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治験のバイトとは?応募条件やメリット・デメリット、注意点などを解説!

学生

バイトを探しているときに、治験バイトの募集を見かけたことはありませんか。

治験バイトと聞くと、「楽をして稼げそう」というイメージへの魅力を感じる一方で、「高額な報酬を受け取れるのだから、体へ悪影響があるのかも」などと、不安を感じる場合もあるかもしれません。

しかし、治験バイトで実際に何をするのか、どんな仕組みなのかなど、具体的な知識を知らないという人も多いでしょう。

本記事では、治験バイトの基礎知識やリスク、申し込みの流れ、メリットとデメリットなどを紹介します。ぜひ参考にしてください。

治験とは

治験とは、新しい薬として国から認可を受けるために、開発の最終段階で実施される臨床試験のことです。

通常、新しい薬ができるまでには、薬の候補となる物質の研究を始めたり、薬の作用を臨床試験で確認したり、などのステップがあります。

国内で新しい薬を販売するには、特定の症状に効果がある、深刻な副作用がないなど、効果や安全性が確認されていなければなりません。薬として問題がないか、実際に治療するときと同じ条件で、人に対して「薬の候補」を試すステップが治験なのです。

ちなみに、薬だけではなく、健康食品やサプリメントの治験募集もよく見られます。医療機関が行う「治験」ではなく企業による商品モニターである可能性もあるため、違いに注意しましょう。

治験バイトとは

治験を受けることを「治験バイト」とよく呼びますが、実際には治験はバイトではありません。バイトは仕事ですが、治験は有償のボランティアであることを覚えておきましょう。

治験バイトと呼ばれる理由は、治験を受けるとお金を受け取れる場合があるためです。しかしこれは、医療機関までの交通費や昼食代をサポートする目的の「負担軽減費」で、バイトで得る給料とは違って謝礼金です。

  • バイト:雇用先は従業員が働いた分だけ給料を支払うと法律で定められている
  • 治験:医療機関には謝礼金を支払う義務はない

そのため、医療機関によって負担軽減費への考え方は違います。治療費や検査費が無料、交通費の代わりに託しチケットを支給といった対応で、謝礼金の支払われない治験もあります。

このように、治験バイトという表現は厳密には正しくありませんが、この記事では「謝礼金を受け取れる治験に参加すること」を「治験バイト」として表現しています。

治験バイトの危険性は?

治験バイトは医療機関が安全性を最優先にして行います。参加にあたっては事前に丁寧な説明があり、治験バイト中は専門医が診察や体調管理をしてくれるなど、安心して参加できる仕組みになっています。

とはいえ、国に承認されていない薬を飲むため、人によっては大きな副作用が出る恐れもあります。

気になる体調の変化を感じたら、すぐに治験バイトを受けている医療機関に相談しましょう。副作用が治まるまで、しっかりと治療してもらえます。万が一重い症状が出ても、薬を開発する製薬会社から補償を受けられます。

また、治験バイトは本人の同意なしには行えず、たとえ参加後であっても途中で辞めるのも自由です。健康を害するリスクはゼロではないため、少しでも不安があれば辞めておきましょう。

治験バイトの種類

治験バイトには通院タイプと入院タイプの2種類があります。以下で、それぞれの違いを紹介します。

通院タイプ

通院タイプの治験バイトは、自宅から実施される医療機関まで定期的に通院して治験に参加します。ちなみに、治験バイトのほとんどが通院タイプです。

通院タイプは、1回あたりの拘束時間が短く、数回程度の参加で終わるものが一般的です。ただし、治験によっては、数年など長期間にわたって定期的に通う場合もあります。

入院タイプ

入院タイプの治験バイトは、医療機関に入院して行われます。起きる時間や寝る時間、食事時間など、1日のスケジュールが管理された状態でほかの参加者とともに入院します。

決められたスケジュール以外は自由に過ごせますが、外出やスマートフォンの利用時間、喫煙、飲酒などの行動を制限されます。

短いもので1泊2日、さらに1週間から10日前後、長いもので1ヶ月以上など、治験によって期間はさまざまです。

治験バイトの応募方法

治験バイトの情報だけを集めたウェブサイトも多数ありますが、治験バイトは原則として実施する医療機関が直接募集することになっています。そのため、公式ウェブサイトやポスターなどの告知で募集中の治験バイトを確認できます。

