Googleしごと検索(Google for Jobs)で求人を行うメリットとは? 情報の掲載方法や事例を紹介
こんにちは。スキマバイト募集サービス「タイミー」ライターチームです。
人手不足が深刻化する昨今、多くの企業が求人情報を発信しているため、自社の情報がなかなか求職者に届かない事例も増えています。そこで「Googleしごと検索(Google for Jobs)」を活用し、検索の際に自社の求人情報が上位表示されるように工夫して、応募者数を増やすことがおすすめです。
この記事では、Googleしごと検索の特徴やメリット、求人情報の掲載方法などを解説します。
目次[非表示]
- 1.Googleしごと検索(Google for Jobs)とは
- 2.Googleしごと検索(Google for Jobs)の特徴
- 3.Googleしごと検索(Google for Jobs)を使うメリット
- 3.1.求人掲載が無料で行える
- 3.2.シンプルで分かりやすい情報掲載が可能
- 3.3.検索結果の上位に表示されることで求人を見てもらいやすい
- 4.Googleしごと検索(Google for Jobs)の活用が向いている企業
- 4.1.採用コストの削減を考えている企業
- 4.2.求人情報の閲覧数を高めたい企業
- 4.3.求人情報を複数掲載したい企業
- 5.Googleしごと検索(Google for Jobs)に求人情報が掲載される方法
- 6.Googleしごと検索(Google for Jobs)におけるマークアップの方法
- 6.1.構造化データに必要な項目を記述する
- 6.2.構造化データにミスがないか確認する方法
- 7.Googleしごと検索(Google for Jobs)による成果の事例
- 7.1.1.ZipRecruite
- 7.2.2.Monster India
- 7.3.3.Jobrapido
- 8.Googleしごと検索(Google for Jobs)と無料掲載可能な媒体の比較
- 9.まとめ
Googleしごと検索(Google for Jobs)とは
Googleしごと検索(Google for Jobs)とは、検索エンジンを展開している「Google」の求人情報掲載サービスです。インターネットを使った求人情報の掲載や収集が当たり前になった現代において、Googleしごと検索は求職者と企業の採用担当者を結ぶ方法の1つとなっています。
Googleしごと検索は2019年1月に日本でも導入され、今では求職者にとってスムーズに採用情報を確認する手段となり、企業にとっては応募者を集めるための便利なシステムとして活用されています。
Googleしごと検索(Google for Jobs)の特徴
Googleしごと検索(Google for Jobs)のシステム面には、さまざまな特徴があります。
Web上に公開されている膨大な数の求人情報がまとめられる
Googleしごと検索(Google for Jobs)では、Web上に公開されている求人情報をロボットが自動で収集し、プラットフォーム内にまとめて誰でも検索できるようにする機能が採用されています。あらゆるサイトを横断して情報収集を行っているため、Googleしごと検索を確認すれば複数のサイトに掲載されている求人情報を簡単に把握可能です。
求職者の求める求人情報がヒットしやすい
Googleしごと検索(Google for Jobs)は、普段通りにGoogle検索を使うだけで求人情報を探せます。例えば「アルバイト 求人」「正社員 求人」「デザイナー 求人」「建築士 求人」などのキーワードで検索すると、その内容に合った求人情報が検索結果として表示されます。
また、Google検索を利用しているユーザーの情報を参考に、自宅から近い地域の求人を優先して表示するなど、より個々の求職者に合う設計となっている点も特徴です。
▼求人検索エンジンの仕組みについては、こちらの記事も参考にしてみてください。
Googleしごと検索(Google for Jobs)を使うメリット
Googleしごと検索(Google for Jobs)を使用して採用活動を行うことには、さまざまなメリットがあります。
求人掲載が無料で行える
Googleしごと検索(Google for Jobs)への掲載時には、コストがかかりません。無料で利用ができるため、採用のミスマッチなどが続いて予算が厳しいときでも使いやすいのがメリットです。
なるべくコストをかけずに人材を確保したい場合や、長期的に求人情報を掲載し続けたい場合などに使いやすいサービスとなります。
シンプルで分かりやすい情報掲載が可能
