人気が高い新卒採用サイトの特徴は?コンテンツ例や面白い事例も紹介
こんにちは。スキマバイト募集サービス「タイミー」ライターチームです。
新卒採用サイトは、企業が新卒学生を採用するために特化したWebサイトです。学生に企業の魅力を伝え、応募を促すための情報を提供する上で、この新卒採用サイトは欠かせません。
そこで本記事では、新卒採用サイトの特徴や運用するメリット、掲載すべきコンテンツ例、デザイン探しに役立つサービスなどを多面的に解説します。おしゃれでかっこいい新卒採用サイトの事例も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次[非表示]
- 1.新卒採用サイトとは?コーポレートサイトとの違いも
- 2.新卒採用サイトを運用するメリット
- 2.1.多くの就活生に企業を知ってもらえる
- 2.2.学生とのミスマッチを防げる
- 2.3.志望度醸成ができる
- 2.4.内定辞退を減らせる
- 3.成功する新卒採用サイトの要素
- 4.新卒採用サイトに載せると良いコンテンツ例
- 4.1.企業情報|会社概要、経営理念、ビジョン
- 4.2.従業員の声|インタビューや体験談
- 4.3.採用プロセス|応募から内定までの流れの詳細
- 4.4.イベント情報|説明会やセミナーの告知
- 4.5.キャリアパス|企業の中での異動や昇進のルート
- 4.6.オフィスツアー|普段のオフィスの様子
- 4.7.福利厚生|休日休暇や働き方に関する制度
- 4.8.FAQ|よくある質問とその回答
- 5.新卒採用サイトの作り方と費用目安
- 5.1.自社で制作する場合
- 5.2.制作会社に外注する場合
- 6.【事例】おしゃれ・かっこいい新卒採用サイト
- 6.1.株式会社ササキ
- 6.2.株式会社ノエル
- 6.3.ジェイエムシー株式会社
- 7.新卒採用サイトのデザイン例を探したいときに役立つサービス
- 7.1.SANKOU!
- 7.2.MUUUUU.ORG.
- 7.3.URAGAWA
- 8.新卒採用サイトと一緒に使いたい新卒求人サイト3選
- 8.1.マイナビ2025/マイナビ2026
- 8.2.リクナビ2025/リクナビ2026
- 8.3.キャリタス就活
- 9.まとめ
新卒採用サイトとは?コーポレートサイトとの違いも
新卒採用サイトは、新卒採用情報を発信することに特化したWebサイトのことで、ターゲットは就職活動中の学生です。求人サイトなどでは限られたスペースの中で必要最低限の情報しか発信できませんが、採用サイトはサイト全体に求人情報を掲載できるため、職場の風景や社員インタビュー、企業理念などさまざまな情報を盛り込めるのが特徴です。
一方、コーポレートサイトとは、その企業の顔となるWebサイトのことで、顧客や取引先、求職者、投資家など、自社と関係性のある全ての人をターゲットとしています。企業のアイデンティティーやビジョン、製品やサービス、業績、CSR活動などを紹介する場として活用されており、ステークホルダーとのコミュニケーションツールとしての側面が強いのが特徴です。
多くの場合、コーポレートサイトにも求人情報は掲載されていますが、就活生が関心のある領域だけに特化し、詳細な情報を提供しているのが新卒採用サイトというわけです。
新卒採用サイトを運用するメリット
ここからは、新卒採用サイトを運用するメリットを4つ解説します。
多くの就活生に企業を知ってもらえる
近年、就職活動ではインターネットが主要な情報収集手段です。企業のコーポレートサイトやSNSに加え、新卒採用サイトを運用することで、さらに多くの学生に情報を届けられます。
特に、自社の魅力や強みをアピールするための独自コンテンツを豊富に提供することで、他社との差別化が図れ、就活生からの注目を集めやすくなります。
学生とのミスマッチを防げる
採用プロセスにおいて、企業と学生間の適性不一致は、しばしば問題となります。多大なリソースを投じて採用しても、相性が合わないという理由で内定辞退や早期退職につながってしまえば、それまでの努力は全て水の泡です。このようなリスクを避けるために、入社前に双方が互いに適合しているかをしっかりと評価しなければなりません。
その点、新卒採用サイトを通じて十分な情報を提供すれば、学生は事前に企業についてよく理解できるため、適性の不一致によるリスクを減らせます。
志望度醸成ができる
意思決定する際、人は十分な情報があると納得感を得やすくなります。就職活動でも同様で、企業の情報をしっかり調べた上であれば、学生は自信を持って応募に踏み出せます。
