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ポテンシャルとは?意味や使い方・高い人の特徴を分かりやすく解説

こんにちは。スキマバイト募集サービス「タイミー」ライターチームです。

現代のビジネスシーンでは、「ポテンシャル」という言葉をよく耳にするようになりました。しかし、ポテンシャルとは具体的に何を指しているのかを正しく理解できていない人も多いのではないでしょうか。

そこで、本記事ではポテンシャルの意味や使い方、ポテンシャルが高いとされる人の特徴について分かりやすく解説します。記事内では、選考段階で応募者のポテンシャルを見抜くコツについても触れているので、ぜひ参考にしてください。

目次[非表示]

  1. 1.ポテンシャルとは
    1. 1.1.ポテンシャルの定義
    2. 1.2.ポテンシャルの使い方
    3. 1.3.ポテンシャルとモチベーションの違い
  2. 2.「ポテンシャルが高い」といわれる人が持っている能力・スキル
    1. 2.1.思考力・分析力
    2. 2.2.行動力
    3. 2.3.客観的視点
    4. 2.4.自己分析力
    5. 2.5.責任感
    6. 2.6.好奇心
    7. 2.7.ポジティブ思考
    8. 2.8.成長意欲
  3. 3.ポテンシャルを評価する方法
    1. 3.1.自己評価
      1. 3.1.1.SWOT分析
      2. 3.1.2.自己診断ツール
    2. 3.2.他者評価
      1. 3.2.1.面接での質問と観察
      2. 3.2.2.インターンシップやトライアル雇用
      3. 3.2.3.360度評価
  4. 4.ビジネスシーンでよく聞く「ポテンシャル採用」とは
  5. 5.ポテンシャル採用の最新トレンド
  6. 6.選考段階で応募者のポテンシャルを見抜くコツ
    1. 6.1.社会人としての基礎スキルをチェックする
    2. 6.2.キャリアプランを確認する
    3. 6.3.多面的な評価を実施する
    4. 6.4.構造化面接を実施する
    5. 6.5.オープンクエスチョンを活用する
    6. 6.6.非言語コミュニケーションを観察する
  7. 7.まとめ

ポテンシャルとは

まずは「ポテンシャルとは何か?」について、定義と使い方をそれぞれ解説します。

ポテンシャルの定義

ポテンシャル(potential)とは、まだ表面化していない潜在的な能力や、将来的な成長の可能性を指します。ビジネスシーンでは、将来、大きく成長する可能性を秘めた人材に対して使われることが多い言葉です。

特に、技術革新やグローバル化が急速に進む現代において、企業はポテンシャルの高い人材を見いだし、育成することが重要な戦略となっています。このように、ポテンシャルの高い人材の育成は、企業の競争力を左右する重要な要素です。

ポテンシャルの使い方

ポテンシャルは、さまざまな場面で使用される言葉ですが、ここでは人材評価や採用活動で使われるフレーズを紹介します。

【人材評価での使い方】

  • Aさんは、経験はまだ浅いが、高いポテンシャルを持っているため、将来は大きな成果を上げるだろう
  • Bさんは、まだ入社間もないが、高い学習意欲と積極的な行動力があり、将来的にマネジメント職として成長するポテンシャルを秘めている

【採用活動での使い方】

  • Aさんは、この職務に必要なスキルはまだ完璧ではないが、ポテンシャルの高さが補っている
  • Bさんの問題解決能力は、チームのポテンシャルを引き上げるだろう

ポテンシャルとモチベーションの違い


ポテンシャル

モチベーション

定義

潜在的な能力や将来的な成長の可能性

行動を起こし、目標を達成しようとする意欲ややる気

視点

客観的

主観的

関係性

モチベーションはポテンシャルを発揮する原動力となる

ポテンシャルはモチベーションを高める要因となる

ポテンシャルとモチベーションは、ビジネスシーンにおいてしばしば混同されることがありますが、両者は異なる概念です。

前述した通り、ポテンシャルは、個人が持つ潜在的な能力や、将来的な成長の可能性を指します。一方でモチベーションは、行動を起こし、目標を達成しようとする意欲ややる気を指す言葉です。

