高校生のバイトに必要な履歴書は、どのように書けばいいか迷う人が多いのではないでしょうか。社会人と同じ書き方でいいのか、それとも高校生ならではのポイントがあるのか、わかりにくいものです。
そこで本記事では、高校生向けに履歴書の書き方をくわしく説明します。基本ルールはもちろん、迷うことが多い自己PRの書き方と例文も紹介します。
高校生の履歴書は、自分の長所や学校生活の経験をしっかりアピールすることが大切です。ぜひ履歴書を作成するときの参考にしてください。
バイトの履歴書の基本ルール
履歴書を書く前に、基本ルールをおさえておきましょう。
バイトの場合、履歴書はどの書式でも問題なく、市販されている一般的なもので問題ありません。厚生労働省のWebサイトからダウンロードすることもできます。(厚生労働省が作成した履歴書はこちら)
履歴書を手書きする場合は、黒のボールペンを使用します。摩擦熱で消せるタイプのボールペンは、書いた文字が消える可能性があるため使用できません。もし履歴書を書き間違えたときは、修正せずに新しい用紙に書き直します。
なお、履歴書は手書きでなくても構いません。パソコンで作成する場合は、タイプミスや変換ミスがないか確認しましょう。
履歴書の書き方は、以下の記事でくわしく説明しています。ぜひ参考にしてください。
関連記事:「バイトに応募するときの履歴書の書き方は?基本ルールや注意点などを徹底解説」
関連記事:「履歴書の書き方とテンプレート|提出方法や作成時の注意点も紹介」
【高校生向け】バイトの履歴書の書き方
ここからは、高校生向けにバイトの履歴書の書き方を説明します。
①日付
日付は、履歴書を書いた日ではなく提出する日を書きます。面接で直接渡す場合は面接日、郵送する場合はポストに投函する日です。
和暦か西暦かは履歴書内で統一していればどちらでも構いませんが、一般的には和暦を使うことが多いです。和暦で書くときは、平成○年、令和○年のように元号から書きましょう。
②個人情報
氏名は戸籍に登録されている名前を正確に書き、苗字と名前のあいだはスペースをあけます。押印欄があるときは印鑑を押しますが、欄がなければ押印不要です。
生年月日は和暦または西暦で書きますが、①で書いた日付と統一します。満年齢は、①で書いた履歴書を提出する日の年齢を書きます。
満年齢の数え方は、以下の記事をご覧ください。
関連記事:「【早見表つき】満年齢とは?履歴書にはどう書く?計算方法をわかりやすく解説」
現住所は都道府県から書き、アパートやマンション名を省略せずに書きます。連絡先の欄は現住所以外に連絡を希望する場合に書き、現住所に連絡してほしい場合は「同上」とします。もし下宿をしている場合は「○○方」と書いておきましょう。
電話番号はすぐに連絡できる電話番号、メールアドレスは自分のものを書きます。
③証明写真
証明写真は、3ヵ月以内に撮影したものを糊で貼ります。写真の大きさは履歴書に書かれているサイズですが、一般的には縦4cm、横3cmです。
スマホアプリで撮影してもサイズがあっていれば問題ありませんが、加工しすぎないようにしましょう。
証明写真で失敗しないポイントは、以下の記事をご覧ください。
関連記事:「【アルバイト・パート向け】履歴書写真の撮り方と基本ルール|失敗しないためのポイントを解説」
④学歴・職歴欄
履歴書の学歴は、高等学校入学から書くのが一般的です。学校名は省略せずに正式名称を記入します。
現在高校に在学中の場合は、卒業見込みを書きます。
令和○年4月 ○○県立○○高等学校 入学 |
令和○年3月 ○○県立○○高等学校 卒業見込み |
高校3年生の春休みなど、高校卒業後に大学進学予定の場合は以下のように書きます。
令和○年3月 ○○県立○○高等学校 卒業 |
令和○年4月 △△大学△△学部△△学科 入学予定 |
過去にバイト経験がある場合は、職歴の欄にバイト歴を書きましょう。
令和○年6月 ○○レストラン アルバイト勤務 |
令和○年12月 ○○レストラン 退職 |
学歴の書き方は、以下の記事でくわしく解説しています。ぜひ参考にしてください。
関連記事:「履歴書の学歴はどこから書く?正しい書き方をわかりやすく解説 【生まれ年別:入学・卒業年度早見表付き】」
⑤免許・資格欄
免許や資格を持っている場合は、免許・資格欄に取得年月日が古い順に記入します。ただし、バイトに関係する免許や資格があれば最初に書いても問題ありません。
令和○年7月 ○○検定2級 合格 |
資格の書き方については、以下の記事もぜひご覧ください。
関連記事:「アルバイトやパートに資格は必要?履歴書の書き方やバイトにおすすめの資格を紹介」
⑥志望動機・自己PR欄
志望動機は、なぜその企業に申し込もうと思ったかを丁寧に書きます。バイトの場合は、自分の興味や関心、長所と結びつけて書くとよいでしょう。その企業のお店や商品、ホームページを調べると書きやすくなります。
