自社に合う人材募集の方法とは?募集方法の一覧や採用を成功させるポイントも解説
こんにちは。スキマバイト募集サービス「タイミー」ライターチームです。
人材募集の方法にはさまざまな種類があります。すべての募集方法を実行する必要はなく、自社に合ったものを採用することが大切です。
この記事では、人材募集の方法を詳しく紹介します。募集方法ごとに、おすすめの企業やメリット・デメリットを解説するので参考にしてください。
目次[非表示]
- 1.人材募集方法の一覧
- 2.ハローワーク
- 2.1.ハローワークのメリット
- 2.2.ハローワークのデメリット
- 3.求人紙媒体
- 3.1.求人紙媒体のメリット
- 3.2.求人紙媒体のデメリット
- 4.検索エンジン
- 4.1.検索エンジンのメリット
- 4.2.検索エンジンのデメリット
- 5.店頭張り紙・ポスティング
- 5.1.店頭張り紙・ポスティングのメリット
- 5.2.店頭張り紙・ポスティングのデメリット
- 6.学校(大学・専門学校)訪問
- 7.自社採用ページ
- 7.1.自社採用ページのメリット
- 7.2.自社採用ページのデメリット
- 8.Web媒体(求人サイト)
- 8.1.Web媒体(求人サイト)メリット
- 8.2.Web媒体(求人サイト)のデメリット
- 9.社内紹介制度
- 9.1.社内紹介制度のメリット
- 9.2.社内紹介制度のデメリット
- 10.SNS(ソーシャルリクルーティング)
- 11.有料職業紹介会社
- 11.1.有料職業紹介会社のメリット
- 11.2.有料職業紹介会社のデメリット
- 12.フェア・イベント
- 12.1.フェア・イベントのメリット
- 12.2.フェア・イベントのデメリット
- 13.人材派遣
- 13.1.人材派遣のメリット
- 13.2.人材派遣のデメリット
- 14.人材募集を成功させるポイントとは
- 14.1.しっかり採用設計を立てる
- 14.2.自社の強みを洗い出す
- 14.3.自社に合う人材募集の方法を選定する
- 14.4.必要であれば会社の経営を見直す
- 15.まとめ
人材募集方法の一覧
人材を募集する際は、採用費用、採用までのスピード、採用担当者の負担、応募者の専門性や質、雇用形態などによって募集方法を使い分ける必要があります。
以下に人材募集方法を一覧化しました。人材募集方法を決めるにあたり重視したい項目について、△・○・◎の3段階で評価しています。
採用コスト |
採用スピード |
人材のスペック |
担当者の負担 |
|
---|---|---|---|---|
ハローワーク |
◎ |
◯ |
△ |
◯ |
求人紙媒体 |
△ |
◯ |
◯ |
◯ |
検索エンジン |
◎ |
◯ |
◯ |
◯ |
店頭張り紙・ポスティング |
◎ |
◯ |
◯ |
◯ |
学校(大学・専門学校)訪問 |
◎ |
△ |
◯ |
△ |
自社採用ページ |
◯ |
◯ |
◯ |
△ |
Web媒体(求人サイト) |
△ |
◎ |
◯ |
△ |
社内紹介制度 |
◯ |
△ |
◎ |
◯ |
SNS(ソーシャルリクルーティング) |
◎ |
△ |
◯ |
△ |
有料職業紹介会社 |
△ |
◎ |
◎ |
◎ |
フェア・イベント |
△ |
◯ |
◯ |
△ |
人材派遣 |
△ |
◎ |
◯ |
◎ |
以降では、それぞれの人材募集方法について評価に至った理由を解説します。
ハローワーク
ハローワークは、就職困難者を支援するセーフティネットの役割を担う厚生労働省の機関です。地元の人材を採用したい企業や、採用費用を抑えたい企業にはハローワークがおすすめです。
ハローワークのメリット
ハローワークは無料で求人情報を掲載でき、掲載した情報は検索エンジンにも反映されます。また、雇用した人材によっては、トライアル雇用助成金などがもらえる場合もあります。
ハローワークのデメリット
ハローワークの求人票は記載方法の制限が厳しく、職場の魅力をアピールしきれない場合があります。また、応募者のスキルや特性がばらつきがちという傾向があります。
求人紙媒体
無料のフリーペーパー、有料の求人情報誌、新聞の求人広告欄、折込チラシなどが求人紙媒体として挙げられます。地域を重視して人材を募集したい会社や、飲食店などのサービス業には、求人紙媒体がおすすめです。
