事務バイトに興味があって挑戦したいと考えてはいるものの、志望動機や自己PRが思い浮かばずお困りではありませんか。
志望動機は自分が働きたいと思った理由を素直に、会社の理念などと合わせて書くとよいでしょう。そして、自己PRはこれまでのバイト経験やスキルを積極的にアピールしましょう。
本記事では事務バイトの仕事内容や志望動機、自己PRの書き方、面接時のポイントを解説します。事務バイトの応募から面接までの一連の流れを知りたい方は、参考にしてください。
事務バイトの仕事内容
事務の仕事内容は幅広く、事務の種類にもよって異なります。例えば、一般事務の仕事内容は以下のとおりです。
- パソコンでの文書作成
- パソコンでのデータ入力
- 書類確認
- 電話対応や来客対応
また、規模の大きな会社では分業されている場合もありますが、給与計算などの経理事務や社内の備品管理などを担う総務事務もあります。
いずれの場合もパソコンを使用する機会は多いため、パソコンの文書作成ソフトなど、頻繁に使う機能は知っておくとよいでしょう。
応募前に知りたい!志望動機の書き方の基本
事務バイトに挑戦する場合には、履歴書を提出して面接を受ける必要があります。
とくに履歴書の志望動機欄の書き方は、多くの方が悩むポイントでしょう。
本項目では、志望動機の書き方を以下の3ステップに分けて解説します。解説する内容を参考に、自分らしさのある志望動機を書きましょう。
- まずは結論を書いてから理由を述べる
- 自分の活かせるスキルや経験を明確にする
- バイトとして何を実現したいかを書く
まずは結論を書いてから理由を述べる
志望動機を書く際は、まず志望動機そのものを書きます。結論から書くことで、相手に伝わりやすく、そして目に留まりやすい文章になります。
一般的な内容は書かず、「この会社にしかないこと」「この会社でしかできないこと」に着目して書きましょう。
そして、具体的な説明は志望動機のあとに書きます。この会社を選んだ理由や魅力に感じているポイントを書き、相手に意欲を伝えましょう。
自分の活かせるスキルや経験を明確にする
もしも、事務バイトで活かせるスキルや経験を持っているならば、志望動機の欄で書いておきましょう。この場合は「具体的な説明」と一緒に書きます。
そして、自分の持っているスキルや経験と会社の理念などが一致すると、なおよいでしょう。
自分のスキルや経験をアピールする場合は、会社の募集要項や求める人材をしっかり把握しておくことが大切です。
バイトで何を実現したいかを書く
志望動機には、自分が会社で何をしたいのかも書きましょう。例えば、「これまでの事務経験を活かして仕事の効率化を図りたい」などです。
実現したい内容は、自分の経験や持っているスキルを活かせるものにすることが大切です。
自分の経験やスキルとかけ離れた内容を書くと、相手に伝わりにくいうえに、現実味がないため、注意しましょう。
【例文あり】事務バイトの志望動機の書き方
では、実際に志望動機を書く場合は、どのように書いたらよいでしょうか。本項目では、事務経験の有無や学生別の志望動機の書き方を、例文つきで解説します。
志望動機の書き方がわからずお悩みの方は、以下の内容を参考に自分に合った志望動機を書きましょう。
事務仕事の経験をアピールしたい場合
事務仕事の経験がある場合は、経験した仕事内容や持っている資格・スキルをアピールできる志望動機にしましょう。
事務経験がある人の志望動機の書き方の例は、以下のとおりです。
私は〇年間、一般事務として書類作成やデータ入力に限らず、電話対応や接客対応も行ってきました。 その中でより幅広い業務を経験したいと考えるようになり、貴社のように職種の垣根を越えてさまざまな業務に挑戦できる会社で、自分自身をより成長させたいと考え、志望しました。 〇年間の事務経験では、基本的なOfficeソフトなどの操作経験があります。 この経験を活かし、さらなる業務の効率化や、伝わりやすい文書作成を行っていきたいと考えております。 |
学生の場合
学生で事務バイトに応募する場合は、普段からパソコンを使っていることや、将来の仕事に活かしたいことなどを志望動機として書きましょう。
書き方の例は以下のとおりです。
私は現在大学で情報系の分野を学んでおり、日々パソコンを操作しています。 また、将来は事務業務もある公務員への就職を目指しているため、学生時代から経験を積みたいと考え、志望しました。 パソコン操作の経験を活かしながら、早く仕事を覚えたいと思っております。 |