どんな治験バイトでも応募方法はほとんど変わらず、病院内に掲示してある募集ポスター、新聞広告やインターネットなどの募集広告などをみて参加希望を出します。

治験バイトは正式には有償ボランティアなので、バイト情報では探せません。一方で、モニターの仕事に興味があるなら、スキマバイトサービス「タイミー」で、アンケートモニターや商品の体験モニターなどの募集を探してみるのもおすすめです。

関連記事:看護師向けの単発バイトによくある仕事内容は?メリットやデメリットも紹介

治験バイトの応募条件

治験バイトはどんな人でも参加できるわけではありません。安全に治験を終えられるように、主に次のような人を対象に申し込みを受け付けます。

  1. 効果が期待される病気を持っている患者
  2. 病気をしていない健康な成人

治験ごとに条件はさまざまで、年齢や性別、これまでの病歴など細かな条件が決まっているものもたくさんあります。

治験バイトの流れ

先ほど治験バイトは説明会への参加から始まるとお伝えしましたが、ここでは治験に参加するまでの具体的な流れを確認しましょう。

  1. 説明会の参加を申し込む
  2. 説明会に参加したあと治験バイトに応募する
  3. 健康診断を受ける
  4. 治験バイトに参加する

参加してみたい治験バイトの情報をみつけたら、医療機関に説明会への参加を申し込みます。説明会では内容や参加条件、副作用のリスク、謝礼金などの情報を確認し、不安や疑問を解消できたら治験バイトへ正式に申し込みます。

ただし、申し込めば必ず参加できるわけではありません。説明会当日あるいは指定日に受ける健康診断や問診の結果によっては対象者の条件から外れてしまい、治験バイトに参加できなくなります。

治験バイトへの参加が決定したら、同意書に署名して提出します。その後、説明会で知らされたスケジュールどおり治験がスタートします。

治験バイトのメリット

治験バイトへの参加には、主に次のようなメリットがあります。

  • 専門の医師による丁寧な診察を受けられる
  • 高額な報酬を得られる可能性がある
  • 診療費用の負担が軽減される場合もある

以下で、くわしく解説します。

専門の医師による丁寧な診察を受けられる

治験バイトを実施できるのは、国の指定する一定の水準を満たした医療機関だけです。そのため、信頼できる環境と専門医の手による診察や検査を受けられます。

病気を抱えながら参加するのであれば、自分に合う薬や新しい治療と出会う機会になる可能性があります。また、健康な人も、通常よりも精密な検査を受けられるため、自分の体のコンディションを把握するキッカケになるでしょう。

高額な報酬を得られる可能性がある

治験バイトをすると、高額な報酬が支払われる可能性があります。

医療機関や治験バイトの内容によって金額は変わりますが、「負担軽減費」として受け取れる報酬の相場は1日あたり7,000~10,000円ほどとされています。

入院タイプは拘束時間が長いため通院タイプより高額になる傾向があり、1週間ほどの治験期間で10万円ほど受け取れる場合もあります。

診療費用の負担が軽減される場合もある

治験バイトでは、未承認の薬とはいえ、実際に薬を使った治療を受けることになります。治療にともなう診察や検査、服薬にはお金はかからず、また事前の健康診断も無料で受けられます。

