バイトの経験がない方や、コンビニバイトを初めて申し込む方は、面接時に緊張してしまうかもしれません。しかし、コンビニバイトの面接ではよく聞かれる項目があるため、事前に回答を用意しておけば安心です。
本記事では、コンビニバイトの面接でよく聞かれる質問と回答例や、面接時の注意点などを解説します。コンビニバイトの面接を受ける予定がある方は、参考にしてください。
コンビニバイトの面接で準備すること
コンビニバイトの面接を受けるなら、次の3点を準備しておきましょう。
- 持ち物が指定されている場合は予め用意する
- 質問の回答を用意しておく
- 面接で確認したい内容をまとめておく
順番にくわしく解説します。
持ち物が指定されている場合は予め用意する
面接の申し込みをした際に、持ち物の指定をされている場合は、前日までに用意しておくと安心です。必要な持ち物は応募先によって異なりますが、以下のものを指定されることが一般的です。
- 履歴書
- 筆記用具
- 給与振込口座が確認できるもの
- 保護者の同意書(未成年者の場合)
持ち物が指定されていない場合でも、筆記用具は持っておくと便利です。
質問の回答を用意しておく
面接では、履歴書に記載されている内容を基にいくつかの質問をされます。質問の内容はさまざまですが、志望動機や過去のバイト経験、通勤手段などを聞かれることが多いです。
回答を事前に考え、声に出して練習しておくことで、面接当日にスムーズに受け答えすることができます。
本記事の後半では、質問と回答例を紹介しています。コンビニバイトの面接を受ける方は参考にしてください。
面接で確認したい内容をまとめておく
面接では、こちらから質問を投げかけることもできます。採用後のミスマッチを避けるためにも、事前に疑問点や確認事項をまとめておき、面接時に質問しましょう。
面接で確認したい内容には以下のものがあります。
- 試用期間の有無
- 試用期間中の時給
- 残業の有無
- 忙しい時間や曜日、時期
- まとまった休みを取得できるかどうか
- 交通費の支給や条件
- 服装規定
直接聞かないと分からない内容や、募集内容に載っていない内容を質問するとよいです。
コンビニバイトの志望動機
志望動機とは、コンビニバイトを選んだ理由や、店舗を選んだ理由などのことです。履歴書に記入欄があり、面接時に聞かれることが多いため、事前に考えておくとよいでしょう。
志望動機を考えるときは、コンビニバイトのメリットを軸に発想を広げてみましょう。
コンビニバイトのおもなメリットは次の3種類です。
- マニュアルや事前研修が充実していて初めてのバイトに向いている
- レジ業務を通じてコミュニケーション能力が身につきやすい
- 働く場所や時間帯の選択肢が多い
コンビニバイトのメリットを軸にした例文を3つ紹介します。志望動機に悩んでいる方は参考にしてください。
「私はアルバイトをしたことがありません。未経験でも働けるか不安に思って友達に相談したところ、コンビニバイトはマニュアルや事前研修が整っていて、未経験者でも業務を学びやすいと教えてもらいました。そのため、今回の募集に申し込もうと考えました」 |
「私は人と接することが好きで、お客さまと接する機会が多いコンビニのバイトに興味を持ちました。お客さまとのやり取りを通じて、コミュニケーションスキルを磨いていきたいと思っています」 |
「私は大学に通っており、学業に集中しつつ効率よく働きたいと考えています。コンビニは24時間営業のため、早朝や夜間の時間帯を有効活用したい私に合っていると思い、申し込みました」 |
コンビニバイトの仕事内容やメリットをくわしく知りたい方は、次の記事も併せてご覧ください。
関連記事:「コンビニバイトってきつい?楽?仕事内容やメリット・デメリットについて解説」
コンビニバイトの面接でよく聞かれる質問と回答例
志望動機以外に、コンビニバイトの面接では次のようなことを質問されます。
- 自己PR、長所・短所
- 過去のバイト経験
- シフトの希望