例えば、ある従業員が高いポテンシャルを持っているとしても、モチベーションが低ければその能力を十分に発揮することは難しいでしょう。逆に、モチベーションが高くても、ポテンシャルが低ければ成果を出すには限界があります。


「ポテンシャルが高い」といわれる人が持っている能力・スキル

ここからは、「ポテンシャルが高い」と評価される人によく見られる能力・スキルを8つ紹介します。

思考力・分析力

思考力・分析力とは、複雑な問題を論理的に考え、本質を見抜き、解決策を導き出す能力です。ポテンシャルが高い人は、目の前の課題に対して深く考え、さまざまな角度から分析できます。

表面的な情報に満足することなく、常に「なぜ?」を追及し、本質を見抜くまで考え抜く粘り強さを持っていることが特徴です。

行動力

行動力とは、自ら考えたことを実行に移せる能力のことです。どんなに素晴らしい目標を掲げても、行動しなければ何も始まりません。ポテンシャルが高い人は、新しいことにも積極的に挑戦し、目標達成に向かってまい進する行動力があります。

もちろん、行動力だけあれば全てうまくいくわけではありません。しかし、行動力があれば、足りない部分を補ったり、新しいことを学んだりして、ポテンシャルをさらに開花させられるでしょう。

客観的視点

客観的視点とは、自分の主観や感情にとらわれず、物事を冷静かつ中立的に捉えられる能力です。主観的な視点で物事を見ると、自分の思い込みや偏見に惑わされ、誤った判断をしてしまう可能性があります。

しかし、客観的に状況を分析できる人は、他者の意見やフィードバックを積極的に受け入れ、自分の行動や考えを柔軟に修正していけます。こうした能力は、常に成長させ続けられるため、高いポテンシャルを発揮できるのです。

自己分析力

自己分析力とは、自分の強み・弱み、価値観、性格などを客観的に把握し、分析する能力です。就活やキャリアプランニングにおいて重要視されるスキルの1つですが、より広い意味では、自分自身を深く理解し、成長につなげるための基盤となる能力といえます。

自己分析ができる人は、自分の強みや弱みをしっかりと把握できており、環境や状況に応じた行動が取れるため、ポテンシャルを発揮しやすいと考えられています。

責任感

責任感とは、自分の任務や目標に対して高い責任意識を持ち、最後までやり遂げる能力です。どんな困難な状況でも逃げずに立ち向かい、解決策を見つけるために全力を尽くせる人は、ポテンシャルが高いといえます。

ビジネスシーンにおいても、責任感の強い人は業務を中途半端にしたり、途中で投げ出したりせず、課題に直面しても自ら改善策を考えて実行する能力を持っています。

好奇心

好奇心とは、未知のものや新しいものに対して興味を持ち、探求しようとする気持ちです。ポテンシャルが高い人は、日頃からさまざまなところにアンテナを張っており、最新情報をいち早くキャッチしながら行動している傾向があります。

また、疑問に思ったことは徹底的に調べるため、問題解決能力が高いことも特徴です。

ポジティブ思考

ポジティブ思考とは、物事を前向きに捉え、良い面に意識を向ける思考のことです。必ずしも根拠のない楽観主義とは異なり、現実をしっかりと見据えた上で、物事を肯定的に考えられることがポジティブ思考の特徴です。ポジティブ思考はポテンシャルが高い人の特徴で、困難な状況に直面しても、くじけずに立ち向かうことができます。

仕事に対して前向きな姿勢があれば、失敗から学び、改善しながら、成功へと導けるようになるでしょう。

成長意欲

成長意欲とは、与えられた仕事や役割を通して、自分の能力や知識を高めようと積極的に行動する意欲のことです。単に与えられたタスクを遂行するだけでなく、常に現状をより良くするために努力を続ける姿勢が特徴です。