Googleしごと検索(Google for Jobs)で表示される求人情報は、シンプルで分かりやすい形になっているのもメリットです。応募前に確認しておいてほしい情報を求職者に伝えられるため、採用活動時に認識の齟齬が生まれる可能性が低下します。
Googleしごと検索には画面を占領する広告枠もないため、求職者の検索時に邪魔な要素がない点もメリットになるでしょう。
検索結果の上位に表示されることで求人を見てもらいやすい
Googleしごと検索(Google for Jobs)でヒットした求人情報は、検索結果の上位に表示されます。そのため求職者の目に止まりやすく、興味を持ってもらえる可能性が高まる点も利用におけるメリットです。
多くの企業がインターネット上に求人情報を掲載し、情報量が増えている昨今の事情を考えると、検索結果の上位に表示される可能性のあるGoogleしごと検索は応募者を増やせる可能性の高いサービスだと言えるでしょう。
Googleしごと検索(Google for Jobs)の活用が向いている企業
以下のような特徴を持つ企業は、Googleしごと検索(Google for Jobs)を使うことで採用活動をスムーズに進められる可能性が高まります。
採用コストの削減を考えている企業
先に解説した通り、Googleしごと検索(Google for Jobs)は無料で掲載ができる求人サービスです。求人情報の掲載においては全く費用が発生しないため、採用までにかかるトータルコストを抑えることが可能です。
そのため採用活動における無駄な費用を削減し、ローコストで人材を確保したい企業ほどGoogleしごと検索の利用が向いています。
求人情報の閲覧数を高めたい企業
競合他社が多数いるために、ネット上に掲載した求人情報が埋もれてしまうことが多い企業も、Googleしごと検索(Google for Jobs)が便利に使えます。好条件の求人情報を出しているのに、なかなか応募がない場合には、そもそも求人情報が求職者の元に届いていない可能性が考えられるでしょう。
もっと多くの求職者に自社の求人情報を見てもらいたい際には、Googleしごと検索を活用してみることにメリットがあります。
求人情報を複数掲載したい企業
求人サービスの中には、1求人に対して1職種しか掲載できないルールが設けられているケースがあります。そのため掲載する求人数が多くなるほど、コストも高くなってしまいます。
一方、Googleしごと検索(Google for Jobs)なら無料で複数の職種を掲載可能なので、同時に数種類の求人を出したい企業にも向いています。
▼求人媒体の選び方については、こちらの記事も参考にしてみてください。
Googleしごと検索(Google for Jobs)に求人情報が掲載される方法
Googleしごと検索(Google for Jobs)に求人情報が掲載されるようになるには、以下の方法および手順が必要です。
Googleしごと検索(Google for Jobs)と連携している求人サイトに情報を掲載する
Googleしごと検索(Google for Jobs)の機能に対応している求人サイト・サービスに情報を掲載すれば、自動で検索結果に表示されるようになります。Googleしごと検索と直接契約したり手続きを行ったりといった必要はありませんが、各求人サイトやサービスに求人情報を掲載する際には、それぞれの条件に合わせたコストが発生する可能性もあり、注意が必要です。
自社の求人情報ページに構造化データを埋め込む
自社が所有しているホームページに求人情報ページを作成し、専用の構造化データを埋め込む(構造化マークアップを行う)ことで、Googleしごと検索(Google for Jobs)に表示されるようになります。
構造化データとは、コンピュータが認識しやすくなる形で情報を記述したデータのことです。構造化マークアップを行うことで、Googleのクローラー(自動で情報をデータベース化するプログラム)に自社のホームページが求人情報として認識され、Googleしごと検索内に自社のホームページの内容が求人情報として表示されます。
Googleしごと検索(Google for Jobs)におけるマークアップの方法
Googleしごと検索(Google for Jobs)のマークアップを行う方法は、具体的に以下のようになっています。
構造化データに必要な項目を記述する
Googleしごと検索(Google for Jobs)のマークアップを行う際には、以下の情報を記載する必要があります。
- プロパティ:意味
- datePosted:求人情報を投稿した日付
- description:求人に関する説明(仕事内容、必要な資格やスキル、業務時間、採用条件となる学歴や経験など)
- hiringOrganization:会社名
- jobLocation:実際に働く職場
- title:職種の名称