求人紙媒体のメリット
エリア別に配布すれば、エリアを絞って求職者にアプローチできます。また、専門誌を活用すれば、特殊なスキルや経験を持つ人材に効率よくアピールできます。
求人紙媒体のデメリット
有料の媒体を選ぶと、採用できなくても数万から数十万円ほどの費用がかかります。掲載欄のスペースによっては、求職者に対し十分な情報を提供できない場合もあります。
検索エンジン
ここでの検索エンジンとは、IndeedやGoogleしごと検索など、求人情報に絞った検索エンジンを指します。無料でも利用できるので、採用費用を抑えたい企業におすすめです。
検索エンジンのメリット
検索エンジンは、基本的に無料で利用できます。また、検索エンジンで仕事を探す求職者は多く、活用すると応募者の増加が見込めます。
検索エンジンのデメリット
掲載順位を上げたいときは、有料プランを選択する必要があります。加えて、求人情報に加え自社サイトも表示させるには、検索エンジンが指定するクローリング条件を守らなければなりません。
店頭張り紙・ポスティング
店頭張り紙・ポスティングを行う際は、自社で人材募集の用紙を作成し、店頭掲示やポスティングで公開します。店舗の近くに住む人を採用したい企業におすすめです。
店頭張り紙・ポスティングのメリット
店頭貼り紙の場合は、紙やペンなどの消耗品費や印刷費のみのため、費用を抑えられます。ポスティングも、配布エリアを絞れば人件費の削減につながります。
店頭張り紙・ポスティングのデメリット
店頭貼り紙のみでは、訪問者数や貼り紙の印象によっては応募が集まらない場合があります。また、ポスティングの投函先からクレームがくる恐れがあるため注意が必要です。
学校(大学・専門学校)訪問
学校訪問では、大学・高校・専門学校などに採用担当者が出向いて求人票を出します。
学校(大学・専門学校)訪問のメリット
学校訪問では、採用費用を抑えつつ希望する専門性を持つ人材にアプローチできます。学校側の担当者とよい関係性を築けると、求める人材を継続して集められる可能性があります。
学校(大学・専門学校)訪問のデメリット
学校訪問では、応募数を予測しにくい傾向があります。また、お願いをする学校が増えるにつれ、現場に赴く採用担当者に負担がかかります。
自社採用ページ
自社採用ページでは、ホームページや求人専用のサイトを作って人材を募集します。企業理念や社風などをしっかり伝えたい企業や、すでに採用ページがある企業におすすめの人材募集方法です。
自社採用ページのメリット
自社採用ページは、掲載できる情報量に制限がありません。企業の詳細を伝えられると、雇用のミスマッチを防げます。さらに、情報をこまめに修正・更新できる点も自社採用ページのメリットといえます。
自社採用ページのデメリット
SEO対策をしなければ自社採用ページは検索エンジンの上位表示されず、求職者に見てもらえません。修正・更新が多いほど、採用担当者の負担が増えます。また、サイトのメンテナンス費用もかかります。
Web媒体(求人サイト)
マイナビやリクナビなどの求人サイトを利用して、人材募集するという手段もあります。新卒採用など、短期間に多くの人材を集めたい企業におすすめです。
Web媒体(求人サイト)メリット
Web媒体は、求職者がいつでも求人情報を閲覧できます。求職者が興味ある企業をスクリーニングでるため、雇用のマッチングが期待できます。
Web媒体(求人サイト)のデメリット
Web媒体への掲載は有料であり、求人を掲載した時点で費用が発生するタイプと、採用が決定した時点で成果報酬を支払うタイプがあります。また、採用担当者は応募者とのやり取りに追われがちです。
社内紹介制度
縁故採用やリファラル採用とも呼ばれる社内紹介制度は、従業員などから人材を紹介してもらう人材募集方法です。ロールモデルとなる信頼できる従業員がいる企業や、採用費用を抑えたい企業などにおすすめです。
社内紹介制度のメリット
社内紹介制度を利用すると、採用活動の手間を省け、条件に合う人材を採用しやすくなります。また、紹介者と付き合いがある人を採用するため、人となりを知った上で採用できます。
社内紹介制度のデメリット
紹介してもらった人材を不採用にすると、紹介者との関係に影響する恐れがあります。また、紹介に関する報奨金は、賃金または給料として支払う必要があるなど、制度の詳細を調べる手間も発生します。
