人材紹介会社に支払う紹介料の相場とは?算出方法や人材紹介会社利用のポイントを解説
こんにちは。スキマバイト募集サービス「タイミー」ライターチームです。
人材紹介会社を利用する際に知っておきたいのが、紹介料についてです。人材紹介会社においては、基本的に成果が出た際に成果報酬を支払う紹介料の形態となっています。
この記事では、人材紹介会社の紹介料の算出方法や、紹介会社を利用する際のポイント、利用にかかる手数料について紹介します。ぜひ参考にしてください。
目次[非表示]
- 1.人材紹介会社とは
- 2.人材紹介における紹介料の相場と算出方法
- 2.1.紹介料の相場
- 2.2.紹介料の算出方法
- 2.3.紹介料が発生するタイミング
- 2.4.紹介した人材が退職した場合
- 3.人材紹介会社の利用にかかる手数料
- 3.1.リクルートエージェント
- 3.2.doda
- 3.3.パソナキャリア
- 3.4.転職エージェントneo
- 3.5.マイナビ新卒紹介
- 4.人材紹介を利用する際のポイント
- 4.1.求める人材の明確なイメージを持つ
- 4.2.人材紹介会社の強みを理解する
- 4.3.登録人数の規模を確認する
- 5.人材紹介会社を利用する注意点・事前準備
- 6.他採用手法との比較
- 7.まとめ
人材紹介会社とは
人材紹介会社とは、企業が求める人材を紹介するサービスを行う会社のことです。応募者と仕事を求めている企業の間に仲介する形で人材を紹介します。新卒向け、中途採用向けなどさまざまなサービスが用意されており、自社の採用方式に最適な人材紹介会社を選択する必要があります。
人材紹介における紹介料の相場と算出方法
人材紹介会社を利用する場合、どの程度の手数料、紹介料がかかるのでしょうか。ここでは、手数料の相場と算出方法について紹介します。
紹介料の相場
人材紹介会社を利用する場合、紹介料の相場は年収の35%程度のことが多いです。この紹介料は、人材紹介会社の作業工数や、抱えている人材のスキルによって決まり、採用難易度の高い業界を中心としている人材紹介会社の場合、上限を50%として紹介手数料が設定されることもあります。
紹介料の算出方法
紹介料を算出する場合、理論年収という指標を使用します。理論年収とは、採用された人材が1年間働いた場合に得ると想定される年収のことで、「給与12か月分+賞与+手当などを合計した金額」が理論年収です。
例えば、想定年収500万円の人材を紹介してもらう場合は、35%だと仮定すると、175万円の紹介料を支払うことになります。
紹介料が発生するタイミング
紹介料が発生するタイミングは、採用された日となるケースが多いです。本当に入社したことが確認された後に請求書が発行される仕組みとなっています。
紹介した人材が退職した場合
紹介した人材が退職した場合も、基本的には紹介料を支払うことになります。しかし、人材の自己都合によって退職してしまった場合、人材紹介会社の中には紹介手数料の数%を返金する仕組みを設けていることが多いです。つまり、明らかなミスマッチが発生した場合は、紹介料が返金されます。紹介料の返還規定に関しては、事前に確認しておくとトラブルを事前に防げるでしょう。
人材紹介会社の利用にかかる手数料
人材紹介会社を利用する場合、どのくらいの手数料が発生するのでしょうか。ここでは、人材紹介会社を利用した場合の手数料相場について具体的な人材紹介会社をもとに紹介します。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、株式会社リクルートが運営しているエージェントです。こちらのエージェントは、常時10万件以上の求人があり、さまざまな人材が登録しているため、紹介を受けやすいという特徴があります。紹介料は30~35%程度が相場となります。
doda
dodaは、パーソルキャリア株式会社が運営しているエージェントです。20代の求職者が多く、若手採用に強いという特徴があります。常時10万件以上の求人があり、紹介料相場は30~35%程度となっています。
パソナキャリア
パソナキャリアは、取引実績28,000の社以上を誇るエージェントです。非公開求人を含む5万件の求人を扱っています。手数料の相場は30~35%程度となります。
