2018年1月に厚生労働省が「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を策定してから、副業を容認する企業が増加しています(※1)。
なかには、友人や知人が副業を始めたと言っていたのを聞き、「自分も挑戦してみたい」と考える方もいるのではないでしょうか。
本記事では、副業を検討している方に向けて、メリットや選ぶ際のポイント、安全に始めるために確認したい注意点を解説します。また、さまざまな属性の方に向けて、スキマバイトサービスを提供しているタイミーがおすすめする15の職種を紹介します。ぜひ、副業をはじめる際の参考にしてください。
(※1) 出典:厚生労働省「副業・兼業の促進に関するガイドライン」2018年策定(2020年改定)
「副業」とは
「副業」とは、会社員や公務員、個人事業主などが「本業以外の仕事」で収入を得ることを意味します。
なお、雇用されてアルバイト従業員として働くケースのほか、業務委託・請負として企業から受注した業務を遂行するケースや、一般消費者に直接商品やサービスを販売するケースなど、多種多様な形態があります。
近年、官民を挙げて副業が推進されるようになり、大企業やベンチャー企業を中心に、就業規則などに副業を容認する規定を盛り込む企業が増加しました。また、公務員も内容によっては許可されるケースがあります。内部規定(各自治体の許可基準など)を確認した上で検討しましょう。
主婦でも副業で稼げる?
会社員だけではなく、主婦や主夫も副業で稼ぐことができます。副業の種類によっては在宅で業務を行えるケースもあり、家事や育児、介護などと両立しやすい点が魅力です。
2023年2月にタイミーが実施した「スキマバイト実態調査」によると、子育て中の女性ワーカーさんに関しては、「週に1~2回程度」「1回につき3~4時間または5~6時間程度」「10~14時の時間帯」に副業をこなしているケースが多いことが判明しています(※3)。
「子どもが学校や保育園にいる時間帯のみ」など、限られた短い時間で働くことも可能であることから「気分転換やストレス発散になる」という声もあがっています。積極的に副業に挑戦してみてはいかがでしょうか。
※3 スキマバイト実態調査により参照
調査概要
調査名 :スキマバイト実態調査
調査期間 :2023年2月5日(日)〜2023年2月7日(火)
調査対象 :「タイミー」の働き手(5,159名)
調査方法 :インターネット
エリア :全国47都道府県
副業のメリットとは
副業の主なメリットは、以下の2点が挙げられます。
- 収入がアップする
- 自分自身のスキルがアップする
以下で、それぞれについてくわしく説明します。
1. 収入がアップする
昨今、物価が急上昇しています。食費や水道光熱費、子どもの教育費など、日々、さまざまな支払いをする必要がありますが、働き先によっては「物価に連動して給与が上昇しない」というケースもあるでしょう。
「節約をする」という対応方法もありますが、すでに限界まで切り詰めている場合、それ以上の節約は困難かもしれません。副業をすれば収入がアップし、物価高が続く状況においても生活水準を落とさずに済みます。
なお、「現状の収入で生活が成り立っている」という方であっても、副業で収入を上乗せできれば、より豊かな生活をおくることが可能になるでしょう。
2. 自分自身のスキルがアップする
自分自身のスキルがアップすることも、副業の魅力です。本業の働き先で「このような業務をやりたい」「この部署に配属して欲しい」と希望を伝えても、必ずしも希望した業務に従事できるわけではなく、希望しない部署に配属される場合もあるでしょう。
しかし、副業であれば、希望する仕事を遂行でき、スキルアップにつながる可能性があります。例えば、現在、本業で営業職に従事している方であっても、副業でデザインの仕事をしてスキルアップを図れば、本業でもデザイン関連部署に異動できるかもしれません。
また、いきなり転職・起業するのではなく、副業という形で実務を経験しておけば、「イメージと異なっていた」と後悔するリスクを低減できます。
副業を選ぶ際のポイント
副業を選ぶ際は、まず、契約形態が雇用契約なのか、業務委託契約なのかを確認しましょう。雇用契約の場合、労働基準法などが適用されます。
他方、業務委託契約の場合、原則として労働基準法などの適用はありません。過労状態にならないように、自分自身で業務時間を適切に管理する必要があります。