SNS(ソーシャルリクルーティング)
InstagramやTwitterなど、SNSを使った人材募集もあります。SNSで情報を発信するノウハウがある企業や、今すぐに採用しなくても構わないと考える企業におすすめです。
SNS(ソーシャルリクルーティング)のメリット
有料の広告を使わない限り、SNSでは基本的に無料で情報配信が可能です。発信する内容しだいで求職者にブランドイメージを伝えやすく、雇用のマッチングを向上できます。
SNS(ソーシャルリクルーティング)のデメリット
SNSを使った方法は、短期間で応募者を集めたい企業には不向きです。緊急時の欠員補充には、別の人材募集方法をおすすめします。
有料職業紹介会社
有料人材紹介会社に人材を紹介してもらう方法も検討しましょう。有料職業紹介会社は専門性や質を重視して人材募集したい企業や、管理職や技術職など特殊なスキルを持つ人材を求める企業におすすめです。
有料職業紹介会社のメリット
有料職業紹介会社を利用すると、手間なく人材募集できます。さらに、有料職業紹介会社のスタッフがあらかじめ人材を評価しているため、人材の質がある程度担保されます。
有料職業紹介会社のデメリット
正式に契約が決まると、有料職業紹介会社に紹介料を支払う必要があります。また、採用担当者にスキルやノウハウが身につきにくいといった一面もあります。
フェア・イベント
フェア・イベントとは、採用イベント・合同企業説明会・オンラインイベントなどの人材募集方法です。知名度が低い企業や、自社の魅力をうまく伝えられる採用担当者がいる企業に適しています。
フェア・イベントのメリット
求職者と直接コミュニケーションを取れるフェア・イベントでは、採用担当者の手腕しだいで面接に進む応募者を増やせます。
フェア・イベントのデメリット
フェア・イベントは参加費用が高く、費用対効果が得られない恐れがあります。
人材派遣
人材派遣とは、人材派遣会社からスタッフを派遣してもらう方法です。一時的に人員の補充が必要になった企業や、繁忙期と閑散期の変動が激しい企業に向いています。
人材派遣のメリット
派遣スタッフは派遣会社に雇用されているため、自社では社会保険料などを負担する必要がありません。また、必要なときにのみ、素早く人員を補充できます。基本的なスキルを有する人材が派遣されるため、即戦力を得られる点もメリットといえます。
人材派遣のデメリット
直接雇用のパートなどと比べると、派遣スタッフには費用がかかりがちです。派遣スタッフを利用すると、報酬に加え派遣会社へのマージンも発生するためです。また、自社でスタッフを選考できないため、ミスマッチにつながる恐れもあります。
人材募集を成功させるポイントとは
自社にあった人材を集めるために、募集方法をしっかり検討しましょうましょう。ここでは、人材募集を成功させるポイントを解説します。
しっかり採用設計を立てる
採用したいターゲットによって、よく見る求人媒体や響く内容は変わります。ターゲットを明確にしたうえで、ペルソナを設定してから具体的な人材募集方法を決めましょう。
自社の強みを洗い出す
求人を出すときは、自社の強みをわかりやすく求職者に発信する必要があります。業務の魅力に加え、企業理念や風土など働いてみないと分かりにくい部分も言語化を試みましょう。また、報酬や勤務地、労働時間、福利厚生など求職者が知りたい情報も漏らさず提供してください。
自社に合う人材募集の方法を選定する
自社に合う人材募集方法は、企業ごとに変わります。採用担当者の手間を省きたいなら、人材紹介や人材派遣などを活用しましょう。費用を抑えたいならハローワークやSNSなどが向いています。人材の質にこだわるなら、社内紹介制度や有料職業紹介会社などがおすすめです。
必要であれば会社の経営を見直す
経営が成り立っていなければ、人材募集には成功しても固定化に失敗する恐れがあります。必要に応じて企業ビジョンを明確にし、経営を見直しましょう。企業の魅力に応じて、応募者が集まる可能性があります。
まとめ
人材募集には、さまざまな方法があります。自社に合う方法に絞り、効率よく採用活動を実施しましょう。募集前に採用設計を立て、自社の強みを洗い出すこともポイントです。即戦力の人材をすぐに獲得したい企業には、タイミーがおすすめです。
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