- いつから働けるか
- 通勤手段・経路
- 保護者の許可の有無
- 逆質問はあるか
上記の質問に対する回答例を順番に解説します。
自己PR、長所・短所
面接では、自己PRや長所・短所を聞かれることがあります。難しい質問のように思えますが、コンビニバイトの業務で役立ちそうな長所を選んで伝えると効果的です。
例えば、長所が「冷静さ」なら「私は、どんなときも冷静に行動できるため、ピーク時やイレギュラーな事態にも落ち着いて業務を進められると考えています」と答えるとよいでしょう。
短所を伝える場合は、改善点や短所をカバーするための工夫も合わせて伝えると好印象です。
例えば、短所が「優柔不断」なら、「私は優柔不断な面がありますが、そんなときは物事の優先順位や目的を意識するように心掛けています」と答えることができます。
過去のバイト経験
面接では、過去のバイト経験の有無やコンビニバイト経験の有無を聞かれることがあります。
バイトの経験がない方は、素直にその旨を伝えましょう。「私はまだ働いた経験がありませんが、先輩方と積極的にコミュニケーションを取りながら業務内容を覚えていきたいと考えています」といったように、やる気があることをアピールすると好印象に繋がります。
別のバイトの経験がある方は「以前は〇〇(前のバイト)でアルバイトしており、〇〇(バイト先で得た経験やスキル)を身につけました。前の職場で培った経験やスキルを活用して、働けると考えています」といったように、ご自身の持つ経験やスキルをアピールするとよいです。
コンビニバイトの経験がある方は「コンビニのアルバイト経験はあり、在庫管理や商品の陳列、レジ業務などを経験しています。培った経験やスキルを活かして、新しい職場に貢献したいです」など、コンビニバイトの経験者であることを前面に出しましょう。
他にも、レジや品出し以外の業務に対応できるかどうかも聞かれるため、回答を用意しておくとよいでしょう。
シフトの希望
週何日シフトに入れるか、土日祝日は勤務可能か、深夜帯は勤務可能か、テスト前や大型連休などでまとまった休みの希望はないかなどを聞かれます。
シフトの希望に関しては、ご自身の状況や希望する働き方に合わせて回答するとよいでしょう。
例えば、学生の方は「私は大学に通っており、授業とのバランスを取りながら働きたいです。そのため、平日は夕方以降、週末はサークル活動がなければフルタイムで働くことができます。ただし、テスト期間中は学業を優先したいため、お休みをいただきたいと思っています」のような伝え方が考えられます。
フルタイムで働くことを希望している方は「週5日、フルタイムでの勤務を希望しています。時間帯や曜日に関して希望はないため、状況に合わせて柔軟に対応可能です」などと伝えることができます。
いつから働けるか
面接では、いつから働けるのか聞かれる場合があります。
すぐに働ける場合は「明日からでも働くことができます」と働くことへの意欲を示しましょう。
特定の日から働ける場合は「来週の〇〇日から働くことができます。〇〇日以降でしたら、どのようなシフトでも対応可能です」と具体的に働ける日付を提示することが重要です。
通勤手段・経路
交通費の有無やシフトの調整、緊急時の対応などの関係から、ご自宅から店舗までの通勤手段や経路などを聞かれることがあります。
徒歩で通勤する場合は「私の自宅は徒歩〇〇分の距離にあるため、徒歩で通勤します」と伝えしましょう。自転車通勤をしたい場合は、自転車通勤が可能かどうか確認してください。
バスや電車などの公共交通機関で通勤する場合は「バス/電車を使います。終電は〇時なので、△時までに店舗を出れば間に合います」など、終電や始発の時間を伝えると、シフトを組みやすくなります。
保護者の許可の有無
未成年者が労働契約を結ぶ際に保護者の許可を求められるため、未成年者の方は保護者の承諾の有無を聞かれる可能性が高いです。
面接時に聞かれたら「両親の承諾を得ています。必要があれば、同意書を提出します」と状況を説明しましょう。
