。文部科学省通知では「出席停止・忌引等の日数」として、欠席とは別枠で扱う旨が示されており、多くの学校がいわゆる「公欠扱い」にしています。また、故人との関係性(例えば3親等以内など)によっては、忌引きとして認められないケースもあります。単位の取得に影響がないかどうかを確認することも大切です。

忌引き休暇を申請する前に確認しておきたいこと

忌引き休暇を申請する前に、以下の項目について確認するようにしましょう。

  • 就業規則・校則の確認:会社や学校によって忌引きに関する規定が異なるため、事前に確認することが重要です。

  • 業務の引き継ぎ:可能な範囲で業務の引き継ぎを行い、上司や同僚にできるだけ負担をかけないように配慮しましょう。

  • 休暇後の挨拶:休暇明けには、上司や同僚に対して感謝の気持ちを伝え、スムーズに仕事や学業に復帰できるように心がけましょう。

忌引き休暇中の心がけ

忌引き休暇中は、亡くなられた方の冥福を祈り、穏やかに過ごすことが大切です。また、会社や学校への連絡をきちんと行い、仕事や学業への影響を最小限に抑えるように努めましょう。携帯電話の電源をオフにする、SNSの利用を控えるなど、故人を偲ぶ時間を大切に過ごしましょう。

忌引き休暇後の対応について

忌引き休暇を取得した後には、周囲の方々への配慮を心がけましょう。まずは、上司や同僚に対し、休暇をいただいたことへの感謝と、不在中に生じた業務の遅れなどについてお詫びの言葉を述べることが大切です。可能であれば、ささやかなお菓子などを持参するのも良いでしょう。また、香典を受け取った場合は、香典返しを忘れずに行いましょう。一般的には、四十九日を目安に、いただいた金額の半分程度の品物をお返しするのがマナーとされています。

忌引き休暇と年次有給休暇の違い

忌引き休暇と年次有給休暇は、どちらも仕事を休むことができる制度ですが、その性質には明確な違いがあります。年次有給休暇は、労働基準法によって保障された労働者の権利であり、理由を問わず自由に取得することができます。一方、忌引き休暇は法律で定められたものではなく、会社や学校が個別に定めている福利厚生制度の一つです。忌引き休暇は、近親者が亡くなった際に、葬儀への参列や法要への参加、故人を偲ぶ時間を持つために認められる休暇です。年次有給休暇は、原則として給与が支払われますが、忌引き休暇については、有給となる場合と無給となる場合があります。

まとめ

忌引き休暇は、大切な方を亡くされた際に、心身を休養させ、故人のご冥福を祈るための大切な制度です。会社や学校によって規定の内容が異なるため、事前に確認し、適切な手続きを行うことが重要です。休暇中は故人を偲び、休暇明けには周囲への感謝の気持ちを忘れずに、円滑に日常業務に復帰できるように努めましょう。

よくある質問

質問1:忌引き休暇はどこまでの親等に適用されますか?

回答:一般的には、1親等(配偶者、父母、子供)および2親等(祖父母、兄弟姉妹)の親族が逝去された場合に認められるケースが多いです。3親等以上の親族に関しては、会社や学校によって判断基準が異なります。

質問2:忌引き中にアルバイトをしても大丈夫でしょうか?

回答:忌引き休暇は、故人を偲び、哀悼の意を表するためのものです。その期間にアルバイトをすることは、休暇の目的から外れるため、控えるべきでしょう。また、この期間に別のアルバイトを行うと、会社の就業規則や学校の公欠制度に反すると判断されるおそれがあります。トラブルを避けるためにも、静かに故人のご冥福をお祈りすることが大切です。

質問3:忌引きを申請する際、診断書や死亡を証明する書類は必要ですか?

回答:勤務先や学校によって、提出を求められる書類は異なります。死亡診断書、死亡証明書、葬儀のお知らせ(会葬礼状)などの提出が必要となる場合がありますので、事前に確認し、必要な書類を準備しておきましょう。

監修:社労士 柴田充輝
監修:社労士 柴田充輝
厚生労働省やハローワークに10年勤務した経験を持ち、社会保険や労働保険の実務を担当。現在は、今までの業務経験や社会保険労務士としての知識を生かし、人事労務や社会保険、労働安全衛生に関するコラムを執筆・監修している。社会保険関係や金融関係の記事を中心に、1,200記事以上を執筆・監修経験あり。

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