副業を認める会社が増えているいま、副業可能な会社への転職を考えている人も多いのではないでしょうか。しかし、副業に関する規定は会社によって異なるため、副業を始める前に就業規則を確認することが重要です。
本記事では、副業できる会社の効率的な調べ方や、転職時に押さえるべきポイント、実際に副業を始める際の注意点などをくわしく解説します。副業と本業を両立させ、充実したキャリアを築きたいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。
副業できる会社の調べ方5選
副業できる会社の調べ方には、下記のようなものがあります。
| ・検索エンジンで検索する ・求人サイトで副業できる会社を探す ・転職エージェントに登録して探してもらう ・ハローワークで紹介してもらう ・SNSで探す |
それぞれくわしく解説します。
検索エンジンで検索する
副業できる会社を探すもっとも基本的な方法は、検索エンジンを活用することです。多くの企業が自社の副業に関する方針をウェブサイトや採用ページで公開しているため、「副業 OK 企業」や「副業 可能 会社」といったキーワードで検索すれば、効率的に情報収集できます。
また、すでに気になる会社がある場合は、「（会社名） 副業」のように具体的な企業名を含めて検索してみるのもおすすめです。
求人サイトで副業できる会社を探す
大手求人サイトの多くは、「副業OK」や「複業可」といった検索フィルターを用意しており、副業を許可している会社をピンポイントで探すことが可能です。このような機能を使えば、膨大な求人情報の中から自分に合った会社を効率よく見つけられるでしょう。
求人サイトの情報は随時更新されるため、最新の副業可能な求人をいち早くキャッチできます。興味をもった求人については、企業の公式サイトなどで再度確認しておくとよいでしょう。
転職エージェントに登録して探してもらう
転職エージェントは、一般に公開されていない非公開求人を数多く保有しており、その中から希望条件に合った副業OKの会社を提案してくれます。
また、求人探しだけでなく、書類添削や面接対策など内定から入社にいたるまでのサポートを受けられるのもメリットです。
ハローワークで紹介してもらう
ハローワークは国が運営する無料の職業紹介サービスであり、幅広い求人情報を取り扱っています。窓口で「副業可能な会社を探している」と伝えれば、担当者が親身になって副業可能な会社の求人を探してくれるでしょう。
直接窓口に行く時間がない場合は、ハローワークインターネットサービスを利用するのもおすすめです。検索条件に「副業可」と指定すれば、自分で求人を探せます。
ハローワークは公的機関であるため、信頼性の高い情報を得られる点も大きな利点といえるでしょう。
SNSで探す
近年はSNSで人材を募集している会社・人も多く、求人サイトや転職エージェントでは掲載されていない求人情報が見つかることがあります。「＃副業OK」や「＃複業歓迎」といったハッシュタグを利用すれば、効率的に求人に関する投稿を見つけられます。
ただし、違法な「闇バイト」の求人がヒットすることもあるため、怪しい求人には注意が必要です。「高額」「即日 現金」「〇〇するだけ」「誰でも簡単」など、簡単に高収入が得られるかのような謳い文句を並べている求人には、応募しないようにしましょう。
副業ができる場合が多い会社の特徴
副業ができる会社には、以下のような特徴があります。
| ・スタートアップやベンチャー企業 ・IT系やWeb系の会社 |
順番に見ていきましょう。
スタートアップやベンチャー企業
スタートアップやベンチャー企業は柔軟な働き方を重視する傾向があり、副業に対しても比較的オープンな姿勢をもつことが多いです。人材獲得競争が激しい現代において、優秀な人材を確保するための戦略として副業を認めているケースも少なくありません。
ただし、副業に関する方針は企業によって異なるため、具体的な副業ルールについては、応募時や入社前に必ず確認しておきましょう。
IT系やWeb系の会社
IT系やWeb系の会社は技術の進歩が速く、従業員の継続的なスキルアップが会社の競争力維持に直結します。そのため、これらの会社では副業を通じた経験やスキルの獲得を肯定的に捉える傾向があります。
また、IT系やWeb系の会社は、リモートワークやフレックスタイム制などの勤務形態が主流です。副業との両立がしやすい環境が整っていることも、副業許可を出している理由の一つです。
副業をする際の注意点
ここでは、トラブルを回避して副業を円滑に進めるための重要なポイントを4つ紹介します。
本業に支障のないように副業する