求人サイトの場合、どうしても掲載できる情報量に限界があり、内容も他社と似たり寄ったりになりがちです。しかし、新卒採用サイトを活用すれば、自社独自の雰囲気を色濃く出せるため、学生の志望度アップが期待できるでしょう。
内定辞退を減らせる
新卒採用サイトは内定辞退率の改善にも役立ちます。採用活動においては、応募されるまでのフェーズだけでなく、選考過程における応募者のモチベーション強化に向けた取り組みが欠かせません。
このとき採用サイトを活用すれば、応募者に有益な情報を提供し、入社への意欲を高めてもらえます。「こんな人が活躍している」「こんなキャリアパスがある」「こんな待遇がある」といった情報を通して、学生に未来のビジョンを描いてもらえれば、内定辞退を減らせるでしょう。
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成功する新卒採用サイトの要素
成功する新卒採用サイトを作るためには、以下の2点を意識することが重要です。
- 目を奪うビジュアルで、第一印象から好印象を与える
- 充実したコンテンツで、学生の理解を深める
新卒採用サイトは、就活生にとって企業の第一印象を決める重要な場所です。そのため、目を引くようなインパクトのあるビジュアルで、学生の心をつかむ工夫が求められます。単に綺麗な画像を並べるだけでなく、企業の個性やメッセージを表現できるような、クリエーティブなデザインを心がけましょう。
ビジュアルで興味を引いたら、次はコンテンツでしっかりと企業の魅力を伝える必要があります。全ての学生の心を打つ情報にする必要はありません。自社のターゲットとする学生層を明確にし、その学生が知りたいと思うような情報を充実させることが重要です。
掲載すると良いコンテンツについては、次章で詳しく見ていきましょう。
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新卒採用サイトに載せると良いコンテンツ例
ここからは、新卒採用サイトに載せると良いコンテンツを8つ紹介します。
企業情報|会社概要、経営理念、ビジョン
企業情報は必須コンテンツの一つです。採用サイトに会社概要や経営理念、ビジョンを記載することで、自社の方向性に共感し、共に成長できる人材を引きつけやすくなります。
理念やビジョンを紹介する際は、「なぜその理念・ビジョンなのか」といった背景も詳しく説明し、就活生の共感を得ることが大切です。
従業員の声|インタビューや体験談
実際の従業員の声は、企業の雰囲気や働き方を知る上で最も説得力のある情報です。入社して良かったこと、大変だったこと、やりがいを感じていることなどを、インタビューや体験談を通して紹介しましょう。
社員の多様性をアピールすることで、就活生自身がその企業で働いている姿を想像しやすくなります。
採用プロセス|応募から内定までの流れの詳細
採用プロセスも就活生が把握しておきたい情報の一つです。採用プロセスを明確に示すことで、求職者の不安を解消し、応募を促せます。応募方法、選考日程、選考内容などをできるだけ細かく記載してください。
また、内定後のスケジュールについても触れておくと、より親切な印象を与えられます。
イベント情報|説明会やセミナーの告知
会社説明会やセミナーの告知といったイベント情報も、重要なコンテンツです。近年、学生の就職活動において、企業説明会やセミナーは重要な情報収集手段となっています。
より多くの学生に自社のイベントを知ってもらい、自社と学生の接点を増やすためにも、イベント情報を定期的に更新し、最新情報を常に学生に提供しましょう。
キャリアパス|企業の中での異動や昇進のルート
キャリアパスは、企業内における個人のキャリア形成を、職務や役職の変遷を通して体系的に示したものです。入社後のイメージを膨らませられ、長いスパンで考えられるため、入社するかの判断材料、早期退職を防ぐ意味で重要です。
図やイラストを使うなどして、できるだけ分かりやすく説明してください。
オフィスツアー|普段のオフィスの様子
普段のオフィスの様子を紹介する、オフィスツアーを掲載するのも効果的です。写真や動画をふんだんに活用し、企業の風土や社風を視覚的に訴求することで、学生に実際の雰囲気を感じてもらいやすくなります。
よりリアルな体験を提供したい場合は、360度のパノラマ写真やVRなどを活用し、バーチャルツアーを取り入れてみるのもいいでしょう。
