面接官の心得5箇条|新卒採用・中途採用面接での人事の心構え
こんにちは。スキマバイト募集サービス「タイミー」ライターチームです。
「面接官として新卒採用に参加することになったけど、どのように候補者を迎えようか」
当記事をお読みのあなたは上記の場面を迎えたのではないでしょうか。当記事では新卒採用や中途採用の面接に面接官として参加するあなたが持つべき心構えを解説します。
面接は面接官が候補者を見極めるだけでなく、候補者が会社を見極める場です。会社の代表として振る舞うことで、候補者の入社意欲を高める必要があります。ぜひ当記事を参考に、自社の将来を左右する重要な場面に挑んでください。
目次[非表示]
- 1.新卒採用・中途採用での面接官の役割とは
- 1.1.候補者のスキルやマッチ度を見極める
- 1.2.候補者の入社意欲を上げる
- 2.面接官の心得5箇条|人事の心構えとして大切なこと
- 2.1.会社の「顔」として振る舞う
- 2.2.互いに評価する場であることを理解しておく
- 2.3.準備を怠らない
- 2.4.個人の感情に左右されない
- 2.5.話しやすい雰囲気を作る
- 3.面接官としての心構えを身に付けるためのポイント
- 4.面接官としての心構えを身に付けるためには?
- 5.初めてなら心得ておきたい採用面接の流れ
- 6.面接官が心得ておきたい質問・セリフ一覧|タブーな質問はある?
- 6.1.覚えておきたい採用面接での質問一覧
- 6.2.面接官のタブーな質問
- 7.新卒面接・中途面接に関するQ&A
- 7.1.面接の前にすべき準備は?
- 7.2.面接官として候補者を見る際のポイントは?
- 7.3.初めての面接官で意識しておくことは?
- 8.面接官に求められるスキル一覧
- 9.まとめ
新卒採用・中途採用での面接官の役割とは
会社はあなたを自社の代表として面接に参加させることになります。新卒採用や中途採用における面接において、会社側があなたに面接官として期待しているのは以下の役割です。
- 候補者のスキルやマッチ度を見極める
- 候補者の入社意欲を上げる
候補者のスキルやマッチ度を見極める
面接官として候補者のスキルや、自社とのマッチ度を見極める必要があります。
候補者は面接前に履歴書やアンケートで自分のスキルをアピールしてきているでしょう。しかし、それだけでは不十分です。よって面接は文面だけではわからない内容や、真偽を確かめられる最後のチャンスともいえます。これらを見極めることが面接官に求められる役割です。
また面接において自社とのマッチ度合いを測る必要があります。マッチ度合いは自社と候補者が目指すものが一致するかどうかはもちろん、社会人としてのマナーが適切かどうか、も判断すべきです。自分を含め、自社の社員と長く一緒に働いていけそうかを見極める場にしましょう。
候補者の入社意欲を上げる
面接官として、候補者の入社意欲を高めることも必要な役割です。
面接官は面接を通じて候補者に「入社して一緒に働きたい」と思ってもらうことが大切です。面接は自社が候補者を見極めるだけでなく、候補者が自社で働いていけそうかを見極める場でもあります。候補者は入社を希望して面接に臨んでいますが、別の会社の採用試験も同時進行している可能性もあるでしょう。よって自社への入社意欲は揺らいでいる状態といえます。揺らいでいる状態から確固たる決心に変えることが面接官として期待されている役割です。
候補者が「一緒に働きたい」と思えるよう、面接官として全力で臨みましょう。
面接官の心得5箇条|人事の心構えとして大切なこと
面接官として面接に挑む際の心得として以下を持っておきましょう。
- 会社の「顔」として振る舞う
- 互いに評価する場であることを理解しておく
- 準備を怠らない
- 個人の感情に左右されない
- 話しやすい雰囲気を作る
会社の「顔」として振る舞う
面接官は会社の「顔」として面接に参加する必要があります。
候補者は自社の情報をインターネットや説明会などで事前に調べているでしょう。面接の準備をする際に参考になるためです。しかし、実際に社員と関わる機会はあまり多くないでしょう。よってほぼファーストコンタクトとなる面接官は、会社の「顔」として認識されます。会社の代表者といっても過言ではありません。
