パン屋でアルバイトをするなら、志望動機についても整理しておくことが必要です。志望動機は履歴書に記載するだけでなく、面接でも尋ねられることがあります。
本記事では、パン屋で働いた経験のある方・ない方に分けて、志望動機の例文を紹介します。また、志望動機を説明できなくてもパン屋でのアルバイトを始められる方法についても紹介するため、ぜひ参考にしてください。
パン屋バイトの仕事内容
パン屋の仕事は多岐にわたります。主な業務には、以下が挙げられます。
・製造(仕込み、焼成、二次加工) ・陳列 ・POPの作成 ・袋詰め ・パンのスライス ・レジ打ち ・品出し ・セール(閉店間際の値下げ、販売促進イベント) ・清掃 ・洗いもの |
店舗によっては、カフェスペース(イートインスペース)を設置しています。その場合は、上記の業務に加え、次の業務も必要になります。
・接客 ・ドリンクの提供 ・テーブルの片付け ・ゴミ始末 |
アルバイトを始める前に詳細な業務内容まで調べることは難しいですが、カフェスペースがあるかどうかは確認できます。お客さまとのやり取りも増えるため、カフェスペースの有無は確認しておきましょう。
パン屋バイトで活かせる長所
次の長所を持つ方なら、パン屋のアルバイトに向いていると考えられます。
・明るい人柄 ・協調性 ・前向きな性格 ・早起きが得意 ・体力がある |
おいしそうな香りで食欲をそそるパン屋は、お客さまに幸せを感じてもらう場所でもあります。スタッフもお客さまに幸せを届けるよう、明るい人柄が求められるでしょう。
また、パン屋の仕事は多岐にわたるため、小さな店舗であっても数人のスタッフで切り盛りすることが多いです。トラブルなく仕事を遂行するためにも、協調性が求められます。
製造を担当する場合なら、思ったようにパンが焼けないことや、トッピングやデコレーションがうまくいかないことがあるかもしれません。「わたしには向いていないのかも」と落ち込むのではなく、「失敗を活かして、次を頑張ろう」と思える前向きな性格であることも必要です。
早朝に製造を開始するパン屋が多いだけでなく、開店時間も一般的な企業より早めです。例えば、7時にオープンするパン屋なら、6時ごろには開店準備を始める必要があるだけでなく、さらに早い時間に製造を始めることになります。早起きが得意であることも重要な長所といえるでしょう。
基本的なことですが、体力があることも大切なポイントです。製造を担当する場合なら、重い粉の袋を運んだり、パンが大量に並んだ天板を出し入れしたりします。
パン屋バイトの志望動機の例文
パン屋でアルバイトを始めるときは、履歴書を提出することが一般的です。履歴書の志望動機は、働きたい理由を説明するものとして、採用の可否に大きく関係します。
また、志望動機に絡めて、自身の長所や活躍できるポイントを具体的に伝えることも大切です。パン屋未経験者・経験者に分けて、志望動機の例文をご紹介します。
パン屋バイト未経験者の場合
アルバイトの募集要項に「未経験OK」と記載されている場合は、いままでパン屋で働いたことがない方も挑戦できます。未経験であることも踏まえたうえで、なぜそのパン屋を志望するのかわかりやすく記載するようにしてください。
わたしは貴社のパンが大好きで、ぜひここで働きたいと思い応募しました。貴社のパンを食べるときは、いつでも幸せで満たされた気持ちになります。貴社のパンを食べるときの幸せな気持ちをお客さまにも伝えたいと考えています。 |
わたしは人と接することが好きなため、接客に従事できる貴店のアルバイトに応募しました。貴店では販売だけでなくイートインスペースもあるため、お客さまと接する機会が多いと思います。持前のコミュニケーション能力を活かして、店舗の売上に貢献できるように頑張ります。 |
貴店は自宅から近く、通いやすいエリアにあるため、続けやすいと思い応募しました。なるべく多く働きたいと考えているため、エリア重視で選びました。早朝の時間帯も働けるため、柔軟なシフトに対応いたします。 |
そのほかにも、将来パン屋関係の仕事に就きたいことや、パン屋での仕事を経験してみたいことなど、率直に伝えることができます。
