グッズ販売バイトは、ライブやコンサート、イベントなどの会場でグッズを販売するバイトです。
単発で働ける求人が多く、その日のうちにお金がほしい人におすすめです。しかし、長時間の立ち仕事や慌ただしい環境など、体力や精神力が求められます。
本記事では、グッズ販売バイトの仕事内容やメリット・デメリットなどをくわしく解説します。
どんな人に向いているのかも説明するため、グッズ販売バイトに興味がある人はぜひ参考にしてください。
グッズ販売のバイトはきつい?
グッズ販売のバイトは、体力が求められる仕事です。
イベント開演前の準備から終演後の片付けまでを担うことが多く、朝早くから夜遅くまでの長時間シフトになることも多いでしょう。
さらに、立ち仕事が中心で荷物の積み下ろし作業もあるため、体力に自信のない人にはグッズ販売のバイトはきつく感じるかもしれません。
しかし、ライブやイベントが好きな人にとっては、その環境自体が楽しい経験となるでしょう。
本記事では、グッズ販売バイトのさまざまなメリットについても紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
グッズ販売バイトの1日の流れ・仕事内容
ライブやイベントによって異なりますが、基本的なグッズ販売バイトの1日の流れは以下のとおりです。
- 集合・説明
- 販売前の検品
- 設営
- 事前販売
- 開演中の販売
- 終演後の販売
- 販売終了後の検品
- 解散
1つずつ順番に見ていきましょう。
1 集合・説明
グッズ販売バイトでは、集合時間に出席の確認が行われ、そのあとスタッフから当日の業務内容に関する事前説明を受けます。
会計には電卓が使われることが一般的ですが、レジやハンディを使用する場合は操作方法のレクチャーもあるでしょう。
説明内容をあとから見返せるよう、メモを取っておくことが大切です。
また業務が始まると慌ただしくなるため、この段階でわからないことは質問しておくとよいでしょう。
2 販売前の検品
販売前の検品作業では、トラックから荷物を下ろし、グッズの在庫数にズレがないか手作業で確認します。
同じ商品を2人で別々に数える「ダブルチェック」を行うこともあるため、どの商品を自分が数えたのか記憶しておくことが重要です。
数えた商品の種類や個数に誤りがあった場合は、すぐに社員や現場責任者に報告します。
3 設営
検品作業が済んだら、販売会場の設営に入ります。
テーブルやイスの設置をはじめ、グッズ一覧表の展示やサンプル品の陳列、販売グッズの準備などを行い、開場に備えます。
設営が完了すると、商品の詳細や販売時の注意点についての説明があるため、必要であればメモを取りましょう。
4 事前販売
イベント開演前に始まる事前販売は、多くのお客さまが利用します。ライブやイベントの開始時刻までにグッズを購入する人がほとんどであるため、1番忙しく慌ただしい時間帯でしょう。
売り子はハキハキとした大きな声で、丁寧に接客をしながらお客さまからの注文を受け、商品を渡します。
会計の正確性が求められるため、計算と釣り銭の確認は入念に行いましょう。
また、補充役のスタッフは商品の在庫を急いで準備し、必要に応じてグッズの売り切れ情報を大きな声で告知します。
5 開演中の販売
ライブやイベントが始まり入客が落ち着くと、販売スタッフは販売の対応をしつつ交代で休憩や検品を行います。
勤務時間が長い場合や夜遅くまで働く場合は、しっかりと休んでおくことが大切です。
イベントによっては、スタッフに対して弁当や飲み物が支給されます。最後までテキパキ動けるように食事もしっかりとっておきましょう。
6 終演後の販売
イベントが終わると、終演後の販売がスタートします。この時間でお客さまの対応は終わりです。最後のお客さままで明るく丁寧に接客しましょう。
疲れが見え始めるかもしれませんが、お客さまに気持ちよく帰ってもらうために、笑顔を忘れないことが大切です。
7 販売終了後の検品
