ハローワークインターネットサービスの特徴とは? 利用のメリットと求人掲載の具体例を紹介
こんにちは。スキマバイト募集サービス「タイミー」ライターチームです。
求人募集をしているけれど、なかなか応募がこない、実際に会ってみたら求める人材とは違っていたなど、採用に時間がかかってしまうケースがあります。そこで近年注目されているのが、オンラインを活用した「ハローワークインターネットサービス」による採用活動です。
この記事では話題のハローワークインターネットサービスの特徴やメリット、求人の掲載事例を紹介します。
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ハローワークインターネットサービスとは
そもそも「ハローワークインターネットサービス」とは、どのようなサービスなのでしょうか。以下では、ハローワークインターネットサービスの基本について解説します。
ハローワークの求人情報をオンラインでチェックできるサービス
ハローワークインターネットサービスとは、パソコンなどからハローワークの求人情報を検索して閲覧できるサービスです。求職者は直接ハローワークに行かなくても求人情報がチェックできるため、効率のよい就職活動が可能になります。
また、企業側は直接ハローワークに出向くことなく、より多くの人に採用活動が行えるため、時間を大幅に短縮できます。
システムの拡張を重ねて便利なサービスに
ハローワークインターネットサービスは、複数回に渡ってサービスの拡張が行われ、さらに便利な求人システムとなっています。スマホやタブレットでの閲覧ができるのはもちろん、求職者ごとにマイページの作成が行えるようになった点が特徴です。
隙間時間を使ってハローワークの求人情報を収集できるようになったため、求職者にとって使いやすいサービスに変わったと話題になりました。システムとしての評価が高まったことで、求人募集を見てくれる人が増え、企業側にとっても採用につながりやすくなっています。
ハローワークインターネットサービスの求人票も中身が一新された
2020年1月に実施されたサービス拡充時には、企業の出す求人票の中身も一新されました。従来よりも掲載できる情報量が増え、写真の添付や地図情報の導入なども可能になったため、求職者により多くの情報を届けられるようになっています。
企業側も「求人者マイページ」と呼ばれる専用ページを使えるようになったため、ハローワークに掲載している求人情報や応募状況など、さまざまな情報をオンラインで簡単に確認できるようになりました。
▼ハローワークでの求人方法については、こちらの記事も参考にしてみてください。
ハローワークインターネットサービスのメリット
ハローワークインターネットサービスを利用することには、さまざまなメリットがあります。以下では、企業がハローワークインターネットサービスを使って採用活動を行うメリットを解説します。
1.会社にいながら求人情報の掲載・確認が可能
ハローワークインターネットサービスを使用することで、採用担当者は会社にいながらハローワークへの求人掲載や記載内容の変更、応募状況の確認などが行えます。従来はこまめにハローワークに出向き、担当者と話をして確認を取る必要がありました。
採用活動のために多くの労力が必要でしたが、ハローワークインターネットサービスの進化によって、現在はスムーズに求人の掲載から採用までの流れを進められるようになりました。
2.直接応募者とコミュニケーションが取れる
ハローワークインターネットサービスで作成できる求人者マイページには、求職者と直接コミュニケーションが取れる機能がついています。オンライン上で直接やり取りが行えるため、採用活動の時間短縮につなげられる点もメリットです。
求職者から送られてきた質問への返答や、簡単な面接のようなコミュニケーションも可能なうえ、合否連絡もそのままインターネット上で行うことができます。
3.求人情報がすぐに公開される
ハローワークインターネットサービスは、作成した求人情報をアップすると即座に公開される点もメリットです。求職者に応募条件などの情報を素早く届けられるため、興味のある人に対して積極的にアピールできます。
求人情報がすぐに公開されるシステムのおかげで、「なるべく早く就職したい」といった求職者からの応募数を増やせる可能性もあります。
ハローワークインターネットサービスの利用方法
ハローワークインターネットサービスを利用するには、いくつかの手続きが必要です。以下では、ハローワークインターネットサービスの利用方法について解説します。
ハローワークインターネットサービスの「求人者マイページ」を作成する
ハローワークインターネットサービスの利用を開始するには、まずハローワークインターネットサービスのトップ画面で「事業所登録・求人申込み(仮登録)」をクリックします。その後「求人者マイページアカウント登録画面」に移行し、メールアドレスの登録と「プライバシーポリシー」「マイページ利用規約」に同意しましょう。
同意が完了すると「アカウント仮登録完了通知」のメールが届くので内容を確認し、「パスワード登録画面」でパスワードと認証キー(アカウント仮登録完了通知に記載されているもの)を入力して「完了」ボタンを押します。
以上の流れで、ハローワークインターネットサービスを利用するための求人者マイページアカウントの登録が完了します。
ハローワークでの事業所や求人の本登録を行う
上記の手続き後、事業所の所在地を管轄しているハローワークが登録内容を確認します。はじめてハローワークを利用する場合、ハローワーク職員による事業所訪問や電話などで求人内容の確認が行われるケースもあります。
管轄のハローワークが事業所・求人仮登録の確認を終えると、、オンライン上に求人者マイページが開設されます。
事業所情報・求人情報の仮登録を行う