ポテンシャルが高い人は、この成長意欲を持ち続け、さらなる高みを目指して自己研さんを怠りません。このような姿勢は、周囲の同僚や社内全体にも良い影響を与え、組織全体の成長を促進できます。成長意欲のある人は、常に新しい知識やスキルを追求し、変化に柔軟に対応できるため、長期的なキャリアの成功が期待されます。

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ポテンシャルを評価する方法

ポテンシャルの評価方法は、自己評価と他者評価の2つに大別されます。ここからは、それぞれの評価方法について詳しく見ていきましょう。

自己評価

SWOT分析

SWOT分析はマーケティング手法の1つです。企業が経営戦略や企業の現状を分析するために使われている分析方法ですが、自己分析として活用することもできます。

自分の強み(Strengths)、弱み(Weaknesses)、機会(Opportunities)、脅威(Threats)を箇条書きでシンプルに書き出してみましょう。


プラス要因

マイナス要因

内部環境

自分の強み(Strengths)

自分の弱み(Weaknesses)

外部環境

転職市場における自分へのメリット(Opportunities)

転職市場における自分へのデメリット(Threats)

SWOT分析で明らかになった強みや機会をどのように生かすのか、弱みや脅威をどのように克服するのか、具体的な戦略対策を考えることで、ポテンシャルを最大限に発揮できる職種や企業を発見できます。

自己診断ツール

自己診断ツールとは、質問に回答することで、自身の性格や能力などを分析できるツールです。客観的な視点から自身の隠れたポテンシャルを発見できます。

【自己診断ツールの例】

  • MBTI性格診断
  • ストレングスファインダー

上記の他にもさまざまな種類の自己診断ツールがあります。MBTI性格診断は無料で利用できるので、積極的に活用するとよいでしょう。

他者評価

面接での質問と観察

他者評価の代表的な方法としては、面接での質問と観察があります。具体的な質問を通じて応募者の経験や考え方を深く理解し、行動や態度を評価してください。

【具体的な質問例】

  • 志望動機を教えてください
  • 将来のビジョンを教えてください
  • 困難な状況をどのように乗り越えましたか?
  • 新しいことに挑戦した経験はありますか?

また、表情や声のトーン、身ぶり手ぶりなどの非言語コミュニケーションも観察することで、応募者の熱意や協調性などを推測できます。

インターンシップやトライアル雇用

インターンシップやトライアル雇用は、実際の業務を通じて対象者のポテンシャルを評価する方法です。

例えば、特定のプロジェクトに参加させ、業務遂行能力やチームワークのスキルを観察します。実際の業務環境でのパフォーマンスを評価することで、候補者の適性や成長可能性をより正確に把握することが可能です。

360度評価

360度評価は、複数の視点から対象者のポテンシャルを評価する手法です。上司、同僚、部下、さらには自己評価も含めた多角的なフィードバックを集めることで、多角的なポテンシャルを評価できます。

これにより、対象者の強みや改善点を総合的に把握し、これまで以上にバランスの取れた評価が可能になるでしょう。例えば、リーダーシップの評価では、部下の意見も重要な要素となり、チーム全体の視点からリーダーシップの質を評価できます。

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ビジネスシーンでよく聞く「ポテンシャル採用」とは

ポテンシャル採用とは、現時点でのスキルや経験よりも、将来的な成長可能性を重視する採用方法です。企業は、候補者の潜在能力や将来的な貢献度を評価し、長期的な視点で採用します。

特に、新卒採用や若手の中途採用でこの手法が用いられます。ポテンシャル採用のメリットは、柔軟性が高く、企業文化に適応しやすい人材を獲得できる点です。

近年、労働力の減少や採用難の影響で、特に即戦力の確保が難しい中小企業が、素質のある未経験者をターゲットにする方法としてポテンシャル採用を活用しています。

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ポテンシャル採用の最新トレンド

近年、ポテンシャルを重視した採用活動を行う企業が増加しています。

株式会社学情の調査によると、20代の中途採用において「社会人経験は求めたいが、業界/職種の経験は問わない」とする企業が55.3%に上り、「社会人経験を問わない」という企業も15.2%に達しました。さらに、「業界/職種の経験は問わない」とする企業は70%を超えています。