保護者の許可なく働くと、あとからトラブルに発展する恐れがあるため、面接を受ける前に親と話し合うとよいです。
逆質問はあるか
逆質問とは、面接の最後に面接担当者から聞かれる質問で、「何か質問はありますか?」と問われることが多いです。
事前に調べればわかる内容ではなく、直接聞かなければわからないことを質問しましょう。
例えば、職場の雰囲気を知りたいときは「学生のアルバイトは現在何人くらい所属していますか?」などと聞いてみるとよいでしょう。
なお、とくに質問事項がなければ「とくにありません」と回答しても問題ありません。
コンビニバイトの面接当日の注意点
コンビニバイトの面接当日の注意点は以下のとおりです。
- 清潔感のある服装で行く
- 遅刻しない
- 丁寧な言葉遣いを心がける
- 必要に応じてメモを取る
上記を順番に解説します。
清潔感のある服装で行く
コンビニバイトに限らず、面接時には清潔感のある服装を選びましょう。
次の表は、清潔感のある服装のポイントをまとめたものです。
デザイン | ベーシックなデザインの服 身体に合ったサイズの服 露出が少ない服 |
色 | 爽やかな色 華美でない色 |
状態 | 臭いや汚れがない状態 シワや糸のほつれがない状態 |
服装は第一印象に大きな影響を及ぼします。着て行く服装が決まったら、鏡の前で確認したり、ほかの方に見てもらったりしてみましょう。
遅刻しない
原則、約束した時間に遅れないように余裕を持って行動しましょう。面接が始まる5分前には到着し、身だしなみをチェックする時間があると落ち着いて面接に臨めます。
なお、公共交通機関の乱れやご自身の都合などの理由があって遅れそうなときは、事前に連絡しましょう。
丁寧な言葉遣いを心がける
面接では丁寧な言葉遣いや立ち振る舞いを心がけましょう。
- 丁寧語を使う
- 姿勢を正す
- 相手の目を見て話す
丁寧な言葉遣いや立ち振る舞いは、相手に好印象を与えることができます。必ずしも敬語を完璧に使いこなす必要はありませんが、丁寧語をつかい、誠実な態度を意識しましょう。
必要に応じてメモを取る
面接中や研修中は必要に応じてメモを取りましょう。
メモを取っておけば、同じことを何度も質問せずに済むだけでなく、学ぼうとする意思を示すことができ、仕事を円滑に進めることができます。
コンビニバイトを気軽に始めるなら「タイミー」がおすすめ
通常、バイトを始めるときは履歴書の提出や面接が必要で、やりたいと思ったときにすぐには始めにくいです。
「タイミー」なら、働きたいときに申し込めばすぐに働けるため、学業や家事、本業などのスキマ時間を有効活用できます。
例えば、「タイミー」では朝6時~9時のような早朝だけ働く募集が掲載されており、学校や予定の前など、すきな時間に働けます。また、業務内容や注意事項が明記されているため安心して働くことが可能です。
レビューを見て職場の雰囲気を知ることができ、職場の雰囲気や仕事内容が自分に合わないと感じたら次回以降は別のスキマバイトを探せばよいため、気軽に申し込むことができます。
なお、「タイミー」に掲載されているコンビニバイトの募集は経験者限定のものも多く、未経験者が申し込みできるものは限られてしまう場合があります。申し込み前に条件を満たしているかどうか、募集内容をよく確認しましょう。
「タイミー」のくわしい使い方や入金までの一連の流れを知りたい方は、次の記事もあわせてご覧ください。
「【タイミーやってみた】登録から入金まで、タイミーの使い方を解説|社会人2年目が体験!」
まとめ
コンビニバイトの面接では、さまざまな質問をされる可能性がありますが、事前に回答を考えておくと落ち着いて対応できます。今回紹介した内容を参考に、自分なりの回答を用意してみましょう。
なお、面接を受けたからといって必ずしもすぐに働けるとは限らず、バイト先によっては研修から始まる場合もあります。
すぐにコンビニでバイトしたいと考えている方は、スキマバイトを始められる「タイミー」を活用しましょう。