病気治療中の人であれば、報酬を受け取れるだけではなく、医療費の負担を減らせるでしょう。

治験バイトのデメリット

治験バイトに参加する前には、デメリットもしっかり確認しておきましょう。

  • 人によっては副作用が出ることもある
  • 治験によっては検査に時間がかかる
  • 毎日日誌や記録が必要な場合もある

人によっては副作用が出ることもある

国に認可を申請する直前、薬として販売される前の最終段階の試験とはいえ、予想外の副作用が出る可能性を否定できません。

もし副作用が出ても、回復するまで医療機関が診てくれます。しかし、自分では考えもしなかった副作用に苦しむリスクがあることを理解しておきましょう。

治験によっては検査に時間がかかる

治験バイトでは、通常の診察よりもたくさんの検査を行います。検査の内容や数によっては、かなりの時間がかかるため負担に感じるかもしれません。

限られた時間を有効活用して報酬をしっかり得たい場合は、スキマバイトサービス「タイミー」のアプリを使って気になるバイトに申し込むのがおすすめです。

毎日の日誌や記録が必要な場合もある

治験バイトは、新しい薬の認可を受けるために、厚生労働省に提出するデータを調べる重要なステップです。正確なデータを出せるように、治験ごとに細かくルールが決められています。

スケジュールどおりの服薬や来院のほか、毎日の記録をつけるように求められる場合もよくあります。数日間だけの通院タイプでも、守るべきルールが多くて想像以上に大変な思いをする可能性もあります。

治験バイトを始める際の注意点

治験バイトに挑戦してみようと思っても、思いがけない理由で参加がむずかしくなることもあります。治験バイトであらかじめ知っておきたい注意点を確認しておきましょう。

  • 大学生でも20歳未満は参加できない可能性がある
  • 治験の実施日は平日が多い

大学生でも20歳未満は参加できない可能性がある

治験バイトの対象はほとんどが成人以上です。

花粉症やニキビ、小児性アトピーなど、子どもを対象にした治験もあります。しかし、未成年への治験は、通院先の医療機関から保護者へ声のかかるケースがほとんどで、通常は一般募集されていません。

2022年4月1日からの成人年齢の引き下げにより、18歳以上が成人として扱われるようになりましたが、治験バイトの多くは20歳以上が対象です。大学生で成人年齢だからといってすべての治験バイトに申し込めるわけではないので、情報をよく確認しましょう。

治験の実施日は平日が多い

治験は医療機関が行うため、開院時間に合わせて平日に実施されることが多く、平日にまとまった時間を取れないと参加しにくいでしょう。

大学の授業やサークル活動などで多忙な学生は、治験のスケジュールを全てこなすのがむずかしい可能性があります。説明会であらかじめスケジュールを確認してから申し込むことが大切です。

ただし、土日のみのモニターや入院治験が募集されている場合もあるので、公式ウェブサイトをチェックしてみてください。

スキマ時間にすぐ働きたいなら「タイミー」がおすすめ

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履歴書も面接も不要で、働きたいと思ったときにすぐ働けるため、準備やスケジュール管理の負担もかからないのも魅力です。

治験バイトのように効率よい仕事を探しているなら、「タイミー」を活用してみましょう。

(※)参照 株式会社タイミー「学生のアルバイトに関する実態調査
調査期間 :2023年4月17日(月)~2023年5月18日(水)
調査対象 :タイミーでスキマバイトをしている学生の働き手 550名
年齢   :10代~20代
調査方法 :インターネット
エリア  :47都道府県

まとめ

治験バイトは、正しくはバイトではなく、新しい薬の誕生に欠かせない有償のボランティアです。しかし、報酬を受け取れるケースが多いため、よく治験バイトと呼ばれます。

国に承認を受ける前の薬を飲むため副作用の心配もありますが、服薬や検査だけで高額な謝礼金を受け取れるため、気になる学生もいるでしょう。ただし、20歳以上の募集が多い、参加日は平日がほとんどなど、大学生にはハードルが高い可能性もあります。

働く時間を自分で選びたい、効率よく時間を使って稼ぎたいなら、スキマバイトサービス「タイミー」のアプリをいますぐダウンロードしましょう。

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