面接では、採用担当者に対して自分を強く印象づけるために「志望動機」が重要と言われています。
本記事では、アパレルバイトの志望動機の書き方と、採用担当者の心を掴むポイントを解説します。
どんなに洋服・ブランドが好きでも、それを履歴書や面接でうまく伝えられなければ、あなたの魅力は伝わりません。
未経験者と経験者それぞれの視点から、わかりやすい例文も紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
アパレルバイトに関しては、以下の記事でもくわしく解説しているため、ぜひご覧ください。
関連記事:アパレルバイトはきつい?学生でも働ける?アパレル販売スタッフの仕事内容や向いている人について解説
アパレルバイトの志望動機の書き方
アパレルバイトの志望動機を書く際は、以下の5つのポイントを意識しましょう。
- 200〜300文字程度にまとめる
- 初めに働きたい理由を書く
- 採用するメリットになることを盛り込む
- なぜ応募先のブランドを選んだのかわかるように書く
- 応募先のブランドに関して調べてから書く
アパレルバイトへの応募を考えており、志望動機の書き方に自信がない人は、ぜひ参考にしてください。
200〜300文字程度にまとめる
アパレルバイトに限らず、志望動機を書く際は200〜300文字程度で簡潔にまとめて、伝えたいポイントを明確にしましょう。
熱意をアピールするために情報を増やしすぎると、かえって分かりにくくなってしまいます。
無駄な情報を省き、読み手へ配慮することで、採用担当者にしっかり読んでもらえる強い印象を与えられるでしょう。
初めに働きたい理由を書く
自分の熱意を相手に伝えたいなら、冒頭にアパレル業界で働きたいと思った具体的な理由を書くことが重要です。
志望動機を書くときは、結論ファーストを心がけることでこちらの意図も伝わりやすくなります。
特定のブランドに対する情熱や、ファッションへの興味を冒頭で述べられれば、読む人の興味を引くことができるでしょう。
また、結論ファーストは自分の考えを簡潔に整理し、要点を絞るのにも役立ちます。
採用するメリットになることを盛り込む
アパレルバイトの志望動機には、自身のスキルや経験がどのように店舗に貢献できるかを具体的に書きましょう。
例えば、以前の販売経験から得た接客スキルや商品知識が、新しい職場での売上アップに結びつく、といった内容が述べられるとよいでしょう。
また、自宅が店舗に近いことやシフトの融通が利くことなど、採用する側にとってメリットとなる情報も盛り込むことで、自分をより魅力的な応募者としてアピールできます。
地理的な利点や時間的な柔軟性がある人は、忘れずに強調しましょう。
なぜ応募先のブランドを選んだのかわかるように書く
アパレル企業によっては複数のブランドが存在するため、応募先のブランドを選んだ理由を詳細に説明する必要があります。
個人的な体験やブランドへの特別な繋がりを盛り込むことで、ほかの応募者との差別化を図ることが可能です。
具体的には、そのブランドの服を着て過ごした日々の思い出や、ブランドのデザインや理念に深く影響を受けた経験など、オリジナルのエピソードがアピールできれば、志望動機に説得力を持たせられるでしょう。
応募先のブランドに関して調べてから書く
アパレルバイトへ応募する前に、ブランドの企業文化、価値観、製品情報を調べておくことが大切です。
事前に調査を済ませておけば、自分が書いた志望動機とブランドのコンセプトに矛盾が生じるリスクを減らせます。
また、事前に調べたことを面接時に伝えられれば、熱量のアピールにもつながるため、応募先からの評価も高まるでしょう。
【例文】アパレル未経験で応募する場合の志望動機
ここからは、志望動機の例文をパターン別に紹介していきます。まずは、アパレル未経験で応募する場合から見ていきましょう。
他業種での接客・販売経験をアピールする志望動機
他業種での接客・販売経験をどのように活かせるか具体的に書くことが大切です。また、過去の販売実績やサービス向上など、アピールできるポイントがあれば盛り込みましょう。
他業種での接客・販売経験をアピールする志望動機の例文は、以下のとおりです。
【例文】
過去3年間、家電量販店で販売スタッフとして勤務し、お客さまのニーズに応じた提案を行い、店舗の月間売上目標を20%上回る実績を達成しました。 アパレル販売の経験はありませんが、これまでに培った接客スキルを活かして、貴店のお客さま満足度の向上や販売目標達成に貢献したいと思います。 |
洋服・ファッションが好きなことをアピールする志望動機
アパレル未経験かつ接客や販売経験もない場合は、洋服・ファッションに対する情熱をアピールしましょう。
個人のスタイルやトレンドに対する知識をアピールして、バイトに対する熱意を伝えてください。
洋服・ファッションが好きなことをアピールする志望動機の例文は、以下のとおりです。
【例文】
私はファッションが大好きで、常に最新のトレンドを追いかけ、友人や家族にスタイリングのアドバイスをすることを楽しんでいます。 貴店でのバイトを通じて、ファッション業界での実務経験を積み、お客さま一人ひとりが自己表現を楽しめるような提案ができるようになりたいと考えています。 |
応募先のブランドのオリジナルエピソードを含める志望動機
