急な出費があり、お金が必要なときや空いた時間を有効活用したいときにおすすめの働き方が日雇いバイトです。
日雇いバイトは柔軟に予定を立てることができ、働いたらすぐに収入が得られる点がメリットです。一方で、その特性からメリットだけでなくデメリットも存在します。
本記事では、日雇いバイトの具体的なメリット・デメリット、日払いや即日払いとの違いなどをくわしく解説します。
日雇いバイトに多い職種や仕事の探し方なども紹介するため、ぜひ参考にしてください。
日雇いバイトとは?
日雇いバイトとは、1日単位で雇用される短期的なアルバイト形態のことです。
企業が一時的な人手不足を解消するために活用する雇用方法で、短期間で収入を得たい人や、急な出費に備えて臨時の仕事を探している人に適しています。
また、日雇いバイトと混同されがちな「日雇い派遣」とは、雇用の仕組みが異なる点に注意が必要です。日雇い派遣は派遣会社が雇用主となり、労働者を派遣先企業に送り出す形態を取ります。
しかし、労働者の管理責任の所在が不明確になりやすいことや、派遣社員の保護と雇用の安定化を図る観点から、現在では原則として日雇い派遣は禁止されています。
日払いバイトと即日払いバイトとの違い
日払いバイトと即日払いバイトは、どちらも短期的な雇用形態として知られていますが、実際には仕組みに明確な違いがあります。
日払いバイトは、給料を計算する締め日が1日単位であることを指します。締め日とは、給与を支払う際に労働期間を区切る最終日のことです。
例えば、日払いバイトを3日間続けた場合、それぞれ1日ごとに給料が計算され支払われることになります。
一方、即日払いバイトは、1日の労働終了後にすぐに給料が支払われるバイトを指します。
働いたその日のうちに現金や振込で給与を受け取れるため、すぐに収入を得たい人にとって非常に便利なシステムといえるでしょう。
日払いの場合は給与の支払いが翌日以降になることもありますが、即日払いでは文字どおりその日のうちに給与を手にすることができる点が主な違いです。
日雇いバイトに多い職種
日雇いバイトに多い職種の例は、以下のとおりです。
- 軽作業
- 引っ越し
- イベントスタッフ
- 飲食
- 警備など
これらの職種は簡単な作業が多く、特別なスキルや経験を必要としないため、日雇いバイトの募集が多い傾向があります。
また、季節によって募集が増える職種もあり、夏場には海の家やプール監視員、受験シーズンには試験監督などの求人が増える傾向があります。
日雇いバイトのメリット
日雇いバイトならではの主なメリットは、以下のとおりです。
- 空いた時間に働ける
- 未経験でも働ける職種が多い
- 履歴書や面接がないケースが多い
- すぐに給与を得られる
- 人間関係・仕事のストレスが少ない
それでは順番に見ていきましょう。
空いた時間に働ける
日雇いバイトの最大の魅力は、自分のライフスタイルに合わせて柔軟に働ける点です。
自身の都合に合わせて働く日や時間を決められるため、ほかの予定や仕事との調整がしやすいのがメリットです。
例えば、学生であれば授業のない日や長期休暇中に、主婦(主夫)なら家事や育児の合間を縫って短時間だけ働くといった働き方も可能です。
さらに、副業を考えている方にとっても、休日や平日の夜間など、本業に支障をきたさない範囲で働くことができます。
未経験でも働ける職種が多い
日雇いバイトの大きな特徴の一つは、未経験者でも取り組みやすい仕事が多いことです。
多くの日雇いバイトは、特別なスキルや経験を必要としない仕事が中心となっているため、誰でも気軽に始められます。
履歴書や面接がないケースが多い
日雇いバイトは、履歴書や面接が不要なケースが多く、応募のハードルが低い点もメリットといえます。
通常のアルバイトでは、履歴書を作成し面接を受けるなど、採用されるまでに時間と労力がかかることが一般的です。
しかし、日雇いバイトでは応募から採用までの手続きが簡略化されており、手間をかけずに仕事を始めることができます。
また、オンラインでの簡単な登録会や電話確認のみで仕事が決まるケースもあります。
関連記事:履歴書不要の求人があるのはなぜ?アルバイト・パートで履歴書がいらない理由
すぐに給与を得られる
日雇いバイトならではのメリットは、働いたあとすぐに報酬を受け取れることです。
多くの場合、日雇いバイトでは即日払いのシステムが採用されており、その日の仕事が終わると同時に給料を手にすることができます。
そのため、急な出費でお金が必要になったときや、月末に予想外の支出が重なったときなどに日雇いバイトで不足分を補えます。
人間関係・仕事のストレスが少ない
日雇いバイトの大きな利点は、職場における人間関係や仕事のストレスが比較的少ないことです。
長期的な雇用と異なり、日雇いバイトは1日単位の仕事であるため、職場環境や業務内容が自分に合わないと感じても、長期間我慢する必要がありません。
また、日々異なる職場で働くことで、常に新鮮な気持ちで仕事に臨めます。単調な作業やルーティンワークが中心の日雇いバイトでも、飽きることなく仕事ができるでしょう。
日雇いバイトのデメリット
日雇いバイトには、下記のようなデメリットがあります。
- 働きたい日に仕事が見つかるとは限らない
- キャリアアップやスキルアップにつながりにくい
- 都度、仕事を探す必要がある
それぞれくわしく解説します。