安全に副業を始めるために確認したい注意点
以下は、安全に副業を始めるために確認したい注意点です。
- 違法ではないか確認する
- 自分のスキルが活かせるか確認する
- 本業に影響が及ばないか確認する
- 会社の就業規則を確認する
- まずは単発のバイトから始めてみる
以下で、それぞれについてくわしく説明します。
1. 違法ではないか確認する
SNSを閲覧していると、「簡単に稼げる副業」といった内容の書き込みで人材を募集しているのを見かけることがあるかもしれません。しかし、どのような企業が募集しているのかが不明確な場合、いわゆる「闇バイト」と呼ばれるような違法行為に加担させられる可能性がある点に注意しましょう。
過去には、「事業者向けの給付金などを詐取する行為に加担させられた」という事例も発生しています。たとえ自分自身は犯罪行為に加担している自覚がなかったとしても、逮捕される可能性があります。不審な点がある場合は、警察や弁護士などに相談しましょう。
2. 自分のスキルが活かせるか確認する
ご自身のスキルや資格、経験を活かせる仕事なのかどうかをチェックすることも大切です。
例えば、「簿記の資格を持っている」「本業で経理業務に従事している」という方は、「記帳代行」の仕事に適しています。「即戦力」として評価されるため、仕事を獲得しやすく、スムーズに収入の上乗せを実現できるでしょう。
3. 本業に影響が及ばないか確認する
本業の仕事内容によっては、働く時間以外は「休息」に充てるほうが望ましい場合もあります。副業に精を出すあまり、本業に影響が及ぶことがないように注意しましょう。
副業のしすぎにより疲労が蓄積して体調を崩し、本業で有給休暇を使い切ったうえで休み続けることになると、かえって収入が減る可能性があります。
4. 会社の就業規則を確認する
本業の働き先の社内規定をチェックすることも忘れてはいけません。企業によっては、入社時に交わす誓約書や就業規則において、社員に競業避止義務を課す内容が含まれているケースがあります。
競業避止義務とは、「競合関係にある他社で業務に従事することを回避する義務」です。なお、明文規定が存在しない場合でも、信義則上、「競業避止義務を負う」とされていることに留意ください。
法的なリスクを低減するためにも、事前に上司などに「このような内容の副業をしようと考えている」「この企業で副業をしても問題ないだろうか」と相談することをおすすめします。
5. まずは単発のバイトから始めてみる
副業を始めるなら、まずは単発のバイトから始めてみるのがおすすめです。単発であれば、「自分に合わない」と感じても我慢し続ける必要がなく、気軽に始めやすいでしょう。
単発のバイトには、雇用されてアルバイト(パート)従業員などとして働くケースと、「業務委託」「請負」という形態で、企業から受注した業務を遂行するケースがあります。
業務委託や請負の場合、原則として「労働者」としての保護を受けられません。しかし、アルバイトであれば、雇用契約を締結するため、各種労働法(最低賃金などのルール)の適用を受けることが可能です。
そのほか副業としては、「自分自身で一般消費者に直接、商品・サービスを販売する形態」もありますが、仕入れや宣伝といった全プロセスを自力で遂行することになります。商材によっては、「あまり売れない」という事態に直面する可能性があることに留意ください。
初心者におすすめの副業3選
ここからは、タイミーがおすすめする初心者向けの副業を紹介します。
- 単発バイトや日雇いバイト
- アンケートモニター
- フリマアプリで不用品販売
以下で、それぞれについてくわしく説明します。
1. 単発バイトや日雇いバイト
初心者の場合、単発のアルバイトや日雇いのアルバイトがおすすめです。
仕事は就業開始前にご自身に合っているかどうかを判断するのは困難です。しばしば、「実際に働いてみたところ、イメージと違っていた」という事態に直面することがあります。また、人間関係で苦労することがあるかもしれません。
しかし、単発や日雇いであれば、「自分に合わない」「人間関係に難がある」と感じたら、「それ以降は同じ仕事に申しこまない」という選択が可能です。また、本業やプライベートのスケジュールに合わせて柔軟に働く日を決められることも、単発や日雇いのアルバイトのメリットといえるでしょう。