求人者マイページの開設されたら、事業所情報・求人情報の仮登録を行います。ハローワークに事業所情報を登録していない場合、「ハローワークに求人を申し込んだことはない」から、「事業所情報を入力」ボタンをクリックしましょう。事業所情報を入力してから、求人情報を入力してオンラインで公開します。
事業所情報を登録している場合には、「新規求人情報を登録」をクリックして、求人情報を入力します。過去に求人を出している場合、「転用可能な求人一覧」の情報源を活用することで、以前に公開した内容を再利用して掲載可能です。
ハローワークインターネットサービスの機能
ハローワークインターネットサービスには、採用活動に役立つさまざまな機能が備わっています。
求人情報の申し込みや修正が可能
ハローワークインターネットサービスの求人者マイページを使うことで、求人情報の掲載が簡単に行えます。申請から実際の掲載までの流れはインターネットだけで完結するため、効率的に採用活動を進めることが可能です。
求人情報の掲載後に内容の修正や追記なども行えるほか、必要に応じて条件などを変更できます。また、自社の外観や取り扱っている商品、社内の写真やパンフレットなどの画像を登録して公開する機能を使うことで、求職者に職場や仕事のイメージがより伝わりやすくなるでしょう。
応募情報の確認やコミュニケーションが行える
ハローワークインターネットサービスなら、自社の求人に応募した人の志望動機や応募書類などの情報を、ネット上からいつでも確認可能です。応募した求職者とメッセージ機能によるコミュニケーションが取れるため、不明点を確認したり、面接の日時を調整したりといったこともスムーズに行えます。
最終的な合否連絡などもメッセージを使って行えるため、採用活動に必要な作業を簡略化できます。
求職者の情報を検索できる
ハローワークインターネットサービスでは、求職者が自身のマイページで公開している情報を検索できます。例えば経歴、専門知識、資格などの情報を絞り込んで検索できるため、求める人材を見つけやすいのが魅力です。
検索を実施した結果、気になる人材を見つけた場合にはハローワークに相談することで、求職者に連絡して交渉することができます。
ハローワークインターネットサービスで求人票を出す際の具体例
ハローワークインターネットサービスに公開する求人票を作成する際には、以下の具体例を参考にしてみてください。
会社の特長欄を充実させる
ハローワークインターネットサービスの求人情報には、「会社の特長」という項目があります。この項目に経営方針、教育訓練制度、職場の雰囲気(写真など)、商品の事例などを掲載することで、求職者の興味を引く求人を公開できます。
例えば以下のような具体例が、求人票の特長欄を充実させる際の参考になるでしょう。
- 当社は◯◯で有名な企業ですが、“環境にやさしい企業”を目指して、日々技術開発に取り組んでいます
- 少人数ですが、社員個々の実力が十分発揮でき、年功序列に関係なく昇進やスキルアップができます
応募したくなる求人へ! ~わかりやすい求人で、より良い人材の確保を目指しましょう!~(ハローワーク インターネットサービス)より引用
仕事の内容はなるべく詳細に記載する
求人への応募者がどんな仕事を担当するのかイメージしやすくなるように、求人票における「仕事の内容」の欄も詳細に記載するのがポイントです。例えば「当社商品の営業」だけでなく「得意先への定期的営業」や「当社の〇〇商品の販売営業」など、なるべくイメージがしやすいように表現しましょう。
仕事に必要な免許、資格、技能、経験などがある場合には、明確に記載して誤解を生まないように気をつけることも重要です。
賃金は正確かつ分かりやすく記載する
求人情報の賃金に関する項目には、「基本給」「定額的に支払われる手当」「固定残業代」「その他の手当等付記事項」など複数の種類があります。それぞれの内容が正確かつ分かりやすく記載されていないと、求職者は不安になって応募を躊躇する可能性があるので注意が必要です。
求人票には「昇給」「賞与」の欄もあり、、明確な基準などがある場合には詳細を記載しておくことで求職者に判断材料を提供できます。ただし、誇張表現や曖昧な表現は誤解を生む原因になるため、記載方法には十分注意しましょう。
<記入・入力例>
[賃金支給例:総支給額(各種手当を含む総支給額。通勤手当は除く。)]
未経験者:18万円(世帯有21万円から)
経験者:総額25万円以上(当社基準に基づく経験評価による。)
(具体例)35歳 同業他社経験10年 総支給額30万円 残業手当20時間/月で約5万円
応募したくなる求人へ! ~わかりやすい求人で、より良い人材の確保を目指しましょう!~(ハローワーク インターネットサービス)より引用
福利厚生や研修制度などが充実している場合にはアピール材料として利用する
福利厚生や研修制度が充実していることをアピールすれば、応募者を増やせる可能性が高まります。例えば「長期休暇がある」「〇〇週間の実習を行っている」「専用プログラムで段階的な研修を行っている」など、実際に社内で採用している制度を紹介するのもポイントです。
また、採用後に「試用期間」がある場合には、その期間中の待遇について明確に記載しましょう。
▼ハローワークでの求人方法については、こちらの記事も参考にしてみてください。
まとめ
採用活動を行う際には、ハローワークインターネットサービスを上手に活用することもポイントです。ハローワークから情報を取得して就職活動を行っている人は決して少なくないため、積極的にアピールすることで自社への応募者を増やすことができるでしょう。しかし、ハローワークインターネットサービスだけでは、急な人手不足などに対応することは難しいかもしれません。
そこで最短1分で求人掲載が完了し、7秒という短時間で人材を見つけられる隙間バイト募集サービス「タイミー」の利用がおすすめです。ハローワークと同様に、タイミーも求人掲載費用が無料となっているため、初期費用をかけずにで採用活動を進められます。
この機会に、突然の人手不足にも対応できるタイミーの利用もあわせてご検討ください。