- validThrough:求人情報を有効期限
各情報を記述した構造化データのマークアップを行うことで、自社サイトの求人情報をGoogleしごと検索に掲載できるようになります。
構造化データにミスがないか確認する方法
Googleしごと検索(Google for Jobs)のマークアップを行う際には、構造化データの記載内容にミスがないか確認することも重要です。ミスの確認はGoogleが公開している「構造化データ テストツール」を活用することで、簡単にチェックができます。
仮に記述内容にミスがある場合にはエラーが表示されるため、修正を行うことで正常な形で掲載できるようになります。
Googleしごと検索(Google for Jobs)による成果の事例
Googleしごと検索(Google for Jobs)を活用して採用活動に成功した事例は、いくつも確認できます。
1.ZipRecruite
「ZipRecruite」はGoogleしごと検索(Google for Jobs)を活用したことで、Googleからの自然検索(広告などの有料検索を除いた検索結果)のコンバージョン率(この場合は求人情報への応募など)が、他の検索エンジンの3倍にまで増加させることに成功しました。
Google検索から求人ページに到達してコンバージョンを達成した数値も、4.5倍にまで増えています。求人ページにアクセスしたユーザーの直帰率(アクセスしてすぐにサイトを離れる行為)も10%以上低下したため、多くの求職者の興味を引くことに成功していると言えるでしょう。
参考:ZipRecruiter - Google の新しい求人情報検索機能を活用してコンバージョン率を 4.5 倍に増加(Google検索セントラル)
2.Monster India
「Monster India」もGoogleしごと検索(Google for Jobs)を使ったことで、求人詳細ページの自然検索率が以前よりも94%増加しました。求人への応募者数も従来より10%増えたことで、多くの人たちのなかから自社の求める人材を選べるようになった成功事例です。
参考:Google 検索に掲載された求人情報で、求人詳細ページの自然検索トラフィックが 94% 増加した Monster India(Google検索セントラル)
3.Jobrapido
Googleしごと検索(Google for Jobs)による採用活動を進めた「Jobrapido」は、以前よりも自然検索による流入数が182%増加する結果を出しています。自然検索を経由した新規ユーザーの登録数は395%も増え、求人ページにアクセスしたユーザーの直帰率も35%低下させることに成功しています。
参考:Jobrapido - Google の求人情報検索機能により自然検索トラフィックが 3 倍以上に増加(Google検索セントラル)
Googleしごと検索(Google for Jobs)と無料掲載可能な媒体の比較
Googleしごと検索(Google for Jobs)自体は無料ですが、実際に求人情報掲載するためには採用サイトを使う必要があります。流入数を確保できれば求人サイトを使う採用コストを削減できますが、基本的にある程度の費用はかかると考えておくべきでしょう。
一方で、無料掲載可能サイトを活用すれば、採用サイトを特設する必要がなくなります。例えば「Indeed」などの無料掲載媒体なら、初期費用や掲載費用などが一切発生しない(露出度を増やすオプションにはコストがかかります)ため、コストを気にせず求人情報のネット掲載が可能です。
その他、急な人手不足や突然の人材流出にも対応可能な「タイミー」は、採用活動におけるサポート体制が手厚いため、採用にかかる時間やコスト、作業の手間などを削減したい場合におすすめのサービスとなっています。スピーディーに人材確保が進められるため、即効性のある求人掲載が行えることも魅力です。
このように求人方法にはそれぞれ一長一短があるので、それぞれの特徴を比較して自社に合ったものを選びましょう。
▼無料で掲載できる求人媒体については、こちらの記事も参考にしてみてください。
まとめ
Googleしごと検索(Google for Jobs)は、求人情報を検索結果に表示できる画期的なサービスです。自社の求人情報が多くの求職者の目に触れる可能性があるため、この機会にGoogleしごと検索の特徴と掲載方法を確認してみてはいかがでしょうか。
単発での求人やとにかくスピーディに人材を確保したい場合には、「タイミー」の利用がおすすめです。「この時間だけ働いてほしい」というピンポイントの求人にも対応しているため、採用コストを抑えて必要な人員を確保できます。
この機会にタイミーの特徴も確認し、採用活動を行う際の手法として採用を検討してみてください。
▼タイミーについて詳しく知りたい方はこちら