2. アンケートモニター
アンケートモニターとは、企業から依頼されたアンケートに回答する仕事です。インターネット上の回答専用ページで選択肢にチェックを付けたり、文字を入力したりするだけであり、基本的なパソコンやスマートフォンの操作ができれば、誰でも遂行できるでしょう。
謝礼として現金や各種ポイント、電子マネー、電子ギフト券などを獲得できるため、スキマ時間に回答するとよいでしょう。なお、「タイミー」にも、アンケートモニターの募集が掲載されています。
3. フリマアプリで不用品販売
フリマアプリやオークションサイトなどで、不用品(衣類や家具、家電製品など)を販売することも選択肢の一つです。
なお、アプリやサイトによって、手数料が異なることに留意してください。各業者の公式サイトを閲覧し、どのくらいの手数料が差し引かれるのかを把握したうえで利用しましょう。
主婦におすすめの副業3選
ここからは、タイミーがおすすめする主婦・主夫の方向けの副業を紹介します。
- データ入力
- 家事代行サービス
- ポイ活
以下で、それぞれについてくわしく説明します。
1. データ入力
データ入力とは、伝票や申込用紙、アンケートの回答用紙、名刺、カタログなどに記載されている情報(文字や数値)を、キーボードなどでコンピューターに入力したり、入力内容をチェックする仕事です。
在宅で遂行可能なケースもあることから、スキマ時間を有効活用したい主婦や主夫の方におすすめです。
「タイミー」には、データ入力のスキマバイトの募集が掲載されています。希望する条件に合致している募集が見つかったら、ぜひ申しこみをご検討ください。
2. 家事代行サービス
家事代行サービスとは、日常的な家事(部屋の片付け、清掃、食器洗い、料理、洗濯など)を代行するサービスです。近年、高齢者世帯や共働き世帯を中心に、利用者数が増加しています。
家事代行サービスの仕事は、主婦・主夫の家事スキルをそのまま活かせる仕事です。スキマ時間に挑戦してはいかがでしょうか。
3. ポイ活
ポイ活(ポイント活動)とは、何らかのアクションをとることによって、報酬として「ポイント」を獲得する活動のことです。
貯まったポイントは、そのまま買いもので利用できるほか、現金や電子マネー、電子ギフト券などに交換できる場合もあります。家事で多忙な主婦・主夫でも、スキマ時間にパソコンやスマートフォンでポイントを貯めることが可能です。
スマホでできるおすすめの副業3選
ここからは、タイミーがおすすめするスマホでできる副業を紹介します。パソコンを持っていない方は、以下に示す「スマホでも遂行可能な副業」に挑戦してはいかがでしょうか。
- ライブ配信
- 写真販売
- テレフォンオペレーター
以下で、それぞれについてくわしく説明します。
1. ライブ配信
ライブ配信とは、パソコンやスマートフォン、タブレット端末などのカメラを使用してライブ(生放送)形式で動画を配信し、視聴者が閲覧した広告の数や時間に応じて「広告報酬」を得る仕事であり、動画配信プラットフォームによっては「投げ銭機能」でファンから報酬を得ることも可能です。
配信動画の内容を工夫し視聴者数が増えれば、その分多くの収益を獲得できます。ちょっとしたスキマ時間にスマートフォンで動画を配信してみてはいかがでしょうか。
2. 写真販売
近年、さまざまなプラットフォームで、撮影した写真素材を出品・掲載することが可能になっており、ダウンロード数に応じて報酬を獲得できます。
スキマ時間にスマートフォンのカメラで風景や動物、植物などの写真を撮影し、それを販売することも、副業収入を得る手段として検討してみてはいかがでしょうか。
3. テレフォンオペレーター
テレフォンオペレーターの仕事も、副業におすすめです。案件によっては、在宅で業務を遂行できたり、機材を貸し出してくれたりするケースもあります。
「タイミー」にも、テレフォンオペレーターのスキマバイトの募集が掲載されています。希望する条件に合致する仕事を発見したら、ぜひ申しこんでみてはいかがでしょうか。
在宅でできるおすすめの副業3選
ここからは、タイミーがおすすめする在宅でできる副業を紹介します。「育児や介護などの事情があり、スキマ時間に自宅で副業をしたい」という方には、以下の仕事がおすすめです。
- ライター
- 動画編集
- アフィリエイト
以下で、それぞれについてくわしく説明します。
1. ライター