副業を始める際にもっとも重要なポイントは、本業への影響を最小限におさえることです。副業の時間や労力が本業のパフォーマンスを低下させては本末転倒であり、今後のキャリア形成に影響を与える可能性があります。
そのため、勤務時間外で無理なく行える副業を選び、本業の繁忙期には副業を控えるなど、調整することが大切です。
会社のルールを守る
会社で定められた副業ルールを無視すると、会社との信頼関係が悪化し、最悪の場合は懲戒解雇につながる可能性があります。副業の内容や収入について報告義務が設けられているなら、正直に報告しましょう。
会社との良好な関係を維持しつつ、安心して副業に取り組むためには、会社のルールを必ず守ることが重要です。
単価を意識して副業する
副業で効率よく稼ぐには、単価を意識することが重要です。スキマ時間を活用して副業を行う場合、ただ仕事の量を増やすだけでは時間の割に十分な収入を得られないケースがあります。そのため、報酬額だけでなく、時給換算して総合的な収入を判断しましょう。
副業の収入が年20万円を超えたら確定申告をする
副業の収入が年間20万円を超えた場合、確定申告が必要になります。これは、本業の給与所得とは別に、副業による所得を正しく申告し、適切な納税を行うためです。確定申告をしないと、追徴課税や加算税などのペナルティを受ける可能性があります。
また、副業収入が年間20万円を超えない場合でも、住民税の申告が必要です。住民税は都道府県や市町村に納める税金であり、確定申告のように「20万円以下なら申告不要」といった特別措置は設けられていないため、1円でも副業による利益がある場合は忘れずに申告しましょう。
副業ができる会社に転職する際に気をつけたいこと
副業ができる会社に転職する際に気をつけたいポイントは、以下のとおりです。
| ・志望動機を副業ができることにしない ・副業に関するルールを確認する ・副業をする目的を明確にしておく |
それぞれ順番に解説します。
志望動機を副業ができることにしない
副業ができる会社の転職を希望する場合でも、志望動機として「副業ができるから」を前面に押し出すのは避けるべきです。会社は本業に専念し、会社の成長に貢献する人材を求めているため、副業目的での入社は好ましく思われない可能性があります。
志望動機としては、会社の理念や事業内容への共感、自身のスキルを活かせる点などを中心に伝えることが重要です。本業への意識を示しつつ、副業を通じて得られる経験が本業にも役立つことをつけ加えれば、より説得力のある志望動機になるでしょう。
副業に関するルールを確認する
副業を認めている会社であっても、一定の制限や規則を設けていることがある点に注意が必要です。例えば、副業を始める前に会社への許可申請を義務づけていたり、副業時間に上限を設けていたりすることがあります。
また、特定の情報の扱いに気を付けるよう規定を設けている場合もあるため、お勤め先のルールをよく確認しましょう。副業に関するルールは会社によって異なるため、面接時や入社前に確認しておく必要があります。
さらに、信義則上、労働者は在職中に競合他社の業務を行わない義務を負っているため、職種選びは慎重に行いましょう。
副業をする目的を明確にしておく
副業を始める際は、自分が副業をする目的を明確にしておきましょう。単に収入増を目指すのか、新しいスキルの習得が目的なのか、あるいは将来の独立に向けた経験を積むためなのかなど、副業する目的が明確だと取り組み方も変化します。
面接時に副業の目的を説明できれば、会社側からの理解も得やすくなるでしょう。
スキマ時間で副業したいなら「タイミー」がおすすめ
副業探しなら、スマホアプリの「タイミー」がおすすめです。「タイミー」は希望の日付や地域を指定して仕事を探せるため、本業の合間に効率よく副業を行うことができます。
「タイミー」の大きな特徴は、面接や履歴書提出の手間がなく、条件を満たせばすぐに仕事を始められる点です。また、報酬の受け取りも簡単で、アプリから振込申請をすれば手数料無料でいつでも報酬を受け取れます（※）。
スキマ時間を有効活用して副業収入を得たい人は、ぜひ「タイミー」を活用してみてください。
（※）下記に該当する場合は、振込申請後からお受け取りまでに時間がかかることがございます。
・ご登録された銀行口座の情報に誤りがある
・ご利用銀行の規定メンテナンス期間
・土日祝日や大型連休、年末年始の場合
まとめ
副業可能な会社は、検索エンジンや求人サイトの活用、転職エージェントからの紹介など、さまざまな方法で探せます。とくにIT系やスタートアップ企業は、副業に対して前向きな傾向が強いため、副業したい人におすすめです。
ただし、副業に関するルールは会社によって異なるため、事前に確認しておきましょう。スキマ時間で働ける仕事を探すなら、「タイミー」の利用を検討してみてください。