グッズ販売が終了すると検品作業を行います。スタッフは商品の在庫を丁寧に数え、ダンボールへと戻す作業に取り組みます。
疲労で集中力が低下しやすい時間ですが、ミスなく正確に検品することが重要です。
検品作業が完了したらすべての商品をトラックに積み込み、売り場の撤去や清掃をして業務を終了します。
8 解散
すべての作業が終了したら、社員や現場責任者から最後のあいさつを聞いて解散となります。
即日払いの場合は、このタイミングで給料を手渡されることもあります。
またイベント会場が地方の場合、公共交通機関の運行が終了している可能性があるため、自力で帰れる手段を用意しておくと安心です。
グッズ販売バイトの時給
グッズ販売バイトの時給は、最低賃金よりも高めに設定されている傾向があります。
地域やライブ・イベントによって異なりますが、都市部では1,100~1,200円の求人が多く、大規模なイベントだと1,500円以上に設定されていることもあります。
また、求人では日給で表記されているケースも多く、その場合はシフトや勤務時間によって金額が異なるため、応募前に詳細を確認しましょう。
グッズ販売バイトは勤務時間が長い傾向があり、1日でまとまった金額を稼ぐことができます。
短期間で効率よく稼ぎたい人に、とくにおすすめです。
グッズ販売バイトのメリット
グッズ販売バイトの主なメリットは、以下のとおりです。
- ライブやイベントの運営に関われる
- お客さまの笑顔を見ることができる
- 1日でしっかり稼げる
それぞれくわしく解説していきます。
ライブやイベントの運営に関われる
グッズ販売のバイトは、ライブやイベントの舞台裏を垣間見る絶好の機会です。一般の観客では入れないエリアで作業を行うため、イベント運営の裏側が見られます。
また、グッズ販売のバイトにはさまざまな求人が存在し、自分の好きなアーティストやイベントでスタッフとして働くチャンスもあるかもしれません。
このような経験は、将来イベント業界の仕事に就きたいと考えている人にとって、貴重な経験となるでしょう。
お客さまの笑顔を見ることができる
当日はライブやイベントを心待ちにしていたお客さまにとって、楽しく嬉しい1日です。そのため、笑顔のお客さまが多いでしょう。
お客さまの笑顔を間近で見られるのは、この仕事の大きなやりがいでしょう。
また、1日中多くのお客さまと接することで、コミュニケーション能力が自然と向上し、将来的にどのような職種に進むにしても役立つスキルが身につきます。
1日でしっかり稼げる
グッズ販売のバイトは勤務時間が長い傾向があり、1日でしっかりと収入を得られやすいです。
大規模なイベントや人気のあるライブでは、勤務時間が長くなる傾向がありますが、それだけ多くの収入を得られるため、短期間でしっかり稼ぎたい人におすすめです。
また、イベントは土日や祝日に開催されることが多く、休日を活用して効率よく稼ぎたい人にとっても大きなメリットといえるでしょう。
グッズ販売バイトのデメリット
グッズ販売のアルバイトには多くのメリットがある一方で、下記のようなデメリットもあります。
- 立ち仕事が多い
- 勤務時間が長い傾向がある
- 野外の販売会場だと寒い・暑い
それぞれくわしく見ていきましょう。
立ち仕事が多い
グッズ販売のバイトは立ち仕事が中心で座って行う作業はほとんどなく、長時間立ち続けることが求められます。
とくにグッズ販売のピーク時は忙しく、多くのお客さま対応をしなくてはならないため体力と持久力が必須です。
バイト前日は十分な休息を取って、バイト当日に向けてコンディションを整えましょう。
また、クッション性の高い靴を選ぶなど、疲れにくくする工夫をすることも大切です。
勤務時間が長い傾向がある
シフトにもよりますが、グッズ販売バイトではイベント開始前から終演後まで長時間拘束されることが一般的です。
朝早くから活動を始めて夜遅くまで働くケースも多いため、その日の大部分をバイトに費やすことになります。