ライターとは、商品やサービスの特長を正確に把握したうえで、広告・宣伝用の媒体(Webサイトなど)に掲載される文章を考案・執筆する職種で、在宅で業務に従事できる案件も数多く存在します。
本業や家事で多忙な方であっても、スキマ時間で作業でき、副業に適した仕事といえるでしょう。
2. 動画編集
動画編集とは、撮影された動画データを映像編集用ソフトウェアなどで加工・編集し、映像作品として完成させる仕事で、在宅で業務を遂行できる案件も多数存在します。
3. アフィリエイト
アフィリエイト(アフィリエイトプログラム)とは、インターネットにおける広告手法の一種で、ブログなどに商品・サービスのバナー広告を掲載することで、閲覧者が広告をクリックしたり、商品・サービスを購入したりすると、成功報酬を獲得できる仕組みです。
スキマ時間にブログなどを作成し、バナー広告を貼り付けることも検討してはいかがでしょうか。
資格やスキルを活かせる副業3選
ここからは、タイミーがおすすめする資格やスキルを活かせる副業を紹介します。「IT関係の資格やスキル、経験を活かしたい」という方には、以下の副業がおすすめです。
- プログラミング
- Webデザイン
- オンライン講師
以下で、それぞれについてくわしく説明します。
1. プログラミング
社会のあらゆる領域でIT(情報技術)が活用されるようになった昨今、経験を積ませるために社員にプログラマーとしての副業に従事することを許可する企業や、デジタルアドバイザーとして働く副業人材を募集する自治体などが増加しています。
プログラミングに関する資格・スキルをお持ちの方は、上司に相談したうえで、プログラマーやデジタルアドバイザーなどとして副業収入を得てはいかがでしょうか。
2. Webデザイン
Webサイトの企画・デザイン・制作に関するスキル・経験をお持ちの方は、Webデザイナーとして副業収入を得ることも検討しましょう。
在宅で業務を遂行できる案件も数多く存在します。求人情報サイトやクラウドソーシングサイトで、「Webデザイン」などのキーワードで検索してみてください。
3. オンライン講師
ITに関する専門知識・経験を有する方は、オンライン講師として副業収入を得ることも可能です。オンライン講師なら、通勤する必要がないことから、本業や家事と両立しやすくなります。
IT以外でも、ピアノやバレエなど、多種多様な分野・領域でオンライン講師が活躍していることを覚えておきましょう。スキル・経験がある方は挑戦してはいかがでしょうか。
スキマバイトで気軽に副業するなら「タイミー」がおすすめ!
「スキマ時間に気軽にアルバイトをして副業収入を得たい」とお考えの方は、タイミーで仕事を探してはいかがでしょうか。以下は、タイミーのおすすめポイントです。
- 面接なしで好きな時間に働ける
- いろんな職種から選べる
- すぐにお金がもらえる
以下で、それぞれについてくわしく説明します。
1. 面接なしで好きな時間に働ける
「タイミー」に掲載されている仕事は、履歴書なしで申しこむことが可能です。面接を受けたり、登録会に参加したりする必要もありません。
「副業収入を得たい」と思ったタイミングで、すぐに就業でき、好きな時間、好きな場所で最短1時間から働くことができます。
2. いろんな職種から選べる
「タイミー」には、飲食店やスーパー・コンビニ、オフィスワーク、倉庫作業、引っ越し、イベントスタッフ、配送、ホテル・清掃など、多種多様な職種の募集が掲載されています。
働き先を探す際は、過去に働いたワーカーさんによるレビュー実績である「Good率」を参考にするとよいでしょう。
3. すぐにお金がもらえる
「タイミー」では、24時間・365日いつでも銀行口座に報酬を振り込むことが可能です(振込手数料は、いつでも何度でも無料)。
「タイミー」から申しこんだ仕事に関しては、出勤時に「チェックイン」、退勤時に「チェックアウト」することで出退勤が管理され、報酬に反映されます。なお、働き先でQRコードを読み込むだけであり、手続きがスムーズです。
まとめ
近年、副業を容認する企業が増加しました。
副業には、収入増加やスキル向上が見込めるという魅力があります。
「タイミー」には、多種多様な職種の募集が掲載されていますが、いずれも履歴書や面接は不要で、すぐに報酬を受けとることが可能です。本記事でご紹介したおすすめの副業や、「Good率」を参考にしながら、ご自身に適した仕事を探してみてください。