パン屋バイト経験者の場合
パン屋でのアルバイトを経験したことがある方なら、いままで培ったスキルやパン屋で担当した仕事の内容を記載し、即戦力となることをアピールしてください。具体的な年数やパン屋との関わりなども含めると、より訴求力のある志望動機に仕上がります。
過去にパン屋で働いた経験を活かしたいと思い、応募しました。私は高校3年間、近所のパン屋でアルバイトをしました。通学する前の朝4時~6時までの2時間のみでしたが、製造や開店準備などに携わってきたため、業務をスムーズにこなせます。 |
過去に経験したアルバイトの中で、パン屋のお仕事がとても楽しく、ぜひ長期で働きたいと思い応募しました。私は、2ヶ月ほど前に単発でパン屋の接客と販売を担当しました。経験不足ではありますが、ぜひ長期間働いてパンに関する知識や接客スキルを身に着けていきたいです。 |
パン屋バイトの志望動機を伝える際の注意点
パン屋のアルバイトに申し込むと、採用面接を実施されることも多いです。その際、志望動機について尋ねられるかもしれません。面接で志望動機を伝えるときに注意したいポイントを紹介します。
パンが好きであることを前提とする
履歴書の内容と矛盾していないことが大前提となりますが、パンが好きであることも前提となります。
パン屋では、パンのにおいに包まれて働きます。パンが好きで、パン作り・販売に関わりたいという思いを率直に伝えてください。
そのパン屋ならではの魅力を表現する
パンが好きなことは当然として、パン屋なら何でもよいような書き方はNGです。なぜそのパン屋が好きなのか、具体的に理由を伝えるようにしましょう。
例えば、「貴店の味が好きで普段から購入している」「我が家の食卓に欠かせない味」などのように表現すると、単にパン好きなのではなく、その店舗のパンが好きだという思いが伝わりやすくなります。
時給の高さだけを理由にしない
時給の高さを魅力に感じたとしても、それだけを志望動機とするのはよいとはいえません。時給だけを魅力として挙げると、「ほかに高時給な仕事があれば、そちらに移るのでは?」と、面接担当者に思わせてしまう可能性があります。
志望動機の中に、「パン作りに興味がある」ことや「この店舗のファン」であることなども、忘れずに含めておきましょう。
「簡単そうだから」を理由にする場合は言い回しに注意する
求人案内に「簡単」と記載されていても、それを理由にするのは安直な印象につながってしまいます。
志望動機には「簡単」という言葉を含めず、「仕事をしっかりと覚えたい」「おいしいパンを作れるようになりたい」などの前向きな言葉を用いて気持ちを表現するようにしてください。
「通いやすい」というより「続けやすい」ニュアンスを伝える
家や学校に近いなどの理由を志望動機とするときは、「通いやすい」よりも「続けやすい」ニュアンスで表現するようにしましょう。
長期的に続けられるということは、パン屋にとっては採用活動の手間を省ける意味もあり、好ましいことです。ぜひ「続けやすい」ことを前面に押し出して、アピールしてください。
パン屋バイトの面接でよく聞かれる質問
志望動機以外にも、次の質問をされることがあります。
・何曜日、何時間、シフトに入れますか? ・夜遅い仕事は問題ありませんか? ・ここでの仕事から、何を学びたいと考えていますか? ・年末年始やゴールデンウィークもシフトに入れますか? ・通勤方法は何を予定していますか? |
いずれも答えを考えておくと、面接がスムーズに進みます。詳細は次の記事をご覧ください。
関連記事「バイトの面接でよく聞かれる質問は?回答例や確認すべきことも解説」
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まとめ
パン屋でバイトをするなら、パンが好きであること、そのパン屋が好きなことを志望動機に含めるようにしましょう。いままで培ったスキルも含めると、より訴求力の高い志望動機に仕上がります。
また、「タイミー」での単発バイトで販売や接客、製造のアルバイトに挑戦するのもおすすめです。