自己PRの書き方は、のちほどくわしく解説します。
⑦本人希望記入欄
職種や勤務時間の希望があれば、本人希望記入欄に記入します。
ただし、細かい希望は履歴書には書かずに、面接で相談するのが一般的です。とくになければ「勤務条件は貴社の規定に従います」と記入しましょう。
本人希望記入欄のくわしい書き方は、以下の記事も参考にしてください。
関連記事:「アルバイトの履歴書の本人希望欄の正しい書き方をわかりやすく解説」
⑧通勤時間・扶養家族・配偶者
通勤時間は、自宅から勤務先までの最短時間を書きます。
扶養家族は自分が養っている家族がいる場合に書く必要があり、配偶者は結婚相手を指します。高校生の場合、扶養家族は「0人」、配偶者と配偶者の扶養義務は「無」と書きます。
⑨保護者欄
未成年者向けの履歴書には、保護者欄が設けられています。18歳未満の方は、保護者欄に保護者の名前や住所、連絡先を記入しましょう。
なお、18歳を迎えた高校生の場合でも、応募先の企業によっては学校や親の同意書の提出が求められる場合があります。また、学校の校則でバイトに関するルールを定めている場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
高校生が履歴書に自己PRを書くときのポイント
履歴書を書くときに悩むことが多い、自己PRを書くときのポイントを紹介します。
自分の長所をアピールする
自己PRは、自分の長所がバイトにどのように活かせるかを書くとアピールにつながります。自己PRを書く前に自己分析をして、自分のいいところを探しましょう。わからなければ家族や友人に聞くことをおすすめします。
バイトの履歴書に使える長所の例として、「コミュニケーション能力が高い」、「体力に自信がある」、「人と話すことが好き」などが挙げられます。
学校生活の経験をエピソードにする
勉強や部活などの経験をエピソードにして、バイトで働くときにその経験がどのように活かせるかをアピールしましょう。
例えば、「部活でリーダーとして○○に取り組んだ」、「資格取得のために○○した」、「困ったときに○○をして乗りこえた」など、具体的なエピソードを盛り込むのがおすすめです。
【業種別】高校生の自己PRの例文集
ここからは、高校生のバイトに多い業種別の自己PRの例文を紹介します。
飲食店
飲食店は、チームワーク、コミュニケーション能力、対応力、気配りが求められます。そのため、協調性の高さをアピールすると好印象です。
例文
私は人とのコミュニケーションを大切にし、人とすぐに打ち解けることができます。明るい笑顔と丁寧な言葉遣いで、お客さまが快適な時間を過ごせるようにします。 |
スーパー・コンビニ・ドラッグストア
スーパーやコンビニ、ドラッグストアなどの販売職は、接客マナーや柔軟な対応力が求められます。未経験の場合でも、自分の興味や関心と結びつけて仕事への意気込みを伝えると好印象です。
例文
私は、積極的に人と接することが得意なため、幅広い年代の方が訪れるスーパーのレジに興味を持ちました。仕事を早く覚えて、丁寧な接客と効率のよいレジ打ちができるように頑張ります。 |
工場・倉庫
工場や倉庫の仕事は立ち仕事が多くて体力が求められますが、同時に正確性も求められることが多いです。部活動や学校行事で得た経験と結びつけて、仕事への意気込みを伝えるとよいでしょう。
例文
私はサッカー部に所属しており、体力には自信があります。部活で身についた忍耐力が私の強みで、コツコツと仕事に取り組みます。 |
配達・デリバリー
お客さまに商品を届けるためには、体力はもちろん計画性や忍耐力も必要です。安心して仕事を任せてもらえるよう、責任感をアピールするとよいでしょう。
例文
私は中学校からバスケットボール部に所属しており、体力だけでなく忍耐力もあります。苦しいときも、最後までやり遂げられるのが私の強みです。 |
すぐに働きたい高校生には「タイミー」がおすすめ!
履歴書は書く項目が多く、志望動機や自己PRを書くのは時間がかかって大変です。「タイミー」は履歴書不要でバイトに申し込みでき、18歳以上であれば高校生でも利用できるため、すぐに働きたい高校生におすすめです。
「タイミー」は面接や書類選考がなく、アプリで申し込みが完了します。自分の都合に合わせて仕事が探せるため、長期休みの貴重な時間を有効活用できます。
初めてバイトをする場合も、事前にバイト先のレビューや業務の内容を確認できるため、ミスマッチを減らすことができ安心です。これからバイトを始めようと思っている高校生は、ぜひ「タイミー」のアプリをダウンロードして、さっそくお仕事をチェックしてみましょう。
まとめ
履歴書を書くときは、個人情報や学歴を正確に書くことが大切です。志望動機や自己PRは、バイトで求められるものを意識して書きましょう。
すぐにバイトを始めたい18歳以上の高校生は、履歴書不要で簡単にアプリで仕事探しができる「タイミー」をぜひご活用ください。