高校に求人票を出すには?一般と異なる求人の流れやポイントを解説
こんにちは。スキマバイト募集サービス「タイミー」ライターチームです。
高校生を採用する際の求人票は、一般の採用活動と異なります。そのため、求人票の違いを理解した上で、高校生用の求人票を作成する必要があるでしょう。
この記事では、高校へ求人票を出す手順やポイント、求人票の記載項目などを詳しく紹介します。ぜひ参考にしてください。
目次[非表示]
- 1.一般と高校の求人票の違い
- 2.高校へ求人票を出す手順
- 3.高校向け求人票の記載項目
- 4.高校に求人を出すポイント
- 4.1.求人票は直接訪問で届ける
- 4.2.採用パンフレットも同封する
- 4.3.職場見学の案内も送付する
- 5.まとめ
一般と高校の求人票の違い
一般の求人と高校生の採用活動はスケジュールの流れが大きく異なります。採用までの一連のスケジュールが明確に定められているため、そのスケジュールに則って採用活動を行う必要があります。高校生は「学業に集中するため」「未成年で判断ができないため」などの理由からこのようなルールが設けられています。
高校へ求人票を出す手順
ここでは、高校へ求人票を出す手順について紹介します。
【4~5月】ハローワークに説明会参加有無を確認する
ハローワークの求人申込受付が実施される前に、説明会へ参加する必要があるかどうかを確認しましょう。自治体によっては説明会への参加が求人票を発行する条件になっている場合があります。こちらは、管轄の公式HPを閲覧することで確認できるため、高校生を採用したい場合は、事前に確認しておくことをおすすめします。
一般的には4~5月に説明会が開催されますが、地域によってはより早いタイミングで実施されることもあるため、注意が必要です。
【6月中旬】ハローワークに求人申込
ハローワークの申し込みは6月1日から行われます。求人の申し込みと登録申請を行うと、高校生専用の求人票が発行されます。求人票の登録は7月を過ぎても可能ですが、申請を行った企業から順に求人票が交付されるため、早めに採用活動を進めたい場合は、6月中旬ごろにハローワークへ求人申請を出しましょう。
【7月以降】求人票のコピーを学校へ送付
ハローワークから求人票を受け取れるのは原則7月1日以降です。その後、受け取った求人票を作成、コピーし高校へ送付します。高校へ送付する場合は、郵送でも直接持ち込みでも問題ありませんが、実際に高校へ持ち込むことで情報が伝わりやすく親切です。
また、高校へ求人票を持ち込む場合は、職場見学に関する情報も公開しておくとよいでしょう。
高校向け求人票の記載項目
広告向けの求人票はどのように記載すればよいのでしょうか。ここでは、求人票に記載する8つの項目について紹介します。
雇用形態
1つ目の記入事項は、雇用形態についてです。雇用形態には「正社員」「アルバイト」「有期雇用派遣」など明確に記載する必要があります。
職種・業種
2つ目は職種に関する項目です。会社の職種、業種に関して記載します。高校生は人生で初めて従事する仕事であるため、なるべく詳細に記載しましょう。例えば「本社及び支店の事務職員としてパソコンで作業する。イベント企画書類補助業務や物品管理、給与事務を行う」など、一目見てわかるように記載することが重要です。この項目を確認し、興味や趣味が合うかを決めるため、できる限り詳細まで記載しましょう。
就業場所
入社後、実際に働く場所を記載します。ここで重要なことは、「事業所所在地」ではなく、実際に働く場所を記載することです。この記載を確認し、どのように通勤するかを決めるため、例えば、駐車場の有無や転勤の可能性なども記載することが重要です。
加入保険や福利厚生
加入保険や福利厚生などについても記載します。具体的には、次のような項目を記載することになります。
- 労災保険
- 健康保険
- 雇用保険
- 厚生年金
- 勤労者財産形成促進制度などについて
- 退職金共済など
また、その他、会社独自で行っている福利厚生がある場合は、その内容についても記載しましょう。
賃金など
給料がどのような形で支払われるのかを記載する項目です。一般的な求人票と同様に、基本給、固定残業代、手当など、通常の求人票と同様に詳しく記載する必要があります。
ハローワークから出される実際の求人票では「基本給」「固定残業代」「手当」に関して項目が分かれているため、それぞれ分けて記載する必要があります。また、基本給を記載する場合は以下のいずれかを記載しましょう。
- 月給
- 日給
- 時給
- 年棒
ちなみに、賃金の記載については、現行・確定のいずれかを選ぶことになります。「現行」の場合は、採用予定者の賃金が確定しておらず、過去のデータを参照していることを示し、「確定」の場合は、採用予定者の賃金が既に決まっていることを意味します。
就業時間
就業時間に関する規則を記載します。具体的には、通常勤務であれば就業時間を細かく記載し、変動があるならその旨も記載します。また、フレックスタイム制の場合も、補足説明としてフレックスタイムの就業時間帯を明記することが重要です。
時間外労働など
時間外労働などの項目には、平均時間外労働時間や休日なども明記します。また、特別条項付きの36協定を締結している場合は「○○のとき(特別な事情)は、1日○時間まで、○回を限度として1ヶ月○時間まで、1年○時間までできる」などと具体的に示す必要があります。
※参考:求人申込書の書き方|厚生労働省
青少年雇用情報
青少年雇用情報には、可能な限り全ての情報を記載する必要があります。A4用紙の約半分を占める記載が必要で「従業員の平均年齢」「離職者数」「研修の有無及びその内容」などの項目があります。具体的には、次のような項目を埋めていくことになります。
- 募集・採用に関する情報:過去3年分の離職者数と、平均勤続年数を記載します。
- 職業能力の開発及び向上に関する取組の実施状況:研修の有無やメンター制度を導入しているかなどを記載します。
- 職場への定着の促進に関する取組の実施状況:給休暇の取得状況や残業時間、育児休暇の取得状況を記載します。
高校に求人を出すポイント
高校に求人を出す場合、どのようなポイントに注意すればよいのでしょうか。ここでは、主な3つのポイントについて紹介します。
求人票は直接訪問で届ける
1つ目のポイントは、求人票を直接訪問で届けることです。求人票は郵送でもよいですが、直接高校へ届けた方が正しい求人情報を伝えやすいでしょう。また、高校の先生に対して「会社の魅力」や「どのような企業か」などを伝えられれば、生徒にイメージを伝えてくれる可能性が高いです。
ただし、高校の先生はスケジュールが忙しいため、その点を考慮し、学校訪問する際は失礼のないよう時間を取らせない工夫を施すことが重要です。
採用パンフレットも同封する
求人票を届ける際は、採用パンフレットを同封することが望ましいです。可能であれば、学校訪問の際に書類を持参することをおすすめします。持参する書類に「この会社で働きたい」と思わせるような内容が記載されていると、高校生に自社の魅力を伝えやすいです。
職場見学の案内も送付する
職場見学の案内も同時に送付することをおすすめします。会社の雰囲気を感じられるイベントが開催されていることで、興味を持って参加する高校生が現れるケースもあります。
まとめ
本記事では、高校へ求人票を出す手順や、求人のポイント、求人票の記載項目などを詳しく紹介しました。高校へ求人を出す場合は、一般的な求人と大きくスケジュールが異なります。また、求人票の書き方も大きく異なります。本記事の内容も参考に、高校へ求人票を出す準備を進めてみてください。
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