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インターンとは?意味やメリット・デメリット、注意点などを解説

学生

就職活動を意識し始めると、インターン(インターンシップ)が気になる方も多いのではないでしょうか。しかし、「インターン」という言葉は知っていても、具体的にどんなことをするのか、参加するメリットは何かなど、わからないことも多いでしょう。

そこで、インターン(インターンシップ)の基礎知識や参加するメリット・デメリット、参加方法などをくわしく解説します。

インターン(インターンシップ)とは

インターン(インターンシップ)とは、社会に出る前の学生が実際に仕事を体験するプログラムです。「就業体験」や「就労体験」とも呼ばれます。

日本では1990年代後半から大幅に拡大したプログラムで、大学で学んできた知識と仕事を結びつける貴重な機会として、国と企業が連携して進めています。

2025年3月卒業予定の全国の大学3年生、大学院1年生(1,353名)を対象に実施した調査によれば、大学生や大学院生のインターン参加率は80%超となっており(※)、学生のあいだで広く普及しているといえます。

(※)参照 株式会社マイナビ「マイナビ 2025年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査~中間総括~

インターンとバイトはどう違う?

「働く」という共通点だけをみると、インターンとバイトは似ているように感じるかもしれませんが、インターンとバイトには次の違いがあります。

  • インターン:学生が将来の仕事や可能性を知るために参加する
  • バイト:収入を得るために働く

バイトではコミュニケーション能力を養ったり、最低限のビジネスマナーを学べたりするる場合もありますが、インターンはそれらに加えて専門的なスキルを学べます。インターンへ参加することで、自分のキャリアを考えるきっかけになるでしょう。

また、インターンは採用活動が始まる前に学生に直接自社の魅力を伝える、仕事のやりがいを感じてもらうなど、企業側にも開催する目的があります。インターンを選考の一環として捉えている企業もあるため、気になる企業がある方は参加してみましょう。

インターンでは収入を得られないものもあります。仕事をして収入を得たい方は、バイトを選ぶとよいでしょう。授業や就職活動のスキマ時間に稼ぐなら、最短1時間からのバイトを探せる、スキマバイトサービス「タイミー」が便利です。

インターンには2つの種類がある

インターンは参加する期間に応じて「汎用的能力インターンシップ」と「専門活用型インターンシップ」の大きく2種類に分かれます。

これまでは1日のインターンも存在しましたが、2025年卒からのインターンは、5日間以上と最低期間が決められています。

5日以上を「汎用的能力インターンシップ」、2週間以上を「専門活用型インターンシップ」といい、今後は1日で完結するインターンは「インターン」とは呼ばないため注意しましょう。

「汎用的能力インターンシップ」、「専門活用型インターンシップ」について以下で詳しく解説します。

汎用的能力インターンシップ

汎用的能力インターンシップは5日以上のインターンシップのことで、職場における実務を体験できるのが特徴です。従来あった1日インターンよりも時間が取れる分、社員との関わりや参加者同士のグループワークなどを通じて、充実したプログラムを体験できます。

専門活用型インターンシップ

専門活用型インターンシップは2週間以上と長期にわたるもので、高度な専門性を要求されるような実務を職場で体験できるのが特徴です。将来働きたい企業や職種でのインターンを通じて、仕事の適性を判断したり、スキルを磨いたりできるでしょう。

通年募集としている企業が多く、2025年卒からはインターンを終えたあとそのまま採用まで進む可能性もあります。

インターンの応募方法

インターンに参加するには、必要な情報を集めたうえで企業に応募しなければいけません。インターンへの応募方法は主に次の2つです。

  1. 大学推薦型
  2. 自由応募型

以下で、それぞれの応募方法をくわしく紹介します。

大学推薦型

大学推薦型は、企業が大学に募集をかけたインターン枠に応募する方法です。すべての企業や大学で実施されるわけではなく、これまでの採用実績や信頼関係が影響します。

大学推薦型のインターンは、学校から推薦を受けなければ応募できません。自分でみつけたインターン情報でも学校からの推薦を求められる場合があるため、応募前に大学に確認しておきましょう。

また、インターンごとに応募締め切りがあるため、推薦にかかる時間を考慮して、早めに動き始めることが大切です。

自由応募型

探し出した情報に自分で応募するのが自由応募型です。多くの学生が参加するようになったいま、インターンに関する情報は自分でも簡単に探せます。

以下は、主な探し方です。

  • 開催する企業の公式サイト
  • インターン情報をまとめたサイト
  • 大学独自の情報サイト
  • OBやOGからの紹介
  • 友だちの口コミ

気になる企業や職種があるなら、こまめに情報をチェックしておきましょう。

ただし、インターン中のトラブルに対応する保険への加入、インターンへの参加届の提出など、自由応募型でも大学で手続きが必要になることは珍しくありません。応募方法に関わらず、大学に確認や相談、報告を忘れないようにしましょう。

インターンのメリット

就職する前に気になる企業や仕事を体験できるインターンには、参加によるメリットがいろいろあります。

  • 自分が働きたい職業を見つけやすい
  • 企業への理解や知見を深める機会につながる
  • 将来へのビジョンが広がる

ここからは、インターンの主なメリットをくわしく解説します。

自分が働きたい職業を見つけやすい

志望する業界、企業、職種はなんとなく決まっていても、学生のうちに入社後のイメージをつかむのは困難です。しかし、インターンに参加すれば自分の働く姿を描きやすく、本当に働きたい職業、相性のいい仕事を知るキッカケになります。