この調査結果から、20代の採用では経験よりもポテンシャルが重視されていることが明らかです。

参考:株式会社学情

これまで新卒やキャリア採用しか行っていなかった企業も、ポテンシャル採用を取り入れることで、採用の幅を広げていることがうかがえます。

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選考段階で応募者のポテンシャルを見抜くコツ

ここからは、選考段階で応募者のポテンシャルを見抜くコツを解説します。

社会人としての基礎スキルをチェックする

まずは、社会人としての基礎スキルをチェックしましょう。どの職場でも必須となる基礎的なスキルには、正しい言葉遣いやマナー、コミュニケーション能力などが挙げられます。

面接時には、候補者の言葉遣いや身だしなみ、書類の書き方、タイムマネジメントなどをチェックし、社会人としての基本的なスキルを見極めます。ただし、スキルが不足している場合でも、企業側で成長の機会を提供し、長期的に育成していく視点を持つことが大切です。

キャリアプランを確認する

応募者のキャリアプランを確認することも、ポテンシャルを見抜くためには欠かせません。どのようなビジョンを持っているか、どのようなスキルを身に付けたいかといった質問を通して、応募者の成長意欲を見極めることが可能です。

具体的には、以下のような点に注目してください。

  • 短期的な目標と長期的な目標を明確に持っているか
  • 希望するキャリアパスと、そのために必要なスキルを理解しているか
  • 企業理念やビジョンとの自身のキャリアプランが一致しているか

多面的な評価を実施する

応募者のポテンシャルを見抜くためには、多面的な評価が重要です。

面接だけでなく、適性検査やグループディスカッション、ケーススタディなど、さまざまな評価手法を組み合わせることで、応募者の総合的なポテンシャルを正確に判断できます。

構造化面接を実施する

構造化面接は、あらかじめ評価基準と質問項目を設定し、そのマニュアルに沿って面接を進める手法です。複数の応募者に対して同じ質問をすることで、公平かつ一貫した評価が可能となります。

また、回答の比較が容易なため、応募者の適性やポテンシャルを客観的に判断しやすくなるでしょう。

質問内容について知りたい方は「【面接官必見】採用面接の質問内容とは?人材を見抜くポイントを解説!」の記事も併せてチェックしてみてください。

オープンクエスチョンを活用する

応募者のポテンシャルを見抜くためには、オープンクエスチョンの活用も有効です。「はい・いいえ」では答えられない多角的な質問を準備し、5W1H(誰が・何を・いつ・どこで・なぜ・どのように)を使って応募者の考えを深掘りしてください。

例えば、「最も挑戦的だったプロジェクトは何でしたか?」や「そのプロジェクトでどのように問題を解決しましたか?」といった質問をすることで、応募者の具体的な経験や思考プロセスを把握できます。

非言語コミュニケーションを観察する

目線、表情、しぐさ、声のトーンなどの非言語コミュニケーションから、応募者のポテンシャルを判断します。

言葉によるコミュニケーションと比べ、非言語コミュニケーションはより多くの情報量を伝達できるといわれているため、注意深く観察しましょう。


まとめ

本記事ではポテンシャルの意味や使い方、ポテンシャルが高いとされる人の特徴について詳しく解説しました。

ポテンシャルは、誰もが少なからず持っているもの。重要なのは、そのポテンシャルをどう発揮するかです。人事担当者にとっては、従業員のポテンシャルを最大限に引き出すことが大きなテーマとなります。従業員が自主的に仕事に取り組めるような職場環境を整えることが企業全体の成長と成功につながるでしょう。

また、ポテンシャルの高い人材を募集したい企業には、スキマバイト「タイミー」の利用がおすすめです。

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