バイトをすぐ辞める人の特徴は?見抜き方や対策方法を紹介
こんにちは。スキマバイト募集サービス「タイミー」ライターチームです。
「バイトをせっかく採用しても、すぐに辞められてしまう」
当記事を読んでいるあなたは上記のお悩みをお持ちではないでしょうか。
すぐに辞められてしまうと、採用費用をかけた企業にとって損失です。できることなら、すぐに辞めてしまわない、長期で働いてくれるスタッフを採用したいのは当然のことでしょう。
本記事では、バイトをすぐに辞めてしまう人に見られる特徴や、採用前にチェックするべきポイントを解説します。アルバイトの離職が多く困っている方は、ぜひ参考にしてください。
目次[非表示]
- 1.近年のバイトが仕事を辞める割合は20%強
- 2.バイトをすぐ辞める人に見られる6つの特徴
- 2.1.職場の人とのコミュニケーションが希薄
- 2.2.失敗やトラブルを人のせいにしがち
- 2.3.職場や仕事に対する理想が高い
- 2.4.バイトを頻繁に辞めることへの抵抗が薄い
- 2.5.スケジュール管理が苦手
- 2.6.そもそも長く続けるつもりがないため仕事を覚える意欲がない
- 3.バイトをすぐに辞める人の割合は以外と高い
- 4.バイトをすぐ辞めそうな人を履歴書や面接で見抜くためのチェックポイント
- 4.1.履歴書のチェックポイント
- 4.2.志望動機のチェックポイント
- 4.3.学歴や職歴のチェックポイント
- 4.4.その他のチェックポイント
- 5.バイトが立て続けに辞めるのは雇う側に問題があるケースも
- 5.1.採用前のイメージと実際の職場・仕事・待遇にギャップがある
- 5.2.新人教育がいい加減
- 5.3.スタッフ間の雰囲気が悪い
- 5.4.店長の言動に不満がある
- 5.5.がんばりが評価されない
- 6.採用したバイトにすぐ辞められるのを防ぐ対策方法は?
- 7.「すぐ辞めるバイト」の対策のためにも、正直な辞める理由をヒアリングしよう
- 8.まとめ
近年のバイトが仕事を辞める割合は20%強
厚生労働省が実施している令和3年雇用動向調査結果によると、近年の離職率は以下の通りでした。
過去10年の離職率のピークは2019年で26.4%でしたが、2020年以降は減少傾向にあります。もう少し前から遡ると、バイトの離職率は2013年ごろから増加傾向にあったため、少し落ち着いたと言える状況です。
2020年以降はバイトの入職率も大きく減少したことから、新型コロナウイルスの流行がバイトの雇用に影響を及ぼしたと考えられるでしょう。
バイトをすぐ辞める人に見られる6つの特徴
職場としては、バイトといえど雇った人にすぐ辞められてしまうのは困るものです。すぐ辞めてしまう人の特徴を知っておくと、採用時にすぐ辞められてしまう可能性を判断しやすくなります。
バイトをすぐに辞めてしまう人のよくある特徴は、以下の6点です。
- 職場の人とのコミュニケーションが希薄
- 失敗やトラブルを人のせいにしがち
- 職場や仕事に対する理想が高い
- バイトを頻繁に辞めることへの抵抗が薄い
- スケジュール管理が苦手
- そもそも長く続けるつもりがないため仕事を覚える意欲がない
また以下の記事では、バイトが人手不足になる原因について詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
職場の人とのコミュニケーションが希薄
職場の人とのコミュニケーションが希薄な人は、バイトをすぐに辞めやすいです。バイトかどうかを問わず、どんな仕事でも周りの人との関係が大切になります。
周りの人とのコミュニケーションが希薄では、信頼関係を築いた上での仕事ができません。結果として、ミスが発生しやすい、気持ちよく仕事ができない、などマイナスなことが多くなります。
マイナスな部分が多くなれば、仕事を辞めたくなるのも当然です。よってコミュニケーションが希薄に思える人は、すぐにバイトを辞めやすい傾向があります。
失敗やトラブルを人のせいにしがち
失敗やトラブルを人のせいにしがちな人も、バイトを辞めやすいです。確かに、失敗の責任は本人だけではなく、チームやルールに問題があるかもしれません。それでも本人が失敗の責任を一切取らず、他人のせいにしてしまうことは性格に難があると言えるでしょう。
失敗やトラブルを人のせいにしがちな人は、職場の人とのコミュニケーションもうまくいきにくいです。
結果、先述のようにコミュニケーションが希薄となり、結果として離職につながりやすくなるでしょう。
職場や仕事に対する理想が高い
職場や仕事に対する理想が高い人も、バイトを辞めやすい傾向にあります。先述した2つの理由は、職場や仕事に対する理想や意識が低い人の傾向です。