自身の資格やスキルを活かしたい場合
事務経験の有無にかかわらず、自分の持っている資格やスキルをアピールすることは、志望動機を書くうえで大切なことです。
事務未経験でも、何らかの仕事を経験しているなら活かせるスキルはあるはずです。まずは自分の資格やスキルを書き出しましょう。
自身の資格やスキルをアピールする志望動機の書き方の例は、以下のとおりです。
私は事務経験がありませんが、過去の仕事の経験から丁寧で間違いのない仕事をするスキルを身につけています。 また、丁寧さと正確さだけでなく、効率的な業務の遂行も得意です。 経験を活かしながら新たなことに挑戦できると考え、貴社を志望しました。 前職ではWordやExcelなどの一般的なソフトウェアを利用していたため、貴社の業務でも活かせると考えています。 そして業務を行う中で、必要な資格やスキルも日々学んでいきたいと考えています。 |
事務バイトに応募する際に避けたほうがよい志望動機
志望動機には自分の思いを正直に書くことが大切ですが、避けたほうがよい志望動機もあります。
以下に解説する志望動機は、いずれも会社側から「楽して働きたいのか」と思われる内容です。志望動機には書かないほうがよいでしょう。
時給が高いから
会社によっては時給の高さや残業なし、福利厚生などをアピールしている場合もあります。
しかし、その内容を志望動機に書くと「事務バイトがしたい」よりも「楽に働きたい」というアピールにつながる場合もあります。
誤った認識を防ぐためにも、給料や福利厚生面は志望動機に書かないほうが無難でしょう。
家から職場までが近く、通勤が楽だから
仕事を決めるうえでは、通勤時間の短さを重要視する人もいるでしょう。
しかし、「通勤時間の短さ」や「家から近い」ことを志望動機でアピールすると、「ほかに近い会社があったら退職するのか」と相手に不安を与えてしまうこともあります。
そのため、時給や福利厚生面と同様に志望動機には書かないほうが無難でしょう。志望動機はあくまでも「仕事内容」に関するものを書きましょう。
【例文あり】事務バイトの応募の際に書きたい自己PR
履歴書に自己PR欄がある場合は、しっかりと自己PRしましょう。履歴書に自己PR欄がなくても、面接で聞かれる場合もあるため、いずれの場合も自己PRは考えておきましょう。
自己PRはこれまでの仕事の経験や自分の長所を書き、学生であれば過去のアルバイト経験を自己PRに盛り込むのもよいでしょう。
本項目では、事務バイトに応募する際に書きたい自己PRとして2パターンの例文を紹介します。
事務仕事の経験をアピールしたい場合
事務経験をアピールする自己PRは、経験内容を具体的に書くと相手に伝わりやすくなります。志望動機と同じ内容にならないよう、気をつけましょう。
事務経験をアピールしたい場合の自己PRの例文は、以下を参考にしてください。
私の強みは、パソコンスキルが高く、スピード感を持って仕事を行えることです。 これまでの事務仕事を通じて、WordやExcelを利用した文書作成やデータ入力は正確かつスピーディーに対応できます。 また、MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)の資格も取得しているため、Officeソフトの使い方を熟知しています。 |
事務仕事は未経験で、いままでの仕事をアピールしたい場合
事務バイトはパソコン操作だけでなく、電話や接客対応なども含まれます。そのため、コミュニケーション能力や言葉遣いの丁寧さ、パソコンスキルをPRできるとよいでしょう。
事務未経験でも、過去の仕事をアピールしたい場合の自己PRは、以下を参考にしてください。
前職ではアパレル販売をしておりました。 その経験から、お客さまに自ら話しかけたり、相手の話を聞いたりするコミュニケーション能力を身につけることができました。 また、アパレル販売員でしたが書類作成などの業務にも携わっていたため、WordやExcelの基本的な操作は可能です。 |
事務の経験はないものの、今後資格を取得したりスキルを身につけたりしたい場合には、「タイミーキャリアプラス」がおすすめです。
「タイミーキャリアプラス」は現在資格やスキルがなくても、挑戦したい仕事にチャレンジできる機会をくれるサービスです。