転職エージェントneo
転職エージェントneoは株式会社ネオキャリアが運営している新卒専用の人材紹介エージェントです。学生の登録者は18万名、多くの人材の中から最適な人材を探せるという特徴があります。紹介料は30%ほどに設定されています。
マイナビ新卒紹介
マイナビ新卒紹介は、株式会社マイナビが運営している新卒専用のエージェントです。2021年卒の登録者は62万人以上(21年卒実績)で、多くの新卒者の中から自社に最適な人材を探すことができます。また、学生への連絡を代行してくれるため、人材採用にかかる工数を抑えられることも特徴です。紹介料相場は30%ほどです。
人材紹介を利用する際のポイント
人材紹介を利用するポイントは3つあります。それぞれのポイントについて詳しく解説します。
求める人材の明確なイメージを持つ
1つ目のポイントは、どのような人材を求めているか、事前に明確にしておくことです。求めている人物像が曖昧だと、人材紹介会社がどのような人を紹介すればよいのかがわからず、ミスマッチにつながる危険性があります。また、条件が厳しすぎると該当する人材が見つからなくなってしまうため、必要条件と十分条件に分けて考えておきましょう。必要条件は満たすことを前提として、十分条件は「あると良い」程度にしておき、最適な人材を探すことが重要です。
人材紹介会社の強みを理解する
2つ目のポイントは、人材紹介会社の強みを理解することです。人材紹介会社は会社によって得意分野が異なります。業界に不得意な人材紹介会社を選んでしまうと、自社の求める人材を紹介してくれない可能性が高いです。前述した「求める人材像」に合う人材を紹介してくれるサービスを活用することが重要です。
登録人数の規模を確認する
3つ目のポイントは、登録人材の規模を確認することです。登録人数が多い人材紹介会社であれば、多くの人材を紹介してくれる可能性が高く、求めている人材にたどり着ける確率も高いでしょう。
この観点で行けば、母集団の規模が少ない会社はあまり良くないことになります。しかし、母集団の規模が少ない会社の中には手厚いサポートを提供している企業もあり、そういった会社の方が自社に合っているケースもあります。自社の求める人材の数に応じて人材紹介会社を使い分けることが大切です。
人材紹介会社を利用する注意点・事前準備
人材紹介会社を利用する場合、自社内で求める人材像を明確にしておくことが重要です。人材紹介の担当者にフィードバックする機会を定期的に設けてもらい、ペルソナに近い人材と面談できるようにしましょう。
もちろん、人材紹介会社に登録する募集内容や要項は常に最新にしておくことが重要です。
他採用手法との比較
人材紹介会社を利用するよりも、他の採用手法を利用した方が良い場合があります。ここでは、それぞれの採用手法の強みについて紹介します。
まず、求人媒体は次のような強みがあります。
- 数を多く集められる
- 採用コストが変動しにくい(月額課金や成果報酬)
- 業種別の採用に強い
求人媒体は、多くの人材をコストを抑えて採用したい場合に役立ちます。
リファラル採用は次のような強みがあります。
- 費用を抑えられる
- 価値観の合う人材を見つけやすい
- 離職率も低くなりやすい傾向がある
大量に人材を確保するのには向きませんが、長期的に役立つ人材を確保できる可能性が高いです。
採用オウンドメディアは、自社でWebメディアを作成してSEO対策を実施する方法です。長期的にSEO対策に予算を投じる必要があり、根気は必要ですが、こちらを利用することで中長期的視点では採用コスト・CPA削減に役立ちます。
まとめ
本記事では、人材紹介会社の紹介料の算出方法や、紹介会社を利用する際のポイント、利用にかかる手数料について紹介しました。人材紹介会社を利用すれば、人材の理論年収の35%で採用できます。採用コストの観点で言えば、決して安いとは言えませんが、自社に最適な人材を工数をかけることなく採用できる可能性もあるでしょう。本記事の内容も参考に、人材紹介会社の利用を検討してみてはいかがでしょうか。
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