応募先のブランドとの個人的な繋がりや体験談を含めて、そのブランドを選んだ具体的な理由を説明してください。
応募先ブランドへの理解度が高いほど、相手からの印象もアップするでしょう。
応募先のブランドのオリジナルエピソードを含める志望動機の例文は、以下のとおりです。
【例文】
高校時代、初めて自分で選んだ洋服が貴店のブランドで、そのときの感動はいまでも鮮明に覚えています。 新しい服を着た瞬間私は自信に満ち溢れ、特別な一日を過ごせたことがきっかけで、ファッションの世界に興味を持つようになりました。 アパレル業界での経験はありませんが、お客さまに貴店の素晴らしさを伝え、喜びと感動を提供したいと思います。 |
将来アパレル業界への就職を考えている学生の志望動機
アパレル業界への就職を目指していることを伝え、意欲的に取り組みたいことをアピールしましょう。
また、学校でファッション関係を専攻・勉強している場合は、その知識をアパレルバイトへ活かせることを伝えると、なお印象が良くなるでしょう。
将来アパレル業界への就職を考えている学生の志望動機の例文は、以下のとおりです。
【例文】
私は将来アパレル業界への就職を目指しており、その第一歩として貴店でのアルバイトを希望させていただきました。 アパレル業界での実務経験はありませんが、大学ではファッションデザインを専攻しているため、学業で培った知識を実際の販売現場で活かすことができればと思います。 |
【例文】アパレル経験者が応募する際の志望動機
次に、アパレル経験者が応募する場合の志望動機の書き方を紹介します。過去の経験をアピールして、自分が即戦力になることを伝えましょう。
経験を活かして貢献できることをアピールする志望動機
過去のアパレル業界での就業経験を伝え、応募先でも即戦力になることをアピールしましょう。
アパレル業界で働く中で培った経験など、具体的なエピソードを説明したうえで、どのように貢献できるかを示すことが大切です。
経験を活かして貢献できることをアピールする志望動機の例文は、以下のとおりです。
【例文】
私は以前〇〇(ブランド名)でのアパレル販売員として働いた経験があり、接客スキルと商品知識を身につけ、お客さま満足度を向上させる方法を学びました。 忙しい販売ピーク時にも冷静に対応し、お客さま一人ひとりに合わせた提案を行うことで、リピーターを増やすことができました。これまでの経験を活かし、貴店に即戦力として貢献する自信があります。 |
正社員を目指したいことをアピールする志望動機
将来的に正社員として働きたいと考えているなら、その店舗でキャリアを構築したいということをはっきりと伝えましょう。
長期的な目線での目標や、職務への取り組み姿勢などを強調し、正社員として貢献したいという強いモチベーションを示すことがポイントです。
正社員を目指したいことをアピールする志望動機の例文は、以下のとおりです。
【例文】
アパレル業界での販売経験を積み重ねてきた私は、正社員としてこの業界で長期的なキャリアを築いていきたいと考えております。 過去の勤務経験では、お客さまとの信頼関係を築き上げ、店舗の売上向上に寄与してきた実績があります。貴店に採用いただきましたら、チームの一員として貢献できるよう全力を尽くします。 |
応募先のブランドで働きたかったことをアピールする志望動機
応募先のブランドに対する情熱や愛着をアピールしましょう。ブランドの商品やデザインが好き、その好きな気持ちをお客さまにも伝えたい、企業理念に共感したなど、具体的な例を提示しましょう。
応募先のブランドで働きたかったことをアピールする志望動機の例文は、以下のとおりです。
【例文】
貴店のブランドは、その洗練されたデザインと質の高い商品が魅力であり、私自身も日常の中で愛用しています。 これまではチャンスがなく、他ブランドの店舗で販売スタッフをしていましたが、今回の募集を拝見し応募させていただきました。 また、貴社が大切にする価値観や企業理念にも深く共感し、その一員として貢献したいと思っています。 |
スキルアップが目的だということをアピールする志望動機
過去に別のアパレルブランドで働いていたが、さらにスキルアップしたいということをアピールしましょう。どのように成長したいか、それが応募先にどう貢献できるかを伝えてください。
スキルアップが目的だということをアピールする志望動機の例文は、以下のとおりです。
【例文】
私は3年間のアパレル販売員の経験があり、商品の取り扱いや接客には自信があります。 これまでにアパレル販売に関する多くのことを学んできましたが、さらにスキルアップしたいという強い意欲があります。 過去に店舗の売上やお客さま満足度の向上に貢献した経験を活かして、貴店に貢献したいと考えています。 |
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まとめ
アパレルバイトの志望動機を書く際のポイントは、結論ファーストで200〜300文字程度にまとめることです。
また、そのブランドに関わる自分だけのオリジナルエピソードや、なぜそのブランドを選んだのかを盛り込むと、相手からの印象もよくなるでしょう。
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