スキマバイトサービスの「タイミー」とは異なり、正社員としての就職をサポートしてくれます。
まずは「タイミー」で事務バイトが合っているかを知って、「タイミーキャリアプラス」に挑戦する方法もおすすめです。
まずは「タイミー」で自分に合ったバイトを探してはいかがでしょうか。
事務バイトの面接時のポイント
履歴書を提出したら、次は面接です。面接対策を行うことで、自分が伝えたい内容をしっかり相手に伝えられるでしょう。
この項目では、事務バイトの面接のポイントを3つ解説します。
面接に持って行くものをくわしく知りたい方は、以下の記事も合わせて読んでください。
関連記事:アルバイトやパートの持ちものには何が必要?面接時や勤務初日などシーンごとに解説
服装などの身だしなみに気をつける
バイトの場合、必ずしもスーツで行く必要はありませんが、スーツに準じた服装がおすすめです。派手な色味は避け、落ち着いた印象で清潔感のある服装を意識しましょう。
カジュアルな服装は、事務バイトに限らず面接には不向きです。服装に迷う場合は襟つきのシャツとひざ丈のスカートやチノパン、ヒールの低いパンプスや革靴がおすすめです。
いずれの場合も面接では相手に与える第一印象をよくすることが大切です。
以下の記事では、面接に落ちる人の特徴を身だしなみ以外のポイントも合わせて解説しています。ぜひ面接前の参考にしてください。
関連記事:アルバイトの面接に落ちる人の特徴は?落ちる理由と受かるためのコツを紹介
言葉遣いを意識する
身だしなみの次に相手に印象を与えるのは、言葉遣いです。事務バイトでは電話対応や接客対応をする場合もあることから、相手は言葉遣いを見ています。
面接時は、背筋を伸ばして相手の目を見て、はっきりとした口調で話しましょう。そして、敬語の一般的な使い方や、会話で用いる言葉を使わないよう意識しましょう。
バイトの面接で必要な言葉遣いをよりくわしく知りたい方は、以下の記事も合わせて読んでください。
関連記事:アルバイト面接での正しい言葉づかいとは?面接でよくつかう敬語や注意点を解説
質問する内容をあらかじめ考えておく
面接では「何か質問はありますか」と逆質問をされる場合もあります。
とっさに考えると思い浮かばないことも多いため、逆質問を想定して、質問内容を考えておきましょう。
質問内容は、ホームページを見てわかるものや、相手から説明を受けた内容を再度聞かないように気をつけましょう。
また、福利厚生面や給与面ばかり質問すると、相手によい印象を与えないため、これらの質問もなるべく避けるほうが無難でしょう。
例えば、「入社までに勉強しておいたほうがよいこと」や「仕事の1日の流れ」などがおすすめです。
事務バイトを探すなら「タイミー」がおすすめ
事務バイトに挑戦したいものの、自分に合っているかわからない場合や、履歴書の書き方、面接が不安な場合には、スキマバイトサービスの「タイミー」がおすすめです。
「タイミー」はすきな時間や場所を選べ、パソコンでのデータ入力や集計業務などの事務バイトを募集している場合もあります。
なかには在宅ワークを募集している場合もあるため、自分に合った働き方を選べるでしょう。
履歴書の提出や面接はなく、条件が合えばすぐに働けます。そして、働いたあとはアプリ内で振込申請すると、振込手数料無料で報酬を受け取れる仕組みです(※)。
自分に合うバイトをさまざまなバイトに挑戦しながら見つけたい場合や、シフト制のバイトのような時間を確保できない場合には、ぜひ「タイミー」を利用してください。
(※)土日祝日や大型連休、年末年始、ご利用銀行の規定メンテナンス期間などの場合は申請後から受け取りまでに時間がかかる場合があります。
まとめ
「事務バイト」は仕事内容が幅広く、パソコンでのデータ入力や書類作成だけでなく、電話対応や接客を任されることもあります。
そのため、事務経験がなくても接客スキルやコミュニケーションスキルをアピールするとよいでしょう。
事務経験があり、パソコンスキルなどを持っている場合には、積極的にアピールしましょう。
そして、先述した面接のポイントを参考に、面接に挑んでみてください。
履歴書を書いたり、面接での対応が不安だったりする場合には、履歴書の提出や面接が不要な「タイミー」をうまく活用しながら、自分に合ったバイトを見つけましょう。