福利厚生|休日休暇や働き方に関する制度
福利厚生は、就活生が企業を選ぶ際の判断材料となります。他社との差別化を図るためにも、フレックスタイムやテレワーク、特別休暇、育児・介護休暇、健康診断、家賃補助など、充実した福利厚生をアピールしてください。
なぜそのような制度を導入しているかの説明も加えておくと、自社の価値観や大切にしていることが伝わりやすくなります。
FAQ|よくある質問とその回答
新卒採用サイト内には、就活生からよく寄せられる質問(FAQ)と、その回答も載せておくのがいいでしょう。就活生の自社に対する安心感や信頼度がアップするだけでなく、採用担当者の負担軽減にもつながります。
以下は、FAQコンテンツによく記載されている質問例です。
- 応募資格はありますか?
- 選考プロセスはどのような流れですか?
- 内定後にはどのような研修制度がありますか?
- 転勤はありますか?
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新卒採用サイトの作り方と費用目安
新卒採用サイトの作り方には、自社で制作する方法と、制作会社に外注する方法があります。ここからは、それぞれの方法における流れと費用目安を見ていきましょう。
自社で制作する場合
新卒採用サイトを自社で制作する場合、以下の手順で進めていくのが一般的です。
- ターゲットを明確にする
- 掲載したいコンテンツの精査
- サイトマップ(サイト全体の構成)を作る
- サイトデザインを考える
- サイト制作
- 公開
- 定期的な更新・運用
費用については、Webマーケティングやデザイン、サイト構築に関する知識やリソースが社内にどれだけあるかによって異なります。知識・リソースがある場合にかかるコストは大きく「人件費」と「運用コスト(サーバー・ドメイン代など)」の2つです。
一方、社内のリソースだけでは足りない場合、新しい人材を採用することになるので、前述したコストに加え、「採用コスト」や「教育コスト」も発生します。
制作会社に外注する場合
新卒採用サイトの制作を制作会社に外注する場合は、一般的に以下の流れで進めていきます。
- 制作会社の選定
- 制作会社との打ち合わせ
- 企画・設計
- デザイン・コンテンツ作成
- テスト運用・修正
- 公開
- 定期的な更新・運用
制作にかかる費用は、ページ数やコンテンツ内容、デザインの複雑性などによって異なり、シンプルなものであればおおよそ30万円〜、オリジナル性の強いものだと100万円以上かかるケースも珍しくありません。
掲載コンテンツの文章作成や撮影などの各作業を自社で行い、かつデザインに関しても簡易的なものやパッケージ化されたものであれば、数万円から制作してくれる会社もあるようです。
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【事例】おしゃれ・かっこいい新卒採用サイト
ここからは、おしゃれでかっこいいデザインと情報設計が秀逸な採用サイト3選を紹介します。「自社の魅力が伝わるデザインにしたいけど、いまいちイメージが湧いていない」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
株式会社ササキ
株式会社ササキの採用サイトは、赤と青が映えるデザインが特徴です。鮮やかな色使いで、視覚的に強い印象を与えつつ、背景にモノクロ写真を使用することで、職人らしいクールな印象を演出。また、大胆なタイポグラフィと視覚的な階層が、情報を効果的に伝え、ユーザーエンゲージメントを高めています。
参考:株式会社ササキ
株式会社ノエル
株式会社ノエルの採用サイトは、シンプルで落ち着いた色調のデザインが印象的です。自然な雰囲気と調和の取れたレイアウトが、会社の温かみと信頼性を伝えます。特に、社員インタビューや仕事の具体的な説明が豊富で、応募者が職場の雰囲気をリアルに感じ取れる工夫がされています。
参考:株式会社ノエル
ジェイエムシー株式会社
ジェイエムシー株式会社の採用サイトは、斜めに開くローディングから始まり、トップ画面ではキャッチコピーにかかった青いグラデーションが滑らかに動きます。スクロールに合わせて緩やかな線が流れているなど、目線誘導におけるデザインの工夫が満載です。
参考:ジェイエムシー株式会社
新卒採用サイトのデザイン例を探したいときに役立つサービス
ここからは、新卒採用サイトのデザインを考える際に役立つサービスを3つ紹介します。
SANKOU!