働きたい日に仕事が見つかるとは限らない
日雇いバイトの柔軟性は魅力的ですが、その反面、必ずしも希望する日に仕事が見つかるとは限りません。
週末や祝日は多くの人が働きたいと考えるため、競争が激しくなる傾向があり、希望する仕事に就けない可能性が高くなります。
また、季節や曜日によって求人数が大きく変動することもあり、仕事が見つからないと安定した収入を得られない点はデメリットといえるでしょう。
キャリアアップやスキルアップにつながりにくい
日雇いバイトの性質上、長期的なキャリア形成やスキルアップが難しいという点はデメリットといえます。
日雇いバイトは短期間での労働が主となるため、特定のスキルを磨く機会が限られてしまいます。
一般的に、日雇いバイトで募集される業務は、単純作業や未経験者でも取り組める内容が中心です。
そのため、専門的なスキルを身につけたり、特定の分野でキャリアを積み重ねたりすることは難しいでしょう。
また、継続的な雇用が確保されないため、企業が提供する長期的な職業訓練や教育プログラムに参加する機会も限られます。
正社員やアルバイトと比較すると、日雇いバイトはスキルアップの機会が少ないのが難点です。
なお、単発バイトが見つかるアプリの「タイミー」では、働き手と事業者が合意した場合は長期雇用に移行することが可能です。また、バイト先で高い能力が評価された場合は、本人のスキルを認定する「バッジ機能」もあり、自己研鑽のきっかけにもなります。
都度、仕事を探す必要がある
日雇いバイトのメリットは1日単位で働けることですが、これは都度新しい仕事を探さなければいけないというデメリットでもあります。
求人サイトやアプリを頻繁にチェックし、自分に合った仕事を見つけ出す作業は、意外と時間と労力を要します。
また、単発の仕事が中心となるため、安定した収入を得ることは容易ではありません。
その日の仕事が終わっても翌日の仕事は保証されておらず、次の仕事が見つかるまで空白期間が発生することも考えられるでしょう。
日雇いバイトの探し方
日雇いバイトの探し方は主に以下の3つです。
- アルバイトの求人サイトで探す
- アルバイトの求人誌で探す
- アルバイトのアプリで探す
一つずつ順番に解説していきます。
アルバイトの求人サイトで探す
アルバイトの求人サイトには、軽作業、引っ越し、イベントスタッフなどさまざまな日雇いバイトの情報が掲載されています。
求人サイトは地域や職種、勤務時間帯などの条件を細かく設定できるため、自分のニーズに合った仕事を効率的に見つけられるでしょう。
また、応募手続きがオンラインで完結することが多く、手間をかけずに応募できる点もメリットです。煩わしい書類作成や郵送の手間なく、比較的簡単に応募が完了します。
アルバイトの求人誌で探す
求人誌は、日雇いバイトを探すうえで見逃せない情報源の一つです。コンビニ、市役所、駅などで無料配布されている冊子には、地域に密着したさまざまな求人情報が掲載されています。
オンラインの求人サイトと比較すると掲載数は少ない傾向がありますが、地元の企業・お店に限定して日雇いバイトを探す際に適しています。
アルバイトのアプリで探す
アルバイト専用のスマホアプリにも、日雇いバイトの求人は掲載されていることがあります。
スマホアプリはスマホ1台あれば手軽に利用でき、いつでもどこでも最新の求人情報をチェックできる点が魅力です。
また、多くのアプリでは、ユーザー情報や検索条件を保存する機能が備わっており、一度設定しておけば、次回以降はよりすみやかに希望する仕事を見つけられるでしょう。
さらに、プッシュ通知機能を活用すれば、自分の条件に合った新着求人をリアルタイムで知ることができます。
人気の高い日雇いバイトは競争が激しいため、いち早く応募できるのは大きなメリットです。
働いてすぐにお金が欲しいなら「タイミー」がおすすめ
働いてすぐにお金が欲しいなら、「タイミー」の利用がおすすめです。「タイミー」は地域や日付を選び、条件が合えばすぐに働けます。面接と履歴書は必要ありません。
なお、「タイミー」で申し込んだ仕事は最短1時間で終了するため、空いた時間をうまく活用できる点がメリットです。
また、勤務終了後に報酬が確定するため、アプリ内で振込申請すればすぐに給料を受け取れます(※)。
さらに、「タイミー」では事業者と働き手が合意すれば、長期雇用に移行することも可能です。いきなり正社員として働くのではなく、まずは職場の雰囲気や仕事内容を知っておきたいと考えている方にもおすすめです。
働いてすぐにお金が欲しい方や、向いている仕事を見極めるためにいろいろなバイトを試してみたい方は、ぜひ「タイミー」の利用をご検討ください。
(※)土日祝日や大型連休、年末年始、ご利用銀行の規定メンテナンス期間などの場合は申請後から受け取りまでに時間がかかる場合があります。
まとめ
日雇いバイトは、1日単位で雇用される短期的な就労形態で、軽作業、飲食業、イベントスタッフなどさまざまな仕事があります。
空いた時間を活用できる、すぐに給与が支払われるなどメリットも多く、短期間で収入を得たい人や、人間関係に悩まされたくない人にはとくにおすすめです。
日雇いバイトを探す際は、求人サイトや求人誌、求人アプリを活用しましょう。
なお、「タイミー」なら地域や日付を選び、条件を満たせばすぐに働けます。ご自身に合ったバイトを見つけたい人は、「タイミー」の利用をご検討ください。