会社の「顔」に対して印象が悪ければ、入社の意欲が下がることになります。面接官は自社を代表し、自社の将来を背負う社員の候補者の選定をする場に参加する強い責任感を持ちましょう。
互いに評価する場であることを理解しておく
面接は、面接官と候補者がお互いを評価する場であることを理解しておきましょう。
面接は面接官が候補者の適性を見極める場です。しかし、候補者にとっては「面接に合格できたら入社しても問題ない会社なのか」を見極める場となります。よって面接官と候補者はお互いに評価し合う立場です。
候補者が企業を評価するポイントとして「面接で嫌な印象を受けなかったか」「面接官同士の雰囲気はどうか」などがあります。これらのポイントがマイナスだと、自社が採用通知を出しても入社辞退につながる可能性があるので、十分に注意しましょう。
面接はお互いが評価し合う立場だからこそ、面接官も候補者への敬意を持って臨む必要があります。
準備を怠らない
面接官は準備を怠らずに面接に臨んでください。
先述してきたように、面接官は会社の顔として面接に参加しています。加えて面接は候補者が会社の顔である面接官を評価する場です。よって自社のためにも候補者のためにも、しっかりと準備をして面接に参加する必要があります。
具体的な準備の例として以下が挙げられます。
- 初めて面接官を務める場合はシミュレーションや研修の参加
- 候補者の履歴書を確認し名前を覚えておく→当日は〇〇さんと名前で呼べるようにする
- 身だしなみを整える
準備を怠らずに面接に参加することで、面接官としての役割を全うできます。
個人の感情に左右されない
面接官は面接中に個人の感情に左右されるべきではありません。感情に左右されると公平な評価ができなくなるためです。
面接官も人間なので、候補者のスキルや経歴に対して個人的な感情を抱くことはあるでしょう。例として「自分もサッカーをやってきたが彼もサッカーをやってきたから、入社後も向上心を持って業務に取り組んでくれるだろう」という具合です。しかし、これを合格の根拠としてしまうと、明らかにサッカー経験者が有利な面接になってしまいます。
公平な評価をするためにも、候補者のスキルや性格、マナーを見極める場にすることを心がけてください 。
話しやすい雰囲気を作る
面接官と候補者はどちらも評価する立場といえど、候補者は緊張しています。緊張したままではうまく話せず、伝えたいことを伝えきれないかもしれません。それでは候補者にマイナスなことはもちろん。自社も候補者の適性を判別しきれなくなってしまいます。
面接で話しやすい雰囲気を作ることは、面接官の義務だと考えておきましょう。そのためにも最初は他愛ない質問をしたり、面接官から自己紹介をすることが大切です。
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面接官としての心構えを身に付けるためのポイント
面接官として面接に臨むために重要な心構えを解説しました。心構えを身に付ける上で忘れないでおきたいポイントがあります。
- 自社の採用基準を理解する
- 候補者の立場で考える
- 建設的なフィードバックをする
当然といえば当然ですが、自社の採用基準を理解しておかないと、候補者の適性を見極められません。候補者のスキルレベルが自社が求めている水準に達しているかどうかを見極めるために質問をしていくためです。
候補者の立場で考えることも重要です。アピールしたい事柄を引き出せるような質問をしましょう。好印象につながることはもちろん、候補者の回答に弾みがつき、話しやすい雰囲気にも繋がります。
面接終了後には建設的なフィードバックをできるようにしましょう。合否に関わらず、フィードバックをすることで候補者が受ける印象が大きく変わります。入社しないとしても、印象を悪くすることは避けたいものです。ぜひ建設的なフィードバックで好印象を残して面接を終了しましょう。
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面接官としての心構えを身に付けるためには?
