保育士の採用を成功させるには?手法や施策事例、注意点を解説
こんにちは。スキマバイト募集サービス「タイミー」ライターチームです。
保育士の有効求人倍率は2.67倍(令和3年)と、採用が難しい職種の1つです。保育士を採用するための方法はさまざまあります。
この記事では、保育士の採用方法とともに、施策事例や成功のポイントなどを解説します。保育士を採用するために、ぜひ参考にしてください。
目次[非表示]
- 1.保育業界の動向
- 2.保育士の採用方法
- 2.1.求人サイトを活用する
- 2.2.人材紹介サービスを活用する
- 2.3.ハローワークを活用する
- 2.4.転職フェアで出展する
- 2.5.専門学校・大学などで求人を掲載する
- 3.保育士が求人情報で知りたい項目
- 3.1.給与・勤務時間
- 3.2.職場の雰囲気
- 3.3.有給休暇の取得について
- 3.4.保育指針
- 4.保育士の採用活動における施策の成功事例
- 5.保育士の採用を成功させるためのポイント
- 5.1.採用基準を明確にする
- 5.2.求職者視点で求人情報を作成する
- 5.3.採用後のフォロー体制を構築する
- 6.保育士の採用活動における注意点
- 6.1.採用コストがかかる
- 6.2.オンラインに対応する必要がある
- 7.保育士の採用計画のつくり方と項目例
- 8.保育士の採用活用なら「タイミー」がおすすめ
- 9.まとめ
保育業界の動向
保育業界では、保育士の不足が大きな課題になっています。厚生労働省の調査によると、令和1年のデータでは、保育士資格を持つ人は約160万7,000人ですが、保育に従事している人は約62万6,000人でした。
保育士は保育業界にとって貴重な人材です。保育士を確保するためには、採用活動に力を入れる必要があります。
※参考:保育を取り巻く状況について(厚生労働省子ども家庭局保育課)
保育士の採用方法
保育士の採用方法としては、どのようなものがあるのでしょうか。以下で具体的に解説します。
求人サイトを活用する
求人サイトに保育士の求人広告を掲載する方法があります。求人サイトは総合型と特化型に大別されるため、それぞれの特徴を理解して利用する必要があります。総合型はさまざまな職種の求人が掲載されているサイトです。一方、特化型は特定の業界や職種の求人のみを扱っています。
保育士の採用を強化したいなら、特化型のサイトを選ぶと良いでしょう。保育士に特化したサイトも多くあり、条件に合う多くの人に応募を検討してもらえます。
人材紹介サービスを活用する
人材紹介サービスとは、採用を考えている企業に人材紹介会社が人材を紹介するサービスです。保育士に特化した人材紹介サービスを活用すれば、必要な人材を効率的に確保できます。
あらかじめ自社の希望条件を提示すると、それにマッチする保育士を紹介してもらうことが可能です。人材紹介会社が条件を確認したうえで紹介してくれるため、採用担当者は少ない手間で必要な人材を見つけやすくなります。
人材紹介会社はこちらの記事で紹介しているため、参考にしてみてください。
ハローワークを活用する
ハローワークは、厚生労働省が統括している公共職業安定所です。無料で求人情報を掲載してもらえるため、コストをかけずに人材を募集できます。求人情報はハローワーク内の端末に登録され、保育士として働きたい人にチェックしてもらえます。ハローワークで求人情報を掲載できるのは翌々月末までですが、手続きにより延長も可能です。
転職フェアで出展する
転職フェアとは、たくさんの企業が合同で行う採用説明会です。広い会場に各企業がブースを設け、求職者に対して説明を行います。転職フェアは求職者との距離が近く、直接コミュニケーションをとれます。そのため、伝えたいことをしっかり伝えやすいです。また、企業側が一方的に説明するだけでなく、求職者側からも質問を受け付けられます。
転職フェアで自社に合いそうな人材と接触できれば、後から改めて面接を実施することも可能です。
専門学校・大学などで求人を掲載する
新卒採用を行う場合は、保育士を養成している専門学校や大学に求人を掲載してもらう方法もあります。学生の就職を支援するため、専門学校や大学は無料で求人情報を掲載してくれる場合も多いです。
複数の学校に自社の求人情報を掲載してもらえれば、より多くの人材から応募が集まる可能性があります。また、学校の担当者と連携できると、継続的に求人を掲載してもらえるケースもあります。
保育士が求人情報で知りたい項目
保育士を採用するには、求職者が求めている情報を提示する必要があります。ここでは、保育士が知りたい項目について解説します。
給与・勤務時間
働くうえで、給与は特に重要な情報です。基本給を示すだけでなく賞与や昇給制度などについても記載すると、興味を持ってもらいやすくなります。また、勤務時間も分かりやすく示す必要があります。早番・遅番の有無やシフトの組み方などを記載し、1日や1週間でどの程度働くのか分かるようにすることが大切です。
職場の雰囲気
職場の雰囲気はそれぞれ異なります。実際に働いている人でないと分からないため、求人情報では求職者がイメージしやすいように職場の雰囲気を伝える必要があります。職場の雰囲気が示されていると、求職者は自分がその職場で働いている姿をイメージしやすくなるでしょう。職員同士だけでなく、保護者との関わりについても記載するとより分かりやすくなります。
有給休暇の取得について
保育業界はなかなか休みがとれないと感じている人も少なくないため、有給休暇の取得方法についても求人情報に明記すると良いです。年間休日数とともに有給休暇の取得実績などを記載し、安心して働ける環境であると求職者にアピールしましょう。休暇は求職者にとって関心が高いポイントであるため、具体的に記載することが大切です。