しかし、理想や意識が高い人でもバイトを辞めやすいと言えます。
理由として、職場や仕事に対する理想が高い人は、バイトの条件や職場環境に不満を覚えやすいためです。
例として「応募時点で思っていた仕事内容や勤務時間と違う」と思うことになります。理想が高いことは決して悪いことではありませんが、理想と現実のギャップに耐えきれず、バイトを辞めてしまう原因になりやすいです。
バイトを頻繁に辞めることへの抵抗が薄い
バイトを辞めることをためらわず、平気で辞めてしまう人は、採用してもすぐに辞めてしまう可能性が高いです。
バイトを以前から複数経験し、短期間で辞めることを繰り返してきた人は、バイトを辞めることへの抵抗が薄いと考えられます。
こういった人は仮に辞めなくても急に休む、連絡なしにいなくなることで、職場にどれだけ迷惑をかけるのか考えられない人である可能性が高いです。
以前から経験してきたバイトを平気で辞めてきた人は、恐らくあなたの職場で採用しても、辞めたい時に平然と辞めてしまうでしょう。
スケジュール管理が苦手
スケジュール管理が苦手な人も、バイトをすぐに辞めてしまう傾向にあります。どんな人でも仕事だけをして生活しているわけではありません。よってどんな人でもスケジュール管理が大切です。
しかし、スケジュール管理が苦手な人は、シフトがある日に予定を入れてしまうことがあるでしょう。また仕事中にも、段取りを決めるのが下手で作業効率が悪いことが考えられます。
スケジュール管理が苦手な人は、バイト先に迷惑をかけてしまう可能性が高いと言えるでしょう。
そもそも長く続けるつもりがないため仕事を覚える意欲がない
そもそも長く続けるつもりがなかった、という人もいます。一時的にやるから、周りとのコミュニケーションもどうでもよく、仕事も最低限だけ覚えれば良い、と考えている人です。
こういった人は簡単に辞めてしまいますし、仕事をしている間も意識が低く、仕事の生産性も低い可能性が高いでしょう。
長く続けるつもりがない人を雇うと、その場しのぎにすらならない可能性があるので注意してください。
バイトをすぐに辞める人の割合は以外と高い
25,000人を対象に実施されたアンケートの調査結果によると、以下の結果となりました。
・アルバイト・パート離職者の5人に1人以上が1カ月未満で辞める
・アルバイト・パート離職者の2人に1人は入社後半年未満で辞める
参考:パーソル総合研究所
半年未満で辞める場合は、仕事をある程度覚えており、一人前に仕事をできるようになっている頃ではないでしょうか。
その時期に辞められてしまうと、採用や教育にかかったコストが無駄になってしまいます。また新しい人がきても、同様に仕事を覚え、長く続けられるとは限りません。
バイトがすぐに辞めてしまうことで人材不足となっている場合は、以下の記事も参考にしてください。取り組むべき対策などを詳しく解説しています。
バイトをすぐ辞めそうな人を履歴書や面接で見抜くためのチェックポイント
バイトをすぐ辞めそうな人を履歴書や面接で見抜くためのチェックポイントは以下の通りです。
- 履歴書のチェックポイント
- 志望動機のチェックポイント
- 学歴や職歴のチェックポイント
- その他のチェックポイント
順番に解説します。
履歴書のチェックポイント
履歴書の時点で、すぐに辞めそうな人を見抜くには以下のポイントに注意しましょう。
- 読めないぐらい汚い字で書かれている
- 空欄が多い
- 誤字脱字が多い
- コピーを提出されている
- どこにでも使えそうな表現で書かれている
「雰囲気が良いから」「楽しそうだから」など
上記に当てはまる場合は、志望度合いが低いことに加えて、自分のアピールをおろそかにしてしまう人の可能性が高いです。
上記に当てはまるような適当に書かれている履歴書を受け取った場合は、面接をせずに不採用としても良いかもしれません。
志望動機のチェックポイント
志望動機の確認時に、すぐに辞めそうな人を見抜くには以下のポイントに注意しましょう。
- 他の企業でも使い回せる動機になっている
- 仕事を継続する意志を感じられない
- 仕事や企業への興味を感じられない
上記に当てはまる人は採用後、すぐに辞めてしまう可能性が高いです。本当に興味を持っている人であれば、仕事に対して真面目な態度で取り組んでくれるでしょう。
真面目な人であれば、職場の人たちとのコミュニケーションや仕事のルールを守り、安心して仕事を任せられる可能性も高いです。
強い志望動機や興味がある人を採用しましょう。
学歴や職歴のチェックポイント