SANKOU!は、Webデザイン制作の参考になるサイトが3500件以上掲載されているギャラリーです。新卒採用サイトのデザイン例も多く掲載されており、企業の魅力を伝えるデザインやコンテンツのアイデアを豊富に得られます。
参考:SANKOU!
MUUUUU.ORG.
MUUUUU.ORG.は、縦長Webデザインを専門に集めたギャラリーサイトです。「オーソドックス」「スタイリッシュ」「かわいい系」など、テイストごとに細かく検索をかけられるので、イメージに合ったサイトを効率的に探せます。採用サイトのデザインだけでも170種類以上掲載されているので、レイアウト案の参考になるでしょう。
参考:MUUUUU.ORG.
URAGAWA
URAGAWAは、制作会社の実績やデザインを紹介するギャラリーサイトです。新卒採用サイトのデザイン例も多く掲載されており、企業の魅力を引き出すための参考になります。特に、写真や動画、インタラクティブな要素を活用したデザインが豊富です。
参考:URAGAWA
新卒採用サイトと一緒に使いたい新卒求人サイト3選
ここからは、新卒採用サイトと併用することで、より効果的な採用活動を実現できる新卒求人サイトを3つ紹介します。
マイナビ2025/マイナビ2026
マイナビは、学生会員約90万人(マイナビ2024実績)を誇る国内大手の就職情報サイトです。マイナビの後ろに付いている西暦は、対象となる新卒生が卒業する年を表します。例えば、「マイナビ2025」は2025年4月に大学・大学院・短大・高専・専門学校を卒業予定の学生向けの就職情報サイトです。
マイナビは、幅広い業界・職種の求人情報を取り扱っており、自社のニーズに合致する学生と出会える可能性が高いのが特徴です。特に従業員数300人未満の企業の割合が65%を占めていることから、中堅・中小企業からも選ばれる採用ツールであることが分かります。
参考:マイナビ
リクナビ2025/リクナビ2026
リクナビは、マイナビと並ぶ国内大手の就職情報サイトです。リクナビの特徴は、企業からのスカウトや、学生の志向に合わせたおすすめ企業の提案など、機能が充実している点です。
特に、リクナビは理系学生に強い支持を得ており、専攻別のマッチングが優れています。また、企業の詳細情報やインターンシップ情報も豊富で、学生が効率的に情報を収集しやすい設計です。
参考:リクナビ
キャリタス就活
キャリタス就活は、新卒採用活動に特化した総合求人サイトです。特徴は「卒業年度に縛られない年間型サービス」で、低学年からのファン形成やインターンシップから採用までの一元管理ができることです。
また、キャリタス就活は掲載型とスカウト型の特性を併せ持っているため、ターゲット学生への効果的なアプローチを実現できます。「クチコミ」や「ランキング」などの学生に人気のコンテンツも充実しており、企業の魅力を効率的にPRできるでしょう。
参考:キャリタス終活
「【徹底比較】おすすめ新卒求人サイト一覧|選び方のポイントも」の記事もご覧ください。
まとめ
本記事では新卒採用サイトの特徴や運用するメリット、掲載すべきコンテンツ例、デザイン探しに役立つサービスなどを詳しく解説しました。
コストをできるだけ抑えながら若手人材を募集したい企業には、スキマバイト「Timee(タイミー)」の利用がおすすめです。
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