保育指針
同じ保育業界でも保育方針はそれぞれ異なるため、求人情報には自社の保育方針を明確に示す必要があります。保育指針を丁寧に記載すれば、求職者から興味を持たれやすくなります。自社の考え方に合う人材からの応募も増える可能性が高いです。採用後のミスマッチを防ぐためにも、保育方針を分かりやすく記載しましょう。
保育士の採用活動における施策の成功事例
indeedに掲載された株式会社船井総合研究所のマーケティングコンサルタントへのインタビューでは、”SNSやニュースレターなどのITツールを使った情報発信に力を入れている施設は応募者が増えています”と情報発信による施策は効果的だと言及しています。
つまり、求職者に対して積極的に伝えたいことを発信していく姿勢が必要です。
また、求人票の作成について、”新卒採用の場合は、写真や動画を使ったオリジナルの求人票で目立たせる必要があります。ただ定型文を書いているだけでは応募は来ない”と述べています。
実際に写真や動画を掲載する際は、保育園で働く保育士の姿や、インタビュー動画などを掲載すると求職者の興味・関心を引き、他の保育園との差別化につながると考えられます。
※出典:保育士の採用に成功している保育園の施策とは | indeed
保育士の採用を成功させるためのポイント
保育士の採用を成功させるには、どうすれば良いのでしょうか。ここでは、具体的なポイントを解説します。
採用基準を明確にする
保育士を採用する際は、あらかじめ自社の採用基準を明確にしておきましょう。どのような人材が必要であるか、具体的に条件を定める必要があります。採用人数についても具体的に決めておくと良いです。
また、採用担当者だけで判断するのではなく、現場の職員の意見を聞くことも大切です。職員同士でコミュニケーションをとり、どのような人材が新しく加わるとより良い状況になるのか検討しましょう。職員への配慮は、採用後の早期離職を防ぐうえでも重要です。
求職者視点で求人情報を作成する
求人情報には、求職者が求める情報を記載する必要があります。実際は保育士にとって働きやすい職場であっても、求職者が知りたい情報を求人情報に盛り込んでいなければ、なかなか応募は集まりません。求職者の視点を意識し、どのような情報を記載すべきか考えましょう。
そのうえで、求める人物像など、自社が伝えたい情報もきちんと記載することが大切です。自社の情報を正確に伝え、応募を検討してもらいましょう。
採用後のフォロー体制を構築する
保育士を採用できても、場合によっては早期離職が発生する可能性もあります。例えば、保育士が実際に働き始めてからギャップを感じると、すぐに退職に至るケースも少なくありません。採用した人材に長く働いてもらうには、採用後のフォロー体制にも力を入れる必要があります。
新しい職場で働くとなると、慣れるまでは大変なことも多いです。先輩職員が積極的に声をかけるようにしたり、気軽に相談できる機会を設けたりし、安心して働けるようにしましょう。
保育士の採用活動における注意点
保育士の採用活動においては、気をつけたいこともあります。ここでは、注意点を具体的に解説します。
採用コストがかかる
職種に限らず、採用活動を行うにはさまざまなコストがかかります。例えば、求人サイトに求人を掲載するなら掲載費が必要です。人材紹介サービスを利用して採用に至った場合は、人材紹介会社に対して成功報酬を支払わなければなりません。あらかじめコストを考慮したうえで、最適な方法を選択しましょう。
なかには無料で求人情報を掲載できるサービスもあるため、効果を考慮しながら組み合わせることも大切です。
オンラインに対応する必要がある
新型コロナウイルスの流行の影響により、採用活動もオンラインで進めるケースが増えています。オンラインによる採用活動は定着してきており、この流れは今後も継続すると考えられます。よって、保育士の採用活動を進めるうえでは、オンラインへの対応が必要不可欠です。具体的には、ライブ配信や動画で説明会を実施したり、ビデオ通話で面接を行えるようにしたりする必要があります。
保育士の採用計画のつくり方と項目例
保育士を採用する際は、明確な採用計画を立てましょう。採用計画が決まっていれば、スムーズに採用活動を進められます。採用計画を立てる際のポイントは、前回の採用活動を振り返って改善を加えていくことです。採用計画には、以下の項目を盛り込みましょう。
- 採用のスケジュール
- 採用手法
- 求める人物像
- 採用体制
それぞれについて、具体的な内容を定めることが大切です。
保育士の採用活用なら「タイミー」がおすすめ
タイミーは、時間ごとに働ける人材を募集できるサービスです。保育士をピンポイントで募集できるため、人手が足りないときにすぐ人材を確保できます。実績や評価も確認でき、安心して業務を任せられる保育士を探せます。直前での急なキャンセルを防ぐ仕組みも備わっているため、責任を持って働いてもらうことが可能です。
必要なときに保育士を確保するための手段として、ぜひタイミーを活用してみましょう。
まとめ
保育士を採用する方法はさまざまあります。たくさんの求職者に応募してもらうには、求職者が知りたいと思っている情報を示すことが大切です。自社の採用方針を明確に定めたうえで、求職者の視点を意識して採用活動を進めましょう。求人を掲載するには費用がかかる場合も多いため、計画的に進める必要があります。
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