学歴や職歴の確認でも、すぐに辞めにくい人を見抜くポイントがあります。
学歴・職歴が全てではないので一概には言えませんが、良い学歴や長い職歴の実績がある人は、真面目に努力を重ねられる人の可能性が高いです。そういう人であれば、当社の仕事に対しても同様に取り組んでもらえることを期待できます。
一方で中退や短期間での離職歴がある人には、すぐに辞めてしまう可能性が考えられます。ただし、やむを得ない事情を抱えている可能性があるので、面接の時点で「うちでもすぐに辞めてしまうだろう」と決めつけないようにしましょう。なぜ辞めることになったのか話を聞くことも大切です。
その他のチェックポイント
勤務先の住所と自宅、学校の位置を確認しておきましょう。自宅や学校から勤務先があまりにも離れている場合、長続きしない可能性が高くなります。
株式会社ユニシア・コミュニケーションズ調べでは、バイトを続ける理由の1位は「勤務先が自宅・学校から近い」という調査結果もあります。
参考:株式会社ユニシア・コミュニケーションズ調べ
勤務先への通いやすさも継続に関連するポイントですので、必ず確認しておきましょう。
バイトが立て続けに辞めるのは雇う側に問題があるケースも
バイトスタッフをすぐに辞めてしまう人は、性格や考え方に問題があるケースがあります。
一方で、バイトスタッフが立て続けに辞めてしまっている場合は、雇う側に問題がある可能性が高いです。雇う側に問題があるケースとして、以下が考えられます。
- 採用前のイメージと実際の職場・仕事・待遇にギャップがある
- 新人教育がいい加減
- スタッフ間の雰囲気が悪い
- 店長の言動に不満がある
- がんばりが評価されない
順番に見ていきましょう。
採用前のイメージと実際の職場・仕事・待遇にギャップがある
採用される前後で職場や仕事、待遇のギャップが大きい場合には、候補者がすぐに辞めてしまう可能性が高いです。
候補者は求人に応募する時点で、職場や仕事に対するイメージを持っています。面接時や採用直後に仕事について説明をされ、イメージをより具体的に固めることができるでしょう。
しかし実際に働き始めてみて、イメージが崩れてしまうことはよくあることです。
そのギャップが大きすぎてしまうと「思っていたよりもだいぶハードだから続けられない」と候補者が考えてしまいます。
新人教育がいい加減
新人教育がいい加減な職場では、すぐに辞めてしまう可能性が高いです。働き始めたばかりのバイトスタッフは、わからないことだらけです。モチベーションが高い人なら、教育を受けて早く職場に貢献できるようになりたい、と考えているでしょう。
しかし、教育がいい加減だと、いつまでも仕事のスキルが身につきません。モチベーションも低下し、仕事を続けたいと思える環境ではなくなってしまいます。
新人教育がいい加減な職場ではバイトスタッフが定着しにくいです。
スタッフ間の雰囲気が悪い
スタッフ間の雰囲気が悪い職場も、バイトスタッフがすぐに辞めてしまう可能性が高いです。
適度なコミュニケーションを取り、信頼関係が生まれなければ仕事はうまく回りません。スタッフ間の雰囲気が悪いと、適度なコミュニケーションを取りにくいでしょう。
既存スタッフはそれでも問題ないかもしれませんが、新人スタッフはそれでは教育をまともに受けられず、仕事を覚えるペースが遅くなります。
実態はどうあれ、既存スタッフ間の雰囲気が悪い職場だと思われないことが最低限必要です。もちろん雰囲気が良い職場であれば、バイトスタッフも定着しやすくなるでしょう。
店長の言動に不満がある
店長の言動に不満がある職場では、バイトスタッフはすぐに辞めてしまいます。パワハラやセクハラなど、店長の言動にストレスや迷惑を感じるようであれば、その職場で働きたいとは誰も思いません。
また店長の仕事ぶりが悪い場合も、バイトスタッフがすぐに辞めてしまう可能性を高めます。
店長の仕事ぶりを見て「あの店長にはついていきたくない」と思われると、バイトスタッフは立て続けに辞めてしまうでしょう。
がんばりが評価されない
がんばりが評価されない職場では、バイトスタッフは立て続けに辞めてしまいます。長く続けているスタッフは、採用当初よりも多くのことができるようになり、1つ1つの作業の精度も上がっているはずです。
中にはリーダーを任されているバイトスタッフもいるでしょう。そうしたがんばりに対する評価を昇給や待遇の改善で示すべきです。
がんばりを評価されない職場では「がんばっても無駄だ」とスタッフのモチベーションが下がります。また優秀なスタッフであれば、自身を評価してくれる他の職場を探すことになるでしょう。
採用したバイトにすぐ辞められるのを防ぐ対策方法は?