このような勤務形態は、1日でしっかりと稼ぎたいと考えている人には大きなメリットですが、長い時間働きたくない人にはデメリットとなるかもしれません。
しかし、効率よく稼げるため、短期間で集中して働きたい学生などには適しているでしょう。
野外の販売会場だと寒い・暑い
野外イベントもしくは販売会場が屋外だと、気温や天候の影響を直接受けます。
夏場は高温で日差しが強く、冬季や雨天では低温と湿度により体感温度が下がることもあるため、季節や天候に応じた防暑・防寒対策は必須です。
また、グッズ販売は体を動かす作業が多いため、動きやすく体温調整しやすい服を選ぶとよいでしょう。
グッズ販売バイトに向いている人・向いていない人
ここでは、グッズ販売バイトに向いている人・向いていない人はどんな人か、その特徴について紹介します。
グッズ販売バイトに向いている人
グッズ販売バイトに向いている人は、下記の例が当てはまります。
- ライブやイベント、コンサートが好きな人
- 体力に自信があり、立ち仕事が苦にならない人
- 人と関わったり、接客したりするのが好きな人
グッズ販売バイトは、ライブやイベントにスタッフとして携われるため、運営視点を体験したい人に向いています。
長時間の立ち仕事や商品の積み下ろし作業などがあるため、体力に自信があることも大事です。
また、グッズ販売バイトは人と接する機会が多く、コミュニケーションをとることが得意で接客が好きな人にもおすすめです。
協調性も求められるため、チームワークを大切にできる人も適しているでしょう。
グッズ販売バイトに向いていない人
一方で、以下のような人はグッズ販売バイトをきついと感じるかもしれません。
- 忙しい環境やプレッシャーを感じる仕事が苦手な人
- 立ち仕事が苦手で、体力に自信のない人
- 人と関わるのが苦手な人
グッズ販売の現場は常に慌ただしく、計算ミスや商品の渡し間違えは許されないため、忙しい環境やプレッシャーを感じる仕事が苦手な人には向いていないかもしれません。
さらに、立ち仕事やトラックへの積み下ろし、長時間シフトなどが理由で体力に自信がないと大変に感じることもあるでしょう。
しかし、これらの点が当てはまる場合でも、実際にチャレンジしてみたら意外と自分に合っていることに気づく場合もあります。
慣れによって体力がつくこともあり、コミュニケーションの取り方がわかるようになることも考えられます。
加えて、グッズ販売バイトは単発で働くことができ、1日でしっかり稼げるため、興味がある人は一度試してみるとよいでしょう。
グッズ販売バイトをするときの注意点
グッズ販売バイトでは、まず体力を要することを理解しておきましょう。
ピーク時はひと息つく間もないほどの忙しさが続くため、準備として事前に体を慣らしておくことが大切です。
また、屋外販売の場合は天候の変化に備えて、雨具や防寒着、日焼け対策なども準備しておきましょう。靴は、履き慣れたものやスニーカーがおすすめです。
グッズ販売バイトの探し方
グッズ販売バイトを探す際は、求人サイトや求人アプリ、求人情報誌などをチェックしましょう。
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グッズ販売のバイトをするなら「タイミー」がおすすめ
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興味がある人は、一度試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
グッズ販売バイトは、朝から夜遅くまで拘束されるケースが多く、立ち仕事や商品の積み下ろし作業などで体力が必要なため、きついと感じる場合もあるかもしれません。
しかし、イベントの裏側を体験できたり、お客さんの笑顔を間近で見られたりと、やりがいを感じる点も多々あります。
また、単発で働くことができ、1日でしっかりと稼げるのも大きなメリットです。
タイミーでもグッズ販売バイトの求人も取り扱っているため、興味のある方はぜひご利用ください。