面接官として心構えを身に付けるために具体的な取り組みとしては以下があります。
- 採用担当者や先輩面接官からアドバイスを受ける
- 面接官向けの研修を受ける
- 他の面接官の面接を参考にする
採用担当者や面接官を経験した先輩からアドバイスを受けることで、心構えが身に付きます。当記事や面接官用のマニュアルなど机上での学習も大切ですが、やはり面接は経験がものを言う部分が大きいです。よって経験者から生きたアドバイスをもらうことで、面接官としての成長につながります。
また面接官向けの研修を受けることも有効です。心構えはもちろん、シミュレーション形式での学びを受けられます。加えて研修の提供者側は面接官のプロです。プロからのアドバイスをもらえる貴重な場として利用してみましょう。
他の面接官が面接を実施した動画や、同席できる場面があれば参考にしてみましょう。机上ではわからない細かい部分を確認でき、面接当日までに本人に質問することも有効です。
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初めてなら心得ておきたい採用面接の流れ
面接官として面接に臨む場合は主に以下の流れになります。
- 事前準備として面接前に、候補者の情報を把握する
- 面接のルールやマナーを復習しておく
- 質問を用意しておく
- 準備をした通りに面接に臨む
- フィードバックをする
まずは事前準備をしましょう。候補者の情報を可能な限り把握しておくことで、質問を考えやすくなります。また可能であれば他の面接官と事前の打ち合わせをしておくのも良いでしょう。
次に面接のルールやマナーを復習しておいてください。後述する覚えておくべき質問や、タブーな質問も確認すべきです。
質問を用意し、身だしなみを整えたら面接に参加しましょう。初めての面接官であればあなたも緊張しますが、候補者はもっと緊張しています。ぜひリラックスしてもらえるよう、話しやすい雰囲気を作っていきましょう。
終了後はフィードバックを候補者や周りの面接官と実施してください。
なお面接の流れは採用フローの一部ともいえます。採用フローについて解説した記事もありますのであわせてご覧ください。
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面接官が心得ておきたい質問・セリフ一覧|タブーな質問はある?
面接官が心得ておきたい質問やセリフ、またタブーな質問を紹介します。自己紹介や志望動機は真っ先に思い浮かぶでしょう。事前準備として、それ以外の好印象につながりやすい質問と、逆効果になる質問を確認しておきましょう。
覚えておきたい採用面接での質問一覧
面接で聞くべき質問の例は以下のとおりです。
- (オフィスで面接する場合)どんな経路でここまできましたか?
- チームでの協力経験について教えてください
- 挑戦的な状況に直面した際の対応について教えてください
まずはアイスブレイクとして、天気や経路などの回答に困りにくい質問をしましょう。緊張をほぐす目的や、面接官の優しい印象を伝えることになります。
自己紹介や志望動機を聞けたら、チームでの協力経験について聞きましょう。入社すれば1人だけで仕事をすることはほとんどありません。経験の有無を聞いて、配属先の適性を見極めることにつながります。また部活や業務経験を引き出しやすい糸口となる質問です。
挑戦的な状況に直面した場合にどうするか、という質問では業務でも同じように対応するのか、別の対策を考えるのか、を確認できます。また実際に苦労した経験も答えてくれるでしょう。働く姿勢を問うことになるので、ぜひ聞くべき質問です。
面接官のタブーな質問
面接官によるタブーな質問には以下があります。
- あなたが信仰している宗教はなんですか?
- 近々結婚の予定はありますか?