採用したバイトスタッフにすぐ辞められるのを防ぐ対策として、以下があります。
- 面接時に労働条件や職場・仕事についてしっかり伝える
- 店長や教育係がしっかりサポートする
- 業務外でもコミュニケーションを図る
- 職場全体で情報や意識を共有する場を設ける
面接時に労働条件や職場・仕事についてしっかり伝える
バイトスタッフがすぐ辞めてしまう可能性を下げるために、面接時に労働条件や職場・仕事についてしっかりと説明しましょう。
先述の通り、バイト候補者が持っている採用前後のイメージにギャップが大きいと、採用後にすぐに辞められてしまいやすいです。
実際にやってみなければわからないことが多くあるのは仕方がないことですが、可能な限り労働条件・職場・仕事内容を伝えておくことで、イメージとのギャップを小さくできます。
面接時には必ず質問がないかを確認して、不明点をクリアにした状態で採用しましょう。
店長や教育係がしっかりサポートする
採用後は店長や教育係がしっかり手厚くサポートすることで、バイトスタッフがすぐに辞めてしまう可能性が低くなります。店長や教育係のサポートによって、スキル向上やモチベーションの維持に努めましょう。
また同僚との適度なコミュニケーションを取るためにも、まかないの時間や休憩時間、入り時間を同年代の先輩スタッフとあわせてあげたり、勤務中も先輩や店長から「わからないことはないか?」「困ったことはないか?」と、積極的に話しかけてあげたり、サポートをしてあげるべきです。
採用直後にもかかわらず、放置して孤立することがないようにしてください。
業務外でもコミュニケーションを図る
業務外でもコミュニケーションを図ることで、バイトスタッフがすぐに辞めてしまう可能性を下げることが可能です。
信頼関係を築くためには、職場内のコミュニケーションだけでは足りない場合があります。飲み会やランチ会を実施して、仲間意識を持ってもらうことが、信頼関係につながるでしょう。
もちろん、強制的に参加させては逆効果です。任意参加形式で、気軽に声をかけてみましょう。
職場全体で情報や意識を共有する場を設ける
職場全体で情報や意識を共有する場を設けておくと、バイトスタッフがすぐに辞めてしまう可能性が低くなります。
一部のスタッフだけが知っている内容や、暗黙の了解があると、新しく入ったバイトスタッフには伝わりません。
万一、重要事項が伝わらないまま仕事をすると、大きな損失につながってしまう可能性があります。大きなミスを犯した場合、責任を感じたり、気まずくなったりして新人バイトスタッフは辞めてしまう可能性があります。
こういった事態を防ぐためにも、情報共有や意識の共有はしっかりと行うべきです。
「すぐ辞めるバイト」の対策のためにも、正直な辞める理由をヒアリングしよう
上記の対策を講じても、すぐに辞めてしまうバイトがいる可能性があります。すぐに辞めてしまうバイトは、何人も出さないように再発防止に努めなければなりません。
短期間で辞めることを伝えられた場合には、可能な限り「なぜ辞めてしまうのか」を正直に話してもらいましょう。
再発防止につながる可能性や、その理由を話したバイトを引き止められる可能性があります。辞める理由を正直に話してもらえるような信頼関係を築いておくことが大切です。
まとめ
バイトをすぐに辞める人は一定数存在します。その理由は辞める人側にある場合だけでなく、職場側にある場合もあるでしょう。
辞める人側に問題がある場合には、採用時のチェックポイントを確認し、雇わないことで対策しましょう。また職場側に問題がある場合は、改善することでバイトが立て続けに辞められてしまう可能性を低くできます。
さまざまな対策をとっているにも関わらず、すぐに辞めてしまう人が多く、人材が足りない場合は 「Timee(タイミー)」の利用がおすすめです。
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