まだ志望がはっきりしない人、職種を絞りきれない人も、インターンをキッカケに自己分析が進められるでしょう。

企業への理解や知見を深める機会につながる

インターンは、普段は知ることのできない企業の内側を知る機会になります。

社員の働く様子、社風や働く環境をリアルに体験できるため、モノやサービスを通じて知るのとは別の視点から企業への理解や知見を深められるでしょう。業界研究や企業の立ち位置の把握にもおすすめです。

将来へのビジョンが広がる

企業で実際に仕事を体験すると、熱意を持って働く社員の姿、任せられる仕事や責任に直に触れられます。OBやOG(※)から話を聞くだけとは違って、入社後のキャリアやビジョンを描きやすくなります。

インターンで尊敬できる先輩社員との出会いがあれば、さらに具体的な将来を想像できるはずです。

(※)OB(=Old Boy)は男性の卒業生、OG(=Old Girl)は女性の卒業生を意味する

インターンのデメリット

就職を考える学生にはメリットの多いインターンですが、参加前に考慮しておきたいデメリットもあります。

  • 学業との両立が難しい場合がある
  • 高倍率の企業もある
  • 収入を得る目的としてはそぐわない

ここでは、インターンで考えられるデメリットを紹介します。

学業との両立が難しい場合がある

インターンの期間は企業によって異なり、数日から数週間以上の中期・長期インターンだと、学業との両立が難しくなる場合があります。とくに理系の学生は実験や研究でスケジュール調整が困難で、希望するインターン先へ応募できない恐れがあります。

たくさん参加しすぎると大学の単位を落とす、授業に出られず成績が下がるといったデメリットも考えられるため、学業に影響がでないよう、計画的に参加しましょう。

高倍率の企業もある

たくさんの学生が参加するようになったこともあり、人気企業のインターンには応募が集中します。そのため、応募が高倍率の企業のインターンには、参加できない可能性があります。

気になるインターンがあるなら、大学で前年度の参加実績を聞くなど、早めにリサーチを始めてしっかりと準備しておくことが大切です。参加経験のある先輩からのアドバイスがあればさらに安心です。

収入を得る目的としてはそぐわない

インターンの目的は、これから社会に出る学生のための就業体験です。

なかには、時給1,500円などそれなりの収入を得られる有給インターンもあって、貴重な経験を積みながらお金を稼げる場合があります。しかし、社員と同等に働く責任感や緊張感を求められるため、内容に見合った収入とは限りません。

収入を得たいと考えるなら、インターンではなくバイトを探すのがおすすめです。スキマバイトサービス「タイミー」なら学生の働きやすいバイトの募集が多いため、学業や就活の合間のわずかなスキマ時間を有効活用しながら稼げます。

関連記事:大学生におすすめの単発バイトはどれ?人気の職種や探し方、注意点を解説!

インターンの募集時期

インターンは大学3年生の夏休みと冬休みに集中する傾向があり、とくに夏休みは多くの企業がインターンを開催しています。

通年募集している企業もあり、募集のタイミングはさまざまです。しかし、インターンの募集時期はおおむね開催時期の1~3ヶ月前となっています。一般的に大学3年の4~5月頃に、大学でインターン説明会や大学推薦型の案内が始まります。

シーズン募集時期開催時期(※)

(サマーインターン)
大学3年の5~6月頃7~9月頃

(オータムインターン)
大学3年の7~9月頃10~11月頃

(ウィンターインターン)
大学3年の10~12月頃1~3月頃

(※)対象はいずれも大学3年生が一般的

インターンは大学3年の3月頃から始まる就活のエントリーの前に終わり、その後は大学4年の6月から解禁される就職活動に移ります。

インターンに関する注意点

インターンに参加中は、学生であっても「会社の一員」として適切な行動を取ることが重要です。ミスやトラブルがあれば担当社員にすぐに報告する、自分勝手に行動しない、遅刻や欠席の連絡はきちんと行うなど、社会人としてのマナーを守るようにしてください。

また最近は、「就職に役立つ」や「スキルが身につく」などと声をかけて、長時間の単純作業を強いるブラックインターンの存在が報告されています。インターンの内容に不安を感じたら、応募や参加の前に大学に相談しましょう。

インターンの合間に稼ぐなら「タイミー」がおすすめ!

実際に仕事を体験できるインターンは、学生にとって大切な就活のステップとなりつつあります。しかし、インターンの中には収入につながらないものもあります。

そのようなときは、インターンで自分のキャリアにつながる経験をしつつ、スキマ時間を使ってバイトで収入を得るのがよいでしょう。

限られた時間を有効に使ってバイトを探すなら、スキマバイトサービスの「タイミー」がおすすめです。最短1時間からのバイトも探せるから、学業とインターンで忙しい時期でも、スキマ時間にしっかり稼げます。

まとめ

インターンは学生向けの職業体験として、大学3年の夏から冬にかけて行われることが多いです。インターンにはメリットが多いものの、学業が忙しくて参加しづらいなどのデメリットもあります。とくにバイトで収入を確保する学生は、バイト時間の確保に頭を痛めるかもしれません。

学業とインターンのどちらもがんばりたいけれど、収入も確保したいなら、スキマバイトサービスの「タイミー」がおすすめです。わずかなスキマ時間から働けるバイトを探せるため、就活で忙しい時期でも稼げます。

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