上記の質問は候補者に不信感を与える可能性があります。聞くことによって不公平な扱いにつながる可能性があるためです。例は宗教の質問ですが、宗教に限らず、性別や年齢、民族など身元に関することは質問しないようにしましょう。
また結婚や経済的なことなどプライベートな内容も控えるべきです。業務や入社動機に関係がない上、パワハラやセクハラにつながる可能性もあります。
これらは絶対に面接時に聞かないようにしましょう。
新卒面接・中途面接に関するQ&A
新卒や中途の面接において、以下のよくある質問に回答します。
- 面接の前にすべき準備は?
- 面接官として候補者を見る際のポイントは?
- 初めての面接官で意識しておくことは?
面接の前にすべき準備は?
面接の前に準備すべきことは以下があります。
- 自社の採用基準を把握しておく
- 聞くべき質問、タブーな質問を確認する
- 候補者の履歴書を確認しておく
- シミュレーションや面接官経験者からアドバイスをもらう
自社の採用基準や質問内容を把握しておくことで、心構えができます。やるべきこと、やってはいけないことが明確になっていれば、その中で言動を調節しやすいです。
また候補者の履歴書を確認することで質問内容を考えやすくなる、回答を理解しやすくなるメリットがあります。
未経験であれば、シミュレーションやアドバイスをもらい、ぶっつけ本番にならないようにしましょう。
面接官として候補者を見る際のポイントは?
面接官として候補者を見る際のポイントは以下があります。
- 社会人としてのマナー
- 候補者の性格や人柄
- 志望動機の高さ
- キャリアプラン
まずは志望動機などの前に、社会人としてのマナーを確認しておきましょう。時間に間に合う、身だしなみを整えている、言葉遣いの丁寧さ、話す時の目線などです。加えて履歴書では読み取れない性格や人柄を面接で確認するようにしましょう。
候補者の人となりがわかってきたら、志望動機や入社後にどうしていきたいか、の質問に入ります。一緒に働いていけそうかを見極めていきましょう。
初めての面接官で意識しておくことは?
初めて面接官を担当する場合に意識しておくことは以下があります。
- 面接官の役割を把握しておく
- 面接の前にやっておく準備を整える
- 候補者の方が緊張していることを忘れない
まずは面接官の役割を把握しておきましょう。面接官としてアサインされた以上は役割を果たす必要があります。また役割を果たせるように、面接の前にできる準備をしておきましょう。ここまでは前項までに解説した内容です。
初めて面接官を担当する場合はあなたも緊張するでしょう。しかし、あなた以上に候補者は緊張しています。あなたが緊張しすぎて、候補者に不安が伝わらないようにしましょう。
面接官に求められるスキル一覧
面接官の心構えについて解説してきました。最後に面接官に必要なスキルについても解説します。スキルは以下のとおりです。
-
コミュニケーションスキル
- 傾聴力
- 判断力
- 観察力
- 非言語のコミュニケーション
- フィードバック力
まずはコミュニケーションスキルです。候補者の話をよく聞き、話を引き出すことが重要になります。コミュニケーションスキルがあることで、好印象な面接を展開できるためです。質問の内容や話し方も重要ですが、ジェスチャーなど非言語のコミュニケーションも大切になります。
フィードバック力も重要です。質問を掘り下げる際や、面接の終了時にフィードバック力が必要となります。話の盛り上がりや、候補者の今後につながるため、ぜひ日頃からフィードバック力を高めておきましょう。
各スキルは一朝一夕で身に付くものではありません。しかし、日頃からこれらを意識して周囲の社員と接することで身に付けておくべきです。
まとめ
面接官として面接に参加する際の心得を解説しました。面接は面接官が候補者を評価するだけでなく、候補者が自社を評価する場でもあります。お互いの立場を尊重しながら、候補者の話を引き出せるように準備をしましょう。
面接はもちろん、求人や履歴書確認、教育など人材採用にはコストがかかります。タイミーではマッチングした希望人材を最短即日で働いてもらうことが可能です。また一度働いてもらったらそのまま長期間の採用に繋げることもできます。実際に働きながら人柄を見極められ、人材採用の大幅なコスト削減